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元軍人で小説家の犬がかつての仲間を訪ねるゲーム『サンセットヒルズ』の体験版が配信中。温かみのある手書き風グラフィックが映えるポイント&クリックアドベンチャーゲーム

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 上海のCotton Gameは、手書き風グラフィックで描かれたポイント&クリックアドベンチャーゲーム『サンセットヒルズ』を開発中だ。Steamでは体験版の配信も開始されており、その一端をプレイすることができる。

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(画像はTwitter|Cotton Gameより)

 『サンセットヒルズ』では、元軍人で小説家という経歴を持つ犬「ニコ」が、自分の小説を手にし、戦争中の仲間を訪ねる旅の様子が物語として描かれる。

 本作でまず目を引くのは、なんといってもそのグラフィックだろう。手書き風で温かみのあるグラフィックは、一目見るだけでその雰囲気の良さ、クオリティの高さが伝わるものとなっている。

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(画像はSteam『Sunset Hills』より)
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(画像はSteam『Sunset Hills』より)
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(画像はSteam『Sunset Hills』より)

 本作のストーリーは、ポイント&クリックによる街の探索と、そこに付随するパズルやミニゲームを解くことによって進行する。

 謎解き要素はそれぞれが細かく作り込まれており、たとえば序盤に登場する公衆電話ひとつとっても、昔ながらのダイヤル式電話を、実際にダイヤルを回すように操作して電話をかけるように出来ているようだ。どれくらいの数のギミックが登場するのかはまだ分かっていないが、さまざまなギミックが登場することに期待したい。

 また本作は、一見すると2Dのゲームに見えるが、実は建物や家具といったオブジェクトの多くは、手書き風の3Dオブジェクトで描画されている。このため、街中をプレイヤーが歩き回れば、建物やベンチといったオブジェクトは回り込んで表示されるようになっており、これによって本作は作品世界への没入感がさらに高まるようにしている。

 このような作りの細かさもあって、本作はじつに「映える」グラフィックを実現しているといえるだろう。

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(画像はTwitter|Cotton Gameより)
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(画像はTwitter|Cotton Gameより)

 本作は現在、Steamにて体験版が配信中。対応言語は英語と中国語(簡体字)のみとなっているが、Steamクライアントの言語設定を日本語にして起動した場合、タイトル画面だけは日本語化されるようになっている

 本作の日本語対応については、今のところSteamの対応言語リストには入っていないものの、すでに日本のアスミック・エースが日本語版のPVを配信していたり、日本語の公式ツイッターアカウント、日本語公式Facebookアカウントが存在しているため、日本での展開に向けて動きがあるのかもしれない。今後の展開に期待したい。

 『サンセットヒルズ』は、Nintendo Switch、Steam、iOS、Androidに向けて、2023年夏の発売を目指して開発中だ。

ライター
85年生まれ。『勇者のくせになまいきだ。』シリーズの代表的プレイヤーとして名を馳せたツルハシの化身。 10代の頃、メックシューターゲーム『ファントムクラッシュ』とその続編『S.L.A.I.』の世界にハマり、 ディスプレイ越しに見た2071年に帰るべく日々を生きる。TCGとボードゲームも好物。
Twitter:@Dump29

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