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セガサミーホールディングスが2022年3月期の決算を発表。『ソニックカラーズ アルティメット』『ロストジャッジメント』などの新作が順調に推移、大幅な増収増益を達成

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 セガサミーホールディングスは5月13日(金)、2022年3月期の決算を発表した。

 当期の業績については、売上高が3209億4900万円(前期比15.6%増)、営業利益は320億4200万円(同389.0%)増、経常利益は333億4400万円(前期は経常利益17億1500万円)、純利益370億2700万円(前期純利益は12億7400万円)となり、大幅な増収増益を達成した。

 ゲームをはじめとするエンタテインメントコンテンツ事業では、コンシューマ分野において、リマスタータイトルの投入やサブスクリプションサービスへの対応など「既存IPのグローバルブランド化」に取り組んだとされる。

 新作としてを発売された『ソニックカラーズ アルティメット』『LOST JUDGEMENT:裁かれざる記憶』『真・女神転生V』などが好調に推移し、累計の販売本数は2720万本(前期は4177万本)に達した。また基本プレイ無料の既存タイトル『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』も好調に推移したという。

 アミューズメント機器分野については、劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』を公開したほか、映像制作や配信にともなう収入などを計上。玩具においては「カメラもIN!マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコンプレミアム」「鬼滅の刃POD」などの製品を展開し、結果として売上高2359億3700万円(前期比8.3%増)、経常利益は368億6100万円(同32.0%増)となった。

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(画像はニンテンドーeショップ『ソニックカラーズ アルティメット』より)

 遊技機事業では、ラインナップの見直しによる「ヒットの創出」や開発効率の向上による「事業効率の向上」に取り組んだとされる。パチスロ遊技機については過去作のリバイバル『パチスロアラジンAクラシック』などを販売し、7万7000台(前期は3万5000台)の販売を達成した。パチンコ遊技機においては主力シリーズの最新作『P北斗の拳9 闘神』などを展開し、9万7000台(前期は6万9000台)を販売している。

 結果として売上高は758億6800万円(前期比42.6%増)、経常利益は102億8200万円(前期は経常損失113億3200万円)となっている。

 リゾート事業に関しては「フェニックス・シーガイア・リゾート」において「Go Toトラベル事業」効果を取り込んだ前年同期を上回るなど、個人客についての需要の高さが見られたという。しかし、東京都だけでなく宮崎県などでも約6割の日数が緊急事態宣言などの発出期間となり、施設利用者数は2020年3月期と比較して9.4%減少している。 

 以上の結果、売上高は86億6300万円(前期比37.1%増)、経常損失は67億3800万円(前期は経常損失89億7900万円)を記録した。

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(画像は「フェニックス・シーガイア・リゾート」公式サイトより)

 今後、エンタテインメント事業については長期目標「グローバルリーディング コンテンツプロバイダー」を目指し、コンシューマ分野を中心に経営資源を投入していく構えだ。

 コンシューマ分野では、『ソニック』シリーズの過去作のデジタルリマスター版『ソニックオリジンズ』や大型新作『ソニックフロンティア』の発売を予定しており、映画やNetflixなどにおけるメディアミックス強化も実施して販売拡大に注力していくとのこと。また『ソウルハッカーズ2』『Two Point Campus』をはじめとする新作タイトルを投入予定であり、リピートタイトルについても増加する見込みである。

 アミューズメント機器分野においては「UFOキャッチャー」シリーズやプライズ景品の販売を実施するほか、新作メダルゲーム機「ホリアテール」の発売を予定しているという。また映像分野では、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』などの新作映画の配分収入も予定しているようだ。

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(画像はYouTube『ソニックフロンティア』ティザートレーラーより)

 以上を踏まえ2023年3月期の業績については、売上高3750億円(前期比16.8%増)、営業利益400億円(同24.8%増)、経常利益は400億円(前期比20.0%増)、純利益は280億円(同24.4%減)を見込む。詳細については、セガサミーホールディングスのIRライブラリページを参照されたい。

編集者
オーバーウォッチを遊んでいたら大学を中退しており、気づけばライターになっていました。今では格ゲーもFPSもMOBAも楽しんでいます。ブラウザはOpera

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