バンダイナムコ研究所は本日4月28日に人間の3DモーションデータをGitHubで無料公開した。歩行やダンスなどのモーションを合計約42万フレーム分の量になっている。
バンダイナムコ研究所はゲームや映画といったメディアはリアルで表現力豊かなキャラクターアニメーション表現を追求しており、多様なスタイルのモーションをAIで生成することに長年の関心があり、コンテンツ制作の規模が大きくなるにつれ、モーションキャプチャなどの方法を使用した収録で多様なモーションを揃えられなくなる将来が予想されると説明。
今回公開されたデータセットは2種類存在しており、ひとつは主に日常動作、格闘、ダンスなどの動作を、動作している人間のスタイルごとに演じ分けた収録したもの。もうひとつは主にロコモーションや手の動きなどを、動作している人間のスタイルごとに演じ分けた収録したもの。合計で42万フレーム分の量となっている。
各データセットは、バンダイナムコ内のモーションキャプチャスタジオで収集された3人のプロのモーションアクターの動きに基づいており、ノイズ除去、プロポーションの整形、クリッピングなどの後処理が適用されている。
ライセンスに関しては、利用の際にクレジットを表示し、非営利でのみの利用、内容を改変しなければ良いとのこと。
ゲーム産業やCGに興味のある方であればぜひチェックしていただきたい。