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往年の人気フラッシュゲーム『艦砲射撃!』がHTML5対応で復活。2004年に公開された名作の再登場に「懐かしい」「またこのゲームができるとは」など喜びの声が集まる

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 個人ゲーム開発者の「TANAKA U」氏は10月28日(金)、ブラウザゲーム『艦砲射撃!』(記事執筆時点のタイトルは『艦砲射撃! 甲改』)のHTML5対応を告知した。本作は現在、同氏の運営するウェブサイト「NEXTFRAME」にてPC版のGoogle Chrome専用に公開されている。

 『艦砲射撃!』は2004年に公開された作品で、方向キーとマウスを使って艦船を操作するシューティングゲーム。2D形式で左右に動いて敵の攻撃を回避しつつ、山なりに飛ぶ砲弾の着弾位置を予測して射撃を行うという、シンプルながら奥深いゲーム性が魅力の作品である。

 豊富な敵の種類や自ら操る艦の強化要素、6段階と幅広く用意された難易度など、無料で手軽に遊べるゲームとは思えないほどやり込み要素が充実。モノトーンを基調としたクールなビジュアル、臨場感あふれる爆発音などの演出面もあわさり、長きにわたって多くのプレイヤーに愛されてきた。

『艦砲射撃!』がHTML5対応で復活。2004年公開のフラッシュゲーム1
(画像はNEXTFRAME『艦砲射撃!』プレイページより)

 2018年にはなんと14年ぶりとなるアップデートが施され大きな話題となったが、その2年後である2020年には「Adobe Flash」のサポートが終了してしまう。多くのFlash製作品と同じく、『艦砲射撃!』も通常のブラウザからではプレイすることができなくなっていた。

 しかし今回、開発者の「TANAKA U」氏自らがHTML5への対応をアナウンス。記事執筆時点ではPCのGoogle Chrome専用ではあるものの、特別に環境を用意することなく遊べるようになった形である。なお、HTML5への対応には「swf2js」と呼ばれるライブラリを使用しFlashから変換を行ったそうだ。

 現状では「Chromeでセーブと全クリアができる事は確認した」とのことであり、ステータスとしては仮公開中の形。プレイヤーからバグ報告などを集めつつ修正を行っていく姿勢を示しており、「TANAKA U」氏自身のTwitterアカウントにて報告や感想などを受け付けている。

『艦砲射撃!』がHTML5対応で復活。2004年公開のフラッシュゲーム2
(画像はNEXTFRAME『艦砲射撃!』プレイページより)

 『艦砲射撃!』のHTML5版は現在、PCのGoogle Chrome専用で公開中となる。すでにTwitter上などでは「懐かしい」「またこのゲームができるとは」など、復活を喜ぶ声が多数集まっている。初めて遊ぶ方はもちろん、かつて遊んでいたという方も昔を懐かしみながら触れてみてはいかがだろうか。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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