CD PROJEKT REDは本日5月21日、オープンワールドRPG『ウィッチャー3 ワイルドハント』のMOD制作ツールである、「ウィッチャー3 REDkit」をPC向けに配信開始した。PC版『ウィッチャー3 ワイルドハント』ゲーム本編の所有者であれば、無料で入手可能となっている。
本ツールは、『ウィッチャー3』開発陣が実際に使用していた数々の機能を提供するもので、これまでにない自由度でゲーム内要素をカスタマイズできる。
『ウィッチャー3 ワイルドハント』は、2015年に発売されたオープンワールドアクションRPG。アンドレイ・サプコフスキ氏によるポーランドのファンタジー小説『ウィッチャー』を原作としたシリーズの第3作だ。魔物を狩る専門家「ウィッチャー」である「リヴィアのゲラルト」を主人公とし、異世界からの侵略者「ワイルドハント」に追われている養女シリを探す旅を描く。
今回配信されたMOD制作ツール「ウィッチャー3 REDkit」は、実際のゲームに使用したエンジンである「REDengine 3」をリワークしたもの。公式HPによれば、「開発チームと同等の強力なツールをユーザーに提供する」としており、新しいロケーションやクエスト、ストーリーから、キャラクター、モンスターに至るまで、ゲーム内に存在するほぼすべての要素を作成・変更することが可能だ。
また、Steam WorkshopやNexus Modsといった外部サービスを通じて、他のユーザーと作品を共有することも可能。MOD制作者が手軽にMODを公開でき、かつMODユーザーがカジュアルにMODを利用できるよう配慮されている。
MOD制作ツール「ウィッチャー3 REDkit」は、PC版ユーザー向けにSteam、Epic Games Store、GOGにて無料で配信中だ。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
ウィッチャー3 REDkitがPC向けに配信開始!
CD PROJEKT REDは5月21日(火)、『ウィッチャー3 ワイルドハント』のMOD制作ツールであるウィッチャー3 REDkitをPC向けに配信開始しました。『ウィッチャー3』開発陣が実際に使用していた数々の機能を提供する本ツールは、PC版『ウィッチャー3 ワイルドハント』ゲーム本編の所有者であれば、無料でダウンロードが可能です。
CD PROJEKT REDがYigsoftと共同で開発・提供するウィッチャー3 REDkitは、1万8000人以上のテスターによるベータテストの成功を経て配信が開始されました。PC版『ウィッチャー3 ワイルドハント』を所持している場合、GOG、Epic Games Store、Steamから無料でダウンロードできます。ツール自体の数多くの機能に加え、Steam Workshopと統合することで、MOD制作者が手軽にMODを公開でき、かつMODユーザーがカジュアルにMODを利用できるよう配慮されています。MOD制作者のニーズに合わせて、REDengine 3のコードベースを拡張しつつリワークされており、これまでにない自由度でゲーム内要素をカスタマイズできます。配信開始と同時に公開されたトレーラーでは、本ツールの主要な機能を紹介しています。
ウィッチャー3 REDkit 公式トレーラー(日本語字幕をONにしてご覧ください) https://youtu.be/mMKZQLRkyfU
MOD制作者を支援するため、初めてのツール導入についてのチュートリアルや、基本的な機能についての概要、今後順次公開されるチュートリアル動画シリーズ、MOD公開についてのガイド(英語)などが用意されています。
また、REDkitやMODの経験についてCD PROJEKT REDの開発者へインタビューした動画をまもなく公開予定です。ナラティブディレクターのフィリップ・ウェベル、エキスパートクエストデザイナーのダニシュ・マルキェヴィチ、リードクエストデザイナーのブワジェ・アウグスティネクが、MODの制作者としてゲーム開発のキャリアをスタートさせたエピソードや、過去手がけたMOD、ツールの使用を経て掴めるチャンスなどについて、それぞれの見解を語ります。
ウィッチャー3 REDkit公式ウェブサイト
https://www.thewitcher.com/redkit
『ウィッチャー』シリーズ公式ウェブサイト
https://www.thewitcher.com/
CD PROJEKT RED Japan公式X
https://x.com/CDPRJP