Valveは8月4日(木)、Steamクライアントのベータ版を更新し、Nintendo Switchの標準コントローラである「Joy-Con」の入力に対応したことを明らかにした。なお、こちらのアップデートについては8月5日(金)をもって、修正をくわえる形で再リリースされている。
Joy-ConはNintendo Switchの標準コントローラであり、左右で独立した独特の構造が特徴だ。Nintendo Switch本体に取り付けた状態で操作したり、「Joy-Conグリップ」で接続することで一般的なコントローラと同様の形状にしたり、片方のみでひとつのコントローラとして運用したりと、さまざまな形態でゲームを遊ぶことができる。
また、ゲーム中のアクションなどに応じて触感を表現する「HD振動」や、カメラがとらえたものの形や動きを読み取る「モーションIRカメラ」といった機能を内蔵。段ボールのキットと組み合わせて多彩な体験を作り上げる「Nintendo Labo」をはじめとする、さまざまなコンテンツの基盤として利用されてきた。
今回配信が開始されたSteamクライアントの最新ベータ版では、左右1セットでひとつのコントローラとして運用できると同時に、分離して小さなコントローラとして使う「おすそわけ」方式にも対応しているとのことだ。Joy-Conに慣れているプレイヤーにとっては手慣れた操作でゲームを遊べるようになるほか、1セットでふたりが遊べることからローカルでの複数人プレイ時などにも輝くだろう。
あわせて、Nintendo Switch Onlineの加入者向けに販売されている復刻コントローラサポートの改善も行われているとのことである。
Steamクライアントのベータ版については、設定メニューの「アカウント」における「ベータへの参加」から誰でも利用可能。Joy-Conサポートをいち早く体験してみたいという方は、こちらのベータに参加してみてはいかがだろうか。