5月12日に発売され、話題沸騰中のNintendo Switch用ソフト『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。ユーザー間では本作より導入された“サンドボックス要素”を駆使したユニークな建築のみならず、「ユニークな失敗」もSNSや掲示板サイトなどで話題を呼んでいる。
ゼルダ向いてない気がしてきた pic.twitter.com/TEqNoktofs
— ジスロマック (@yomooog) May 14, 2023
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は2017年にNintendo Switch向けに発売された『ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる作品だ。自由な戦闘・探索・シナリオの進行が楽しめる前作をベースに、舞台となるオープンワールドのマップは垂直に拡張され、リンクの新能力「スクラビルド」や「ウルトラハンド」によりクラフトや建築要素を導入した作品となっている。
オブジェクトと武器を結合する「スクラビルド」やマップ上のオブジェクトを動かしたり、オブジェクト同士を結合させる「ウルトラハンド」をはじめとするリンクの能力は、いわゆる“開発者が想定したであろう“ゲームプレイを逸脱し、道中で生じた問題をプレイヤーのアイデア次第で自由に解決することを可能にしている。
しかし、本作の“サンドボックス要素“による自由度の高さは、さまざまな悲劇をうんでいるようだ。5月14日にユーザーが投稿した映像では、「ウルトラハンド」で作成した橋の配置が甘いことで、橋を渡る際に自重で橋が傾き落下。落下した際に橋が頭部に直撃しリンクが力尽きている。これが本作のタイトルにおける「Tears」の部分なのかもしれない。
上記の投稿のほか、海外向けの掲示板サイトであるRedditでは、自由なサンドボックス要素による切ない失敗がしばしば投稿され、人気を博している。
祠のパズルを解き明かすべく建造した装置でダイナミックに自らの命を落としたり、「最強の戦車」のつもりが自爆装置になったりと事件のかたちはさまざまだ。
Funniest way I've ever died honestly
byu/allie_k95 intearsofthekingdom
[TOTK] Spent half an hour playing around with Ultrahand, now I cry. (it looked better in my head alright)
byu/MAZisDEAD inzelda
プレイヤーに与えられた手段が多い分、失敗のパターンも相応に拡張されている。これらの映像からは、本作の能力や物理演算の原理を理解することで冒険のリスクを減らせるという教訓と、広大な世界やNintendo Switch外の現実における疲労を軽減する効果を与えてくれるだろう。
また、本作には手動のセーブおよびロード機能も用意されているため、大事な大建築の際には本機能を忘れずに活用しよう。
