Hooded Horseは、都市経営シミュレーションと戦術的バトルが融合した『Manor Lords』の体験版を配信開始したと発表した。
対象プラットフォームはPC(Steam)。体験版は英語のみ対応だが、Steamのストアページ表記によると本編は日本語に対応している。
『Manor Lords』は、中世を舞台にした経済・社会シミュレーションと大規模な戦術的バトルが融合したゲーム。14世紀末のドイツ・フランケン地方の芸術と建築から影響を受けており、歴史的な正確性を可能な限り優先している。
プレイヤーは、中世の領主となり小さな村を豊かな都市へと発展させるのが目的だ。住宅地、商業区域、工業地帯を設定して、土地に農場を作り、動物の生息する場所には狩猟場を配置し、木材を確保するために森林へのアクセス方法を確保しよう。
ただし同じ土地で同じ作物を栽培し続けると連作障害により土壌の肥沃度が悪化したり、木を伐採しすぎると、森林破壊を招き鹿の群れが遠ざかるなど、資源の調達にも戦略的に立ち回る必要がある。さらに天候の変化も起きるため、作物や動物にも影響を与える。
なお本作の特徴として俯瞰の見下ろし視点だけでなく、視点を下げてTPSのような村人の視点で見ることができたり、実際に町のなかを領主として歩き回ることができる。
さらに近隣の領主と野望がぶつかり合うと、紛争が勃発するかもしれない。腕利きの戦士を育成し、町民兵から募った兵隊と一緒に戦いに臨むことになる。
この紛争がリアルタイムな戦術的バトルとして展開し戦場を指揮することになる。兵士の死は、町の住民をひとり失うことを意味しており、勝利したとしても多大な犠牲を払ったものであれば、結果として働き手がいなくなり住民たちは困窮してしまうかもしれない。
リアル志向でリッチなグラフィックも特徴の本作だが、開発はひとりで取り組んでいるとのこと。『Manor Lords』が気になった人は今回の体験版をプレイするか、ウィッシュリストに登録してみてはいかがだろうか。