『ALTÆR CARNIVAL』1st GAME
セクション・ワンのゲームは、「ワクワクパネルトーク」。
少女たちは、ルーレットで止まったパネルをテーマに、自身についてトークを行いました。
途中には、少女たちの共同生活や仲の良さに触れるシーンもあり、終始穏やかにトークは進みましたが……。
「あの……。このゲームは、本当に命をかけるんですか?」
トーク後、そんな不安を漏らした少女に、天の声は【ある映像】を見せます。
そこに映っていたのは、死。
デスゲームが本物であると悟った少女たちは、改めて気を引き締め、視聴者への協力を呼びかけるのでした。
セクション・ツーのゲームは、「スリーヒントピラミッド」。
3つの画像をヒントに、1つの答えを導きだす全40問のクイズです。
少女たちは、守護者≪ガーディアン≫と共に全力で問題に挑み……、そして、ついに最初の脱落者が決定します。
【アーカイブ】
脱落者は、風張美聡。
最終的にもっとも視聴者を集めた彼女でしたが、あと一歩及びませんでした。コメントでは「推しが…」「守護れなかった…」など、悲しみのコメントが溢れ、そんな中、彼女は懺悔を始めます。
彼女の優勝して叶えたい願いは「将棋の対局中、劣勢になると体調不良になる体質を治したい」でしたが、それは嘘。本当の願いは、将棋の対局で行った罪――八百長した過去を消したい、というものでした。
また彼女の素顔も明らかに。「プロ棋士を目指す大和撫子。秩序を重んじる性格で、その振る舞いは常に毅然としている。」として知られていた彼女ですが、品行方正な振る舞いは、周囲の人間からの期待に応えるためにしていたものだったのです。
そして残された少女たちは、さまざまな想いを胸に初回ゲームを終えるのでした。
『ALTÆR CARNIVAL』2nd GAME
セクション・ワンのゲームは、「はぁって言うゲーム」。
パフォーマーが演じたシチュエーションを回答者が当てるゲームでした。
天の声は、「今回のゲームから順位がつくこと」、そして、「順位が上の参加者から、セクション・ツーの問題を選べること」を発表します。
しかしながら、ゲームはごく穏やかに進行。拍子抜けした様子の天の声に、少女たちは言います。
「別にいーでしょ? このセクションでは命かかってないんだし……」
4人は、互いの健闘を祈るかのように言葉を交わし、2人目の脱落者を決める時間───セクション・ツーへと向かうのでした。
セクション・ツーのゲームは、「スピードシークワーズ」。
盤面の中から、共通するテーマを持った単語を探すゲームです。
ステージは全3つ。そのうち 1つ目と2つ目は、セクション・ワンで少女たちが自ら選んだものでした。
果たして、問題運は どれほど少女の運命を左右したのか……。
ゲームは、その名の通りスピーディな決着を迎えました。
【アーカイブ】
脱落者は、吉永瑠奈。
処刑を前にした彼女は、ある告白を行います。
本当は、憎きいじめっ子を殺してほしくてゲームに参加したこと。
その罪を、自分を騙した占い師・天法寺に背負わせて破滅させたかったこと。
「先生の名誉を回復したい」という願いは、まるっきりの嘘……。
これまでの彼女の態度は、すべて復讐を果たすための演技だったのです。
少女は、孤独だったのでしょうか。
「もうちょっと早くみんなに会えてれば、ちょっと違ったのかな」
最後にそう言い残し、処刑は執行されました。
『ALTÆR CARNIVAL』2nd GAMEが終了した頃、2020年に発生した「血の人形・再来事件」(『Project:;Cold 1.0』の事件)を取り扱うYouTubeチャンネル「みやまんチャンネル」にて、“依頼”という配信枠が立ち上がります。配信時間は2月26日21:30です。
もともとこのチャンネルは、ガールズバンド「都まんじゅう」のチャンネルとして開設されましたが、その後バンドのメンバーが「血の人形・再来事件」に巻き込まれていき、それ以降、残されたメンバーが視聴者に助ける動画を投稿していきます。
しかし、2021年2月に「都まんじゅう」のメンバー全員が死亡してしまい、「血の人形・再来事件」は未解決事件となってしまいます。このまま真相は闇の中と思われましたが、そこに100年後の未来に生きる探偵「イオリ・ハートフィールド」が視聴者に接触してきます。
その時の配信名も“依頼”でしたが、果たして今回のライブ配信と何か関係があるのでしょうか。