先日、富良野市がふるさと納税で制作費を募り制作された、アニメ『邪神ちゃんドロップキックX』の「富良野編」の内容が不適切だと判断され、富良野市議会の決算審査特別委員会(宇治則幸委員長)が2021年度一般会計決算を不認定とした。しかし、11月30日に行われた市議会本会議で一転して認定された。朝日新聞デジタルなどが報じている。
朝日新聞によると、30日の本会議では認定と不認定が8対8の同数となったが、議長裁決で認定されたとのこと。
また、採決前の討論で賛成派の議員は「臓器売買のくだりも、最終的には長い年月で借金を返済するという結論になっている。名所・物産が数多く紹介され、誘客の促進に役立つ」と主張し、反対派の議員は「市として表現には最大限の注意が必要。市民と作り上げてきた富良野のイメージを損ねる」と主張したそうだ。
【大切】これからも、邪神ちゃんは富良野のために頑張ります!https://t.co/m440gIsV81
— 邪神ちゃんドロップキック (@jashinchan_PJ) November 30, 2022
『邪神ちゃんドロップキック』公式は以前の決算不認定を受け、該当回の無料公開やアンケートを実施していた。YouTubeで無料公開された「富良野編」は1週間で約20万再生を突破し、実施されたアンケートも多くのファンが富良野市のイメージが「とても上がった」と回答する結果となった。
また北海道大学からは「自治体が主体的にコンテンツツーリズム目的地=聖地を創ることは可能か? : アニメ『邪神ちゃんドロップキック』の地域コラボ事例から考える」といった、11月25日に開催されたフォーラムで使われた資料が無料で公開されている。
【有効回答106,635】ファン票が多い前提で「ファンが映像を観ると高い割合でイメージアップする」「まれに下がることもある」の2つがわかりました。
— 邪神ちゃんドロップキック (@jashinchan_PJ) November 17, 2022
1日で10万人が富良野のことを好きと答えてくれるなんてとても嬉しいです!これからももっと魅力を発信します。#邪神ちゃんドロップキック #jcdk pic.twitter.com/2zkiNBvpJ5
【無料ダウンロード】#邪神ちゃんドロップキック 富良野編は1週間で約20万回が視聴され86万文字を超える自由回答が寄せられました。その研究結果を地方編全体の分析と共に約60ページの資料にまとめ、北海道大学で公開しましたのでぜひご覧ください!https://t.co/9fgfaEQrvE pic.twitter.com/MHEcilpngA
— 邪神ちゃんドロップキック (@jashinchan_PJ) November 28, 2022
『邪神ちゃんドロップキック』は現在4期制作に向けたクラウドファンディングを実施中。なかなか順調なようで、開始から35分で3000万円を突破し、アニメ続編(OVA)の制作が決定したそうだ。
【速報】 #邪神ちゃんドロップキック クラウドファンディング開始から35分で3000万円突破!アニメ続編(OVA)製作決定!本当に本当にありがとうございます!
— 邪神ちゃんドロップキック (@jashinchan_PJ) November 30, 2022
クラウドファンディング中継→https://t.co/S3qi7KkQed pic.twitter.com/bf1cMGR1Zg
勢いが止まらない本作をまだ視聴していない方は、ぜひチェックしていただきたい。