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『デス・ストランディング』実写映画化が決定。単なるゲームを映画に置き換えた作品ではなく、映画にしかできない『デススト』目指しA24と共同制作へ

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小島秀夫監督は、『デス・ストランディング』の実写映画化を発表した。現時点で上映時期やキャストなどの情報は明らかにされていないが、制作をアメリカの映画やテレビ番組の制作会社「A24」と行うことが明らかにされている。

小島監督は同映画に関し、「ゲームを映画に置き換えた、ただのトランスレーションではない。ゲームのファンだけが満足するのではなく、映画ファンも唸るようなものになるはずだ」と伝え、映画であることの意味に満ちた映画にしかできない作品を目指すとしている。

「A24――およそ10年前に誕生した瞬間から、“A24でしかありえない”独自性と存在感を放っている稀有な存在。彼らが贈りとどけるものはどれも素晴らしく、ぼくは、ずっと注目し、共感していた。どこかコジマプロダクションにも通じる姿勢を感じていた。そんな彼らとDSの映画を創る。すでに世の中には“ゲームの映像化作品”は溢れている。しかし、ぼくら(A24とKJP)が創造するのは、ゲームを映画に置き換えた、ただのトランスレーションではない。ゲームのファンだけが満足するのではなく、映画ファンも唸るようなものになるはずだ。映画であることの意味に満ちた、映画にしかできない、誰もみたことのないDEATH STRANDINGの世界が生まれる。A24とのコラボは、映画業界だけではなく、ゲーム業界や“デジタルのエンタメ”の未来を大きく変えるだろう」 

小島秀夫監督のポストより

『デス・ストランディング』の映画化については、2022年12月に業界系メディア「Deadline」が独占ニュースとして企画が進行中であることを報じており、その際にはHammerstone Studiosと制作し、コジマプロダクションのロサンゼルスオフィスも協力するとされていた。今回はオフィシャルに公式サイトやSNS上にて、A24と共同して制作することが発表された形で、実写映画化へ向け文字通り第一歩が踏み出されたと言ってよいだろう。

2019年にリリースされた『デス・ストランディング』は、有名俳優や著名人を多数起用したことでも知られており、主役を演じたノーマン・リーダス含めそのキャストには注目が集まるはずだ。今後の続報に期待したい。

以下、公式サイトより引用。


『DEATH STRANDING』実写映画化において、製作配給会社「A24」と国際共同製作契約を締結

コジマプロダクションは設立8周年に先駆け、アカデミー賞受賞作品『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など話題作を次々と世に送り出す気鋭の映画制作製作・配給会社「A24」へ映画化権を独占的にライセンスし、国際共同製作契約を締結、ゲームクリエイター小島秀夫の世界的ヒット作『デス・ストランディング』の実写映画製作を共同で行うことを発表致しました。

ゲームクリエイター/小島秀夫のコメント

「A24――およそ10年前に誕生した瞬間から、「A24でしかありえない」独自性と存在感を放っている稀有な存在。彼らが贈りとどけるものはどれも素晴らしく、ぼくは、ずっと注目し、共感していた。どこかコジマプロダクションにも通じる姿勢を感じていた。そんな彼らとDSの映画を創る。すでに世の中には「ゲームの映像化作品」は溢れている。しかし、ぼくら(A24とKJP)が創造するのは、ゲームを映画に置き換えた、ただのトランスレーションではない。ゲームのファンだけが満足するのではなく、映画ファンも唸るようなものになるはずだ。映画であることの意味に満ちた、映画にしかできない、誰もみたことのないDEATH STRANDINGの世界が生まれる。A24とのコラボは、映画業界だけではなく、ゲーム業界や“デジタルのエンタメ”の未来を大きく変えるだろう」

小島秀夫は、自身の生みだすビデオゲームにおけるストーリーテリングと映画的表現を革新した人物として、2020年に映画、ゲーム、テレビへの卓越した貢献が認められた個人に贈られる最高の栄誉である、BAFTAフェローシップ賞を受賞しました。
荒廃したアメリカ大陸で生き残った人々の”つながり”を描く、コジマプロダクションの初タイトル『デス・ストランディング』が、映画界の革命児としてその高いブランド力を誇る気鋭の製作会社「A24」とのコラボレーションにより、映画というメディア上でどのような進化をもたらすのか。本プロジェクトの今後の続報にどうぞご期待ください。

A24

https://a24films.com/
A24は、本年度の米・アカデミー賞で最多7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や、大ヒットとなったNETFLIXシリーズ『BEEF/ビーフ〜逆上〜』を手がけるグローバル・エンターテインメント企業である。2012年に設立され、NY、LA、ロンドンを拠点とするA24は、『ヘレディタリー』、『ムーンライト』、『レディ・バード』、『アンカット・ジェムズ』、『スプリング・ブレイカーズ』など110本以上の映画作品と、エミー賞受賞シリーズ『ユーフォリア/EUPHORIA』、ゴールデン・グローブ賞受賞シリーズ『ラミー 自分探しの旅』など30本以上のTV番組が並ぶプレミアム・ライブラリーを構築している。またA24は、音楽、マーチャンダイズ、出版、ポッドキャスト、そしてタレントマネジメントを手がける2AM、GenZ向けに特化したメイクアップブランドHalf Magic、NYの老舗演劇シアターCherry Lane Theaterのリブランディング等、映画スクリーンの枠を超えさまざまな分野で熱狂的なファン層を築いている。

編集
ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn

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