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埼玉県での連続殺傷事件、刑事と殺人犯の三角関係を描くノベルゲーム『Silence of Switchblade』が発表。『ベオグラードメトロの子供たち』開発者が手がけるサイコサスペンス

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 ビジュアルノベル『ベオグラードメトロの子供たち』を手がけたインディーゲームサークル「Summertime」は8月26日、新作ゲーム『Silence of Switchblade』を発表した。

 対応プラットフォームはSteamで、発売時期はSteamストアページによると12月2日に発売予定だ。

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(画像はSteam:Silence of Switchbladeより)

 『Silence of Switchblade』は刑事の視点から「郊外の連続殺傷事件」、そして刑事と殺人犯のインモラルな三角関係を描くビジュアルノベルだ。

 物語の舞台は平坦な地形に水路が多く存在する埼玉県の浮潮市。プレイヤーは浮潮署に勤務する警察官「手越一誠」として奇妙な殺人事件の一部始終を追体験することとなる。

『Silence of Switchblade』が発表。刑事モノ&サイコサスペンス_002
(画像はSteam:Silence of Switchbladeより)

 浮潮市で起きた事件は、4人の中学生が相次いで殺傷される通り魔事件だ。容疑者は14歳の少女だとされ、事件は全国的に報じられた。しかし、事件を誰もが忘れたころには、容疑者の心神耗弱が立証されていた。

 事件発生から三年後、地元である浮潮署に異動してきた警察官の手越一誠は「生活安全課少年事件捜査係」に配属され、東大法学部卒のノンキャリアである「伊能紗莉奈」のもとで働くこととなる。そこで巻き起こる事件は、三年前に起きた連続殺傷事件に酷似したものであった。

 公開されたトレーラーやあらすじからは、いかにも実在しそうなロケーションの設定や背景のビジュアルにより、リアリティを演出するギミックに溢れているようだ。

 なかでも、都会でもなければ完全に田舎でもない「郊外」という舞台設定は、実在の事件や「郊外」が隠し持つ不気味な性質を想起させ、“ふつうの日常”の延長線上にある狂気の表現に期待させる。

 テキストの総量は20万字を超えるボリュームとなっており、人間ドラマと殺人事件の刺激的なスリルを緻密に体験できそうだ。

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(画像はSteam:Silence of Switchbladeより)

 このほかに、トレーラで確認されたアナログテレビ風のエフェクトやPC-98から影響を受けたジリジリとした輪郭の立ち絵、音楽系VTuber「バーチャルねこ」氏が提供するサウンドトラックなど、レイドバックしたレトロな表現も垣間見える。

 ピクセルアートやノスタルジックな要素が好きな読者も要注目だ。

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(画像はSteam:Silence of Switchbladeより)

 興味がある読者はSteamストアページからウィッシュリストに登録し、開発者のTwitterをチェックして発売を待とう。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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