Microsoftは、東京ゲームショウ2023内の配信番組「TOKYO GAME SHOW 2023 Xbox Digital Broadcast」にて、須田剛一氏とSWERY氏がコラボする新作ホラーアクションゲーム『ホテルバルセロナ』のゲームプレイ映像を含む初のトレーラーを公開した。
2024年に配信予定。対象プラットフォームはPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam)。
『ホテルバルセロナ』は、日本を代表するカルト的な人気を誇るゲームクリエイターである須田剛一氏とSWERY氏がコラボする横スクロールの新作ホラーアクションゲーム。原案はSUDA51(須田剛一氏)、監督はSWERY65(SWERY氏)。開発はSWERY氏が代表を務めるスタジオWhite Owlsが担当する。
発端として、2019年にゲーム業界向けカンファレンス「Reboot Develop Red 2019」でふたりがカナダ・アルバータ州を訪れていたときに話し合いが行われ、コラボ企画の骨組みが決まったもの。そのときには横スクロールのアクションで、気軽に遊べることができ、さらに時間軸があるストーリーがあるものとされていた。
SUDA51とSWERYがコラボする新作ホラーゲーム『ホテル・バルセロナ』が始動。企画の骨組みが決まり実現へ向け進み始める
今回、明らかになったのは「日本のゲームらしさ」と「80年代から90年代のハリウッド・ホラー映画のテイスト」を融合させており、全米中の連続殺人鬼を倒すアクションゲームになるという。Swery氏からは『シャイニング』が言及されたほか、映像では『グランド・ブダペスト・ホテル』といったホテルにまつわる映画のイメージが登場した。
注目すべきは「スラッシャーファントム」と呼ばれる、過去の自分が助けてくれるループシステムが搭載されているという。何回も死んで遊ぶたびに前回、前々回に周回した主人公が現在のミッションに参加して、敵を倒したり、オブジェクトを破壊したりして助けてくれるという。ストーリー重視というよりも、指先のテクニックが必要なアクションゲームになるとのこと。
※画像は配信からキャプチャしたものです。
野球のヘッドギアをつけた殺人鬼が登場することが明らかになったほか、湖やキャンプ場などといった80年代ホラー映画のおなじみの場所が舞台となるようだ。
グラフィックは写実的になりすぎない、アニメ的になりすぎないというバランス感覚でアートデザインを構築しており、須田剛一氏が手掛ける、いわゆる「須田ゲー」と呼ばれるスタイリッシュなHUDを意識しているとのこと。
須田剛一氏とSWERY氏という鬼才同士のコラボがどのようなものになるのか。今後の続報に期待したい。『ホテルバルセロナ』は2024年に配信予定だ。
全米中のシリアルキラーが集結しているという噂の「ホテル・バルセロナ」。体中の血液を全て失う前に彼らを倒し、チェックアウトしなければならない・・・。
— Hidetaka SWERY SueHERO (@Swery65) September 21, 2023
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