東北芸術工科大学教授、鹿野護氏の主宰する「未来派図画工作」は2月7日、ゲーム『大歳ノ島』の映像を公開した。
本作は、架空の島の「正月」の行事を描いたゲームで、東北の民族伝承をテーマとした作品となっている。主人公となるのは仮面をかぶった4人の異形で、彼らが山頂で出会い御供物をするとき「島は生まれ変わる」という言い伝えを体験する物語になるという。
ゲーム中では複数のキャラクターを切り替えながらオープンワールドで表現された「大歳ノ島」を探索していくようだ。今回公開された映像からは、Unreal Engine 5で制作された美しい島の自然と、そこで味わえる神秘的な「吉祥」の様子をうかがうことができる。
また「海坊主」、「鬼火」、「カマイタチ」といった「畏怖」の象徴たちも登場。硬貨のようなものを供え「祓う」ようなシーンが見受けられた。
本作は2月8日から2月13日にかけて「東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作展」にて展示される。なお、同展は2月11日以降は事前予約制となっており、こちらはすでに定員に達したため受付を終了している。