ベセスダ・ソフトワークスは10月12日(水)、『Starfield』(スターフィールド)のディテールについて紹介する映像「Constellation Questions: Talking Starfield with Todd Howard」を公開した。こちらの映像は日本語字幕にも対応している。
『Starfield』は『エルダー・スクロールズV:スカイリム』や『フォールアウト4』といった大作を手がけてきたベセスダ・ゲーム・スタジオによる完全新規タイトル。宇宙を舞台とした次世代型RPGと位置づけられており、プレイヤーは自分だけのキャラクターを作成し、人類最大の謎を解き明かすための壮大な冒険へ旅立つこととなる。
6月13日(月)に開催された「Xbox & Bethesda Games Showcase 2022」では13分にもわたるゲームプレイ映像が公開。次世代機ならではの圧巻のグラフィックで描かれる惑星探査や銃撃戦、細かなキャラクターメイキング、スキルシステム、宇宙船のカスタマイズ機能など、さまざまな要素を確認することができる。
今回公開された映像は、本作のゲームディレクターを担うTodd Howard氏が質問に答えていく形で『Starfield』のディテールを紹介していくもの。まず「『Starfield』にインスピレーションを与えたものは?」という質問にはゲーム『SunDog』やTRPG『Traveller』といった作品を挙げている。
次の質問は「本作(Starfield)は果たしてハードSFなのか?」といった内容で、Todd Howard氏は「私たちにとってはハード寄り」と答える。例として「宇宙船が一度に飛べる距離は制限されるが、燃料切れでゲームがストップしてしまうようなことはない」ことを挙げ、遊びやすさを考慮した調整を行っていることを説明した。
またユーザーからの注目度も高いキャラクターの「特性」システムについては、それぞれがデメリットを持つものの、アクティビティやクエストをこなすことで対処できる旨を解説。「気に入らない性能になってしまったのでゲームをやり直す」必要はないという。
最後のトピックは「会話」システムに関するもので、Todd Howard氏は『Starfield』の会話について「伝統的なベセスダ風」の会話スタイルと表現する。相手キャラクターを見て、その感情を読み取り、選択肢を選んでいくといった形式を採用しているとのことである。
純粋な会話の量といったところでも『エルダー・スクロールズ V:スカイリム』が6万行、『フォールアウト4』が11万行であるのに対し、『Starfield』のセリフ量は25万行以上。圧倒的なボリュームの作品となっていることがうかがえる。
また会話の中からスムーズに移行する「説得」システムでは、ポイントを使用する選択肢を用いてコミュニケーションを取る形となる。通常の会話から自然につながるようデザインされており、没入感あふれる対話を楽しめそうだ。
『Starfield』はXbox Series X|SとPC向けに2023年の発売を予定している。リリースに向け、今後の情報公開にも注目していきたいところだ。