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「マリオ」声優を引退するチャールズ・マーティネー氏と宮本茂氏の特別ビデオメッセージが公開。今後「マリオの親善大使」として世界中のイベントでファンと交流を続ける【メッセージ全文掲載】

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 任天堂は、「マリオ」の声優を引退するチャールズ・マーティネー氏と宮本茂氏の特別ビデオメッセージを公開した。マーティネー氏は『スーパーマリオ64』といった作品から複数のマリオキャラクターを演じ続けてきたが、8月21日に声優としては引退し「マリオの親善大使」となることが明らかにされていた。

 宮本氏によれば、今後チャールズ・マーティネー氏は「マリオの親善大使」として世界中を訪れることになるそうで、ファンと話をしたりサインをして交流していくことになるという。また、今年10月に発売される新作『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』から、いくつかのマリオキャラクターの声が新しくなっていることをあらためて明言した。

 チャールズ氏は映像の中でファンに向けてお馴染みのマリオの声を披露しつつ、自分自身や自分たちがやっていることは「すべてファンの心に触れて笑顔を届けること」だとコメント。今後もその活動を続け、「素晴らしいゲームを通して、自分たちの純真さ、喜び、楽しさを再認識できるようにしたいです」としている。

チャールズ・マーティネー氏
 みなさん、こんにちは。チャールズです。
 本日は任天堂、キノコ王国……そして私にとって、とても重要な日です。 任天堂のゲームのキャラクターボイスで私のことをご存じの方も多いと思います。 スーパーマリオ!ルイージ!ワリオ!ワルイージ!

 本日はマリオの親善大使という新しい役割を担うことについてみなさんにお知らせすることができと、とても嬉しいです。マリオファミリーの楽しさを伝えるために世界中を飛び回りながら、大切な素晴らしいファンのみなさんと引き続き交流できることは、この上ない喜びです。

 今後世界中のさまざまなイベントで、みなさんにお会いするのをとても楽しみにしています。
 次は宮本さんです。

宮本茂氏
 チャールズさん、こんにちは。
 みなさん、こんにちは。

 チャールズさん、あなたと初めて会ったのはずいぶん前のことで、マリオとその仲間たちが登場するさまざまなゲームやプロジェクトを通して、長い道のりを一緒に楽しんできましたね。あなたが初めてマリオの声を担当したのは1996年の『スーパーマリオ64』でした。イベント会場で出会うといつも「パーパ!」と呼んでくれて、PRビデオを一緒に撮ったりしましたね。

 あなたは世界中を旅してイベントに足を運び、ファンの皆さんに楽しくマリオの声を披露して笑顔を届けてくれました。あなたはいつも人々に喜びを届けることを優先してくれるので、とても素晴らしいマリオのアンバサダーになっていただけると思います。

 ご覧になっているみなさん。この新しい役割になって、チャールズさんはこれからも世界中を旅して、ファンのみなさんと直接お会いして、お馴染みの声でお話をしたり、サインをして、交流いただきます。

 今年10月に登場する『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』から、いくつかのマリオキャラクターの声が新しくなっています。そちらもぜひ楽しんでください。

 チャールズさん、あなたの献身的な努力、才能……そして京都の料亭では出入り口で、頭をぶつけそうになっていました……あなたの背の高さも印象に残っています。私たちのキャラクターに命を吹き込んでくれた、あなたの心遣いに深く感謝しています。これからも世界中のイベントで任天堂ファンと盛り上がってくれることを楽しみにしています。

 そしてマリオファンのみなさん。私たちと共にチャールズさんをたたえ、彼の新しい役割での活躍にご期待ください。チャールズさん、本当にありがとうございました。Thank you very much, Charles!

チャールズ・マーティネー氏
 ありがとうございます、パーパ!
 長年にわたりあなたのとてつもなく素晴らしいキャラクターに命を吹き込むことができ光栄に思います。本当に誇らしく嬉しいです。ありがとうございます。

 私の最も好きなことは、私のようなマリオのファンに会うことです。みなさんの喜びや楽しさ、熱意が嬉しいからです。私たちがやっていること、私個人がやっていることの全ては、みなさんの心に触れて、笑顔を届けること。そして、ほんの少しの喜びの魔法をお届けするためです。長年それができたのは、とても光栄なことで名誉でした。これからもその喜びをお届けすることを楽しみにしていますし、素晴らしいゲームを通して自分たちの純真さ、喜び、楽しさを再認識できるようにしたいです。

 そして世界中の全てのマリオファンのみなさまへ。近い将来、イベントでお会いできる日を楽しみにしています。

編集者
ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn

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