2月25日(金)に発売されたばかりのフロム・ソフトウェアのアクションRPG『エルデンリング』。Steam版の同時接続プレイヤー数が76万人を超えるなど、全世界で多くの人がプレイして、賑わいを見せている。
同社の『ダークソウル』シリーズを受け継いだ高難易度が特徴の本作だが、やはり本作にもさまざまな仕掛けや強敵が待ち構えており、プレイしはじめた人が「あるトラップ」に対して、阿鼻叫喚の悲痛な反応が見られている。
この記事にはゲーム内容に関するネタバレが含まれています。
本作の舞台は「狭間の地」。オープンなフィールドで描かれており、美しい場所があれば不気味な景観も広がるなどさまざまなバリエーションに富んでおり、探索すればするほど新しい発見がある大地だ。
フィールドの死角となっている場所では「地下への階段」や「洞窟」がときおり隠れており、見つけてしまうと誘われるようにふらふらと入ってしまうことだろう。その奥には見知らぬアイテムやクリーチャーが待ち構えており、胸が高まる瞬間だ。
本作には、こうしたプレイヤーの好奇心を逆手にとったさまざまな罠が潜まれている。そのなかのひとつ「転送罠」は、序盤に遭遇する可能性があるトラップとしてとては、非常に厄介で多くのプレイヤーが苦しめられている反応がSNSで見られている。
「転送罠」とは宝箱を開けた瞬間に発動し、煙のようなもやが発生して特定の遠い場所に飛ばされてしまう罠のことだ。
具体的な場所は控えるが、実はゲームのはじまりの地である「リムグレイブ」には、「転送罠」が仕掛けられている宝箱がある。死闘の果てに体力が減り、目の前にはひとつの宝箱。戦いのご褒美となるアイテムを回収して「さて、祝福のポイントに戻ろうか」と安堵したときが運の尽きだ。
宝箱を開けた瞬間、プレイヤーが気が付くと見たこともない洞窟のボロ小屋に立っているのだ。そして、そこから外に出るようなものなら、遠距離攻撃で四方八方から攻撃にさらされ、パニック状態となるだろう。
攻撃を防ぐため、すぐさま小屋に戻るも敵の追撃にさらされ、「YOU DIED」の文字が浮かぶのは必至だ。しかも恐ろしいことに死んでも再スタートとなるのは小屋の中であり、出たら死ぬ、出たら死ぬを繰り返す、“死の永久機関”の状態となる。
床には大量の「血痕」とともに「帰りたい…」のメッセージ。まさにプレイヤーの心象を代弁した誰かの悲痛の叫びといえるだろう。
もちろんこうした絶望的状況は「詰み」ではないので落ち着いて対処していこう。攻略法としては、敵を無視して、ひたすら出口を目指して走り続けることだ。実はこの「転送罠」もデメリットばかりではない。はるか遠くに飛ばされるため、行動範囲が一気に広がるのだ。洞窟の出口にある「祝福」の利便性も見逃せない。
なお「転送罠」も発動した瞬間、後ろに素早く下がれば回避することができる。罠を逆手に取るか、最初から避けてしまうのかはプレイヤーの咄嗟の判断次第だが、敵や罠にはこれからも気を付けて攻略していきたいところだ。