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インスタントカメラで悪魔と戦うホラーゲーム『MADiSON』が発売開始。カメラの現像を活用したギミックや作りこまれたダークな描写が魅力のサバイバルホラー

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 BLOODIOUS GAMESは7月8日、ホラーゲーム『MADiSON』を発売した。

 対応プラットフォームはPC(SteamGOG.com)で、海外向けにPS5およびPS4で販売される。

 価格は4100円となっており、カメラのスキンを追加するDLC「Possessed Camera」は205円となっている。Steamストアページによるとテキストは日本語にも対応する。

 『MADiSON』はインスタントカメラを駆使して悪魔の儀式を破壊する一人称視点のサバイバルホラーゲームだ。

 主人公のルカはもうろうとした意識から目覚めると、自室で立ちすくみ、体は血に染まっていた。ドアの前に立つ父はルカを泣き叫んで叱責しており、自室には切断された母親の腕と足の写真が見つかる。そうして主人公は自身の身に超常現象が起きていることに気付き、様子のおかしい自宅を探索し、事件の元凶である悪魔MADiSONの忌まわしい儀式と対峙することとなる。

 ゲームは不穏な自宅を探索し、アイテムや謎を解くヒントをあつめ、行く手をふさぐパズルを解くことで進行していく。発生するパズルやイベントはある程度ランダムに設計されており、先の読めない緊張感も味わえる。

『MADiSON』が発売開始。インスタントカメラで悪魔と戦うホラーゲーム_001
(画像はSteam:MADiSONより)
『MADiSON』が発売開始。インスタントカメラで悪魔と戦うホラーゲーム_002
(画像はSteam:MADiSONより)

 本作の最大の特徴は即座に撮影して現像できるインスタントカメラだ。カメラは暗闇に紛れた空間にて、フラッシュ撮影することでその全貌を明らかにし、パズルやマップの探索に活用できる。また、悪魔にまつわるモチーフを撮影することで、その封印や謎を解き明かす力を発揮する。ペラペラと写真を風にあて、現像を早める動作はキュートだ。

 トレーラーでは点滅しながら主人公に襲い来るクリーチャーが登場しており、彼らにカメラを向け、撮影することで攻撃にも活用できるようだ。

 アニメーションは部分的にややぎこちなさを感じさせるものの、登場する不気味なアイテムや空間はウェザリングや細かい演出にあふれており、ホラーゲームとして充分な不快感と恐怖を構築している。

 itch.ioでは本作の体験版も配信されているため、購入前に本作を試遊したい読者は活用されたい。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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