KADOKAWAは、丸山くがね氏原作による小説『オーバーロード』のアニメ版を原作とする2Dアクションゲーム『OVERLORD: ESCAPE FROM NAZARICK』について、発売を2022年の夏に予定していると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)とNintendo Switch。本発表にあわせて、主要キャラクター「アルベド」とのボス戦を収録した最新のゲームプレイ映像や海外ファンへ向けた英語版の公式Twitterアカウント(@overlord_escape)も公開されている。
原作の『オーバーロード』は、架空のMMORPG「ユグドラシル」を遊んでいたプレイヤー“モモンガ”ことアンデッドの「アインズ・ウール・ゴウン」が、運営するギルドの本拠地「ナザリック地下大墳墓(ちかだいふんぼ)」とともに転移された別世界でほかのプレイヤー探しと世界征服を進めていくダークファンタジー作品である。過去には四コマ漫画を含む2度のコミカライズ化にくわえて、iOS、Android向けRPG『MASS FOR THE DEAD』やNintendo Switch用パズルゲーム『PICROSS LORD OF THE NAZARICK』も配信された。
また、アニメの分野ではテレビアニメを第3期まで放送。過去には総集編・短編の劇場アニメやOVA、スピンオフおよびクロスオーバーのミニアニメも展開されたほか、2022年には第4期の放送も予定されている。
今回の『OVERLORD: ESCAPE FROM NAZARICK』は、原作・アニメ版における敵キャラクターの戦士「クレマンティーヌ」を主人公に、失われた記憶を取り戻しながらナザリックからの脱出を目指す物語が描かれる。本作は横スクロールの画面でマップの開拓を進め、見つけたアイテムや能力でさらに探索範囲を広げていく、いわゆる“メトロイドヴァニア”と呼ばれるジャンルの作品となっている。
発表によると、作中では“パルクールアクション”やキャラクターの特性を生かした「武技」や魔法が搭載されており、スピーディーにステージを踏破できるという。開発はニンテンドーDS用ソフト『あつめて!カービィ』や家庭用ゲーム機版『ご当地鉄道〜ご当地キャラとにほん全国の旅〜』の制作に携わったエンジンズが手がけているようだ。
Steamではすでにストアページも公開されているので、興味があればウィッシュリストに登録してアニメ公式Twitterアカウント(@over_lord_anime)からの続報を待っておくとよいだろう。