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『アーマード・コア6』の「オールマインド」の擬人化ファンアートの”デザイン固定化”進む。ゲーム内では容姿がない支援システムがひとつの姿で人気に、声優・潘めぐみ氏も反応

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 8月25日に発売されたフロム・ソフトウェアが送る完全新作メカアクション『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(以下、アーマード・コア6)』に登場する「傭兵支援システム オールマインド」のファンアート人気が高まっている。
 この話題となっている「オールマインド」とは、今作の舞台である惑星「ルビコン3」で稼働している“傭兵支援システム”の呼称だ。

  「オールマインド」はパーツショップの運営やランカーと模擬戦が行なえるアリーナの斡旋をし、傭兵のトレーニングプログラムを提供するなど「全ての傭兵をサポート」する組織である。
 “傭兵支援システム”を自称し、口調もどこか機械的で人間であるかどうかも不明だが、今作の主人公である「強化人間C4-621」がアリーナで好成績を出す度に主人公を称賛する“声色が上昇していく”どこか人間くさい一面もある。

 その「オールマインド」のファンアートは数あれど、とくに中国出身の漫画家であるLAS氏の描いた絵は人気が高く、『アーマード・コア6』のオールマインド二次創作界隈ではデザインの統合現象が見受けられる状況となっている。

 中にはLAS氏の投稿に影響を受けて「オールマインド」の3Dモデルまで制作してしまう熱量の高い傭兵も現れるほど。
 この完成度の高さに「オールマインド」の声優をつとめた潘めぐみ氏も自身のX(旧Twitter)で反応を示し、「オールマインドは、全ての傭兵のためにあります。」と原作の台詞も交えつつ好意的に捉えているようだ。

 本作の登場人物は作中で明確に姿を表さないキャラクターが多くを占めているものの、登場するキャラクターに魅力を感じて容姿を脳内補完してファンアートを描く傭兵が続出していた。

Looks like Megumi Han, Allmind’s JP VA, is liking that Allmind design
byu/Jojonskimyounabouken inarmoredcore

 このファンアートは海外のSNSであるRedditでも話題になっており、「LAS氏以上にオールマインドに近づくことができない」「この姿でいじわるしてほしい」「邪悪でセクシーな女幹部を妄想してたから嬉しい」「次は誰が描かれるのだろうか」などの興奮した様子の傭兵たちのコメントが寄せられた。

 なお、デザインの統合現象が起きているのは「オールマインド」だけではなく、今作の主人公である「強化人間C4-621」や、それをサポートする実体を持たない存在「エア」のファンアートにも同様の現象が発生している。

 大きな共通点としては、「強化人間C4-621」は今作のトレーラーで登場していた姿からラップのようなもので巻かれているミイラ姿であったり、作中「野良犬」や「駄犬」と罵られるシーンがあるせいか犬そのものとして描かれていることもある。
 「エア」は白髪に赤眼、赤い装飾、女性の姿などの共通点が多く見られる。

 冒頭でも述べたように、『アーマード・コア6』は作中で登場人物の姿が現れることはほぼない。姿が見えないのにも関わらず、傭兵たちにここまで妄想させる魅力的なキャラクターとストーリーラインも、今作が高く評価されている一因と言えるだろう。

 ピーク時はSteam同時接続数だけでも15万6000人を突破するほどの盛況を見せた人気作『アーマード・コア6』はPS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、PC(Steam)向けに発売中。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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