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「ベースラインやってる?笑」などの音ゲー実装曲で知られる歌い手・ななひらさんの声をもとにしたキャラクター「春歌ナナ」が無料読み上げソフト「VOICEVOX」の7期生として実装決定。3月末ごろに追加予定

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 株式会社ドライブによる音楽レーベル「müchette(ミュシェット)」へ所属するボーカリストのななひらさんは3月20日(月)、自身の声をもとにした音声ライブラリー「春歌ナナ(はるかなな)」が無料読み上げソフト「VOICEVOX」の7期生として実装されることを発表した。実装は今月末ごろの予定だ。

 ななひらさんはもともと、ニコニコ動画を中心に“歌い手”として活動していたボーカリスト・声優だ。「妹系萌えボイス」を特徴としており、ゲーム方面では作曲家のかめりあ氏とタッグをよく組み、KONAMIが提供する『SOUND VOLTEX』『beatmania IIDX』などの音楽ゲームにオリジナル楽曲を提供。中国・広東省のPeroPeroGamesが開発する『MuseDash』とも頻繁にコラボしており、独特な歌詞と中毒性のあるリズムで人気を博している。

 代表曲のひとつ「ベースラインやってる?笑」はYouTube上で215万再生を記録しているほか、同じく作曲家のt+pazolite氏と制作した『MuseDash』での実装曲「ボーカルに無茶させんな」も題名どおり“無茶”な歌詞が詰まった印象的な楽曲のひとつだ。

 今回発表された音声ライブラリー「春歌ナナ」は2009年にも歌声合成ツール「UTAU」用のものとして実装されている。今回はテキスト読み上げを目的としたライブラリー構成で「VOICEVOX」の7期生として発表された。

 無料で使える「VOICEVOX」はYouTubeやニコニコ動画などの動画サイトにて広く利用されており、ほかにも「ずんだもん」を筆頭に「四国めたん」や「春日部つむぎ」など20キャラ以上のライブラリーをすべて無料で配布している。

音楽ゲームへの実装曲で知られる歌い手・ななひらさんの声をもとにしたキャラの無料読み上げソフト「VOICEVOX」実装が決定_001
(画像はななひらさんのTwitterアカウント(@nanahira)より)

 発表にあわせて、ななひらさんは自身のTwitterアカウントで「春歌ナナ」のプロトタイプ版におけるサンプル音声を公開。「よろしくお願いします」との挨拶を添えてよく一緒に音楽活動をしているt+pazolite氏とかめりあ氏にメンションを飛ばしている。

 ネット上の反応を見てみると、ななひらさんと長く活動していた彼らにやはり「春歌ナナ」を使って「曲を作ってほしい」との声も見られるようだ。

 「春歌ナナ」の実装は今月末ごろを予定しており、VOICEVOXライブラリーの実装に合わせて、表情差分など等を含む新規の立ち絵素材も準備中とのこと。公式Twitterアカウントも開設されているので、興味があればフォローをして最新情報をチェックしておくとよいだろう。

【※更新 2023年3月21日14時30分】 記事本文にて「春歌ナナ」について「表立った登場はUTAUでの最終更新から10年ぶり。」と記載しておりましたが、2023年1月30日に新規立ち絵と新録のUTAU用ライブラリが追加配布されており、誤りでした。訂正しお詫び申し上げます。

ライター
マヌルネコを愛してやまない雑多ゲーマー。好きなゲームは『DEEMO』シリーズ、『A Hat in Time』、『エターナルリターン』、『Red Dead Redemption 2』
Twitter:@cookieP_Sub

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