ユービーアイソフトがクラウドを使ったゲーム開発技術「Ubisoft Scalar」発表、プレイヤーおよび開発者が使用しているマシン単体の処理能力を超えてゲームにアクセス

 ユービーアイソフトは、クラウドネイティブなゲーム開発技術「Ubisoft Scalar」を発表した。

 「Ubisoft Scalar」は、ユービーアイソフト社のゲームエンジンの自由度、拡張性、柔軟性をクラウドコンピューティングの力で発展させ、ゲーム開発におけるハードウェアによる制限を取り除く新たなテクノロジー。

 本技術を応用したゲームであれば、これまで実現できなかった高度なシミュレーションやマップの環境表現などが実現可能となるという。

 従来のゲームエンジンのAI、オーディオ、物理計算などをクラウド上に配置しており、プレイヤーおよび開発者が使用しているマシン単体の処理能力を超えて、潜在的に制限のない数のマシンへ分散することができるモデルとなる。

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(画像はYouTube「Ubisoft Scalar Announce Trailer_ A Cloud Native Technology」より)
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(画像はYouTube「Ubisoft Scalar Announce Trailer_ A Cloud Native Technology」より)
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(画像はYouTube「Ubisoft Scalar Announce Trailer_ A Cloud Native Technology」より)
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(画像はYouTube「Ubisoft Scalar Announce Trailer_ A Cloud Native Technology」より)

 また完全なクロスプラットフォームの拡張性を持つため、新しいタイプのゲームや大規模なソーシャル体験等で数百万人が同じバーチャル環境に集まることが可能となる。

 ユービーアイソフトは「このクラウドのテクノロジーによって最適化されたシステムにより、ゲームの世界を次の段階へ押し上げます。つまりプレイヤーの行動がゲーム環境に即座に反映、且つ持続性を持つことができるようになり、新しい形の創造的なゲーム体験を提供できるようになります」としている。

 ゲーム開発者、プレイヤーの双方の視点から、クラウド技術を使った新たなゲーム体験が実現できそうだ。

 なお、「Ubisoft Scalar」を中心的に開発したUbisoft Stockholmでは、本技術を最大限に利用した新しいIPを開発中とのこと。こちらの続報にも期待したい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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