バンダイは7月23日より、身のまわりのモノがアリエナイ組み合わせで合体変形してロボットになる新作おもちゃ『ユニトロボーン』を発売する。
『ユニトロボーン』は、宇宙からやってきたロボ生命体UTA-ZOと、その歌の力によって完成するロボット「ユニトロボ」が活躍する、新たな合体ロボットのシリーズだ。
UTA-ZOには、身のまわりの同じ色のモノを合体させる力があり、これにより彼らは身の回りのものをといったアリエナイ組み合わせのモノを次々と合体させていく。
これにより生まれるのが、本シリーズの主力を務める「アップルロブスター」、「タクシーツリー」、「ブルドーザーバーガー」といった「ユニトロボ」たちだ。
さて、ここまで見て、「???」となったり、あるいは「いや、なんでリンゴとロブスターを合体させる必要があるんだ?」と思った方もいるかもしれない。しかし、これが『ユニトロボーン』だ。
たしかに普通に考えれば、ありえない組み合わせだ。下手をすれば無機物ですらなく、本来はサイズもあっていないふたつのものが合体してロボットになるという発想は、なかなか出てくるものではない。
しかし、だからこそこの『ユニトロボーン』は、そういった変形の驚きや新鮮さ、面白さが詰まったおもちゃとなっている。
たとえば、下の画像を見てもらいたい。今回は説明の都合上、先にロボット形態を見せることになってしまったが、そもそもこの商品は、パッケージではリンゴとロブスターという、「ロボットではない」状態で販売されているのだ。
そしてこれだけを見ると、「え、これが本当にロボットになるの?」という、ワクワクを感じはしないだろうか。
また『ユニトロボーン』は、その合体機構も面白いものとなっている。
たとえば「アップルロブスター」の場合は、合体前の形態であるリンゴとロブスターのジョイントを押し付けると、瞬間的にパーツが展開して変形。あとは、腕や脚といった部分を軽く整えてやるだけで、ロボット形態への合体・変形が完了するようになっている。
瞬間的にボディが展開してロボットに変わるのは、なかなか新鮮だ。実際に変形する様子は、次の動画を確認してもらいたい。
一見すると謎なコンセプトのアイテムにも見えてしまう『ユニトロボーン』だが、こういった部分を見ていくと、おもちゃ売り場などで本商品を見つけるであろう子供たちの心を、うまく惹き付けるようにデザインされていると言えるだろう。
ちなみに公式サイトによると、この『ユニトロボーン』は、実は『マシンロボ』シリーズの系譜を継ぐ商品であるとのことだ。
『マシンロボ』とは、バンダイによって1982年より何度もシリーズ展開されている、由緒正しい変形ロボット玩具のシリーズである。
ちなみに『マシンロボ』と聞いて、『マシンロボ クロノスの大逆襲』や『出撃!マシンロボレスキュー』といったアニメ作品を思い浮かべた人もいるかもしれないが、そちらも間違いではない。これらの作品は、もともとこの変形ロボット玩具のシリーズを元にアニメ化した作品だ。
そう言われてみると、たしかに『ユニトロボーン』と『マシンロボ』は、主役級メカである「アップルロブスター」と「ジェットロボ」の頭部デザインなど、どことなくデザイン的に共通するところがあるような気がしなくもない。もしかすると、デザインする際に参考としていたのかもしれない。
『ユニトロボーン』にはこのほかにも、飛行機と消しゴムで合体する「プレーンイレイザー」、サメと自動販売機で合体する「シャークベンディングマシン」、カブトムシと蒸気機関車で合体する「ビートルスチームトレイン」などがラインナップされている。
『ユニトロボーン』は7月23日より発売。価格は1155円から2250円(税込)。
本シリーズのアリエナイ合体にワクワクを感じたという方は、この機会にお手に取ってみてはいかがだろうか。