彩図社は5月28日(火)、書籍『アニメオタクの一級建築士が建築の面白さを徹底解剖する本。』を発売した。
本書は「マンガやアニメに登場する建物を切り口に、建築の面白さを解説する」という、生活に深く関わる芸術品である建築について、親しみやすいテーマから触れることができる一冊。
ゲームからは、「スーパーマリオ」シリーズに登場する「クッパ城」の遊び心を紹介。『ハウルの動く城』、『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』、『チャーリーとチョコレート工場』など、作中の印象的な建造物にもフォーカスするようだ。
このほかにも、『新世紀エヴァンゲリオン』の章では要塞建築について、『ゲゲゲの鬼太郎』の章では「建築が持つもうひとつの価値」を紹介するなど、建築について幅広いトピックを学ぶことができる。
本書を手がけるNoMaDoSは、「終わらない自由研究」をテーマに掲げ、建築を拡張するクリエイター集団。公式Xには、同団体が手がけたスタイリッシュな設計などが掲載されている。
また、NoMaDoSの一員であるHIKARU氏のXでは、『魔法少女まどか☆マギカ』で「モダニズム建築」を紹介する章の一部が公開中。本書に興味を持った方はぜひチェックしてほしい。
【本日発売!】
— HIKARU【NoMaDoS】 (@urakihabit_NMDS) May 28, 2024
「モダニズム建築」は全部「まどマギ」で説明できる(1/3)
建築における「モダン」とか「今っぽい」って、よくわからない言葉だと思うのですが、実はまどマギに登場する“ある建物”を徹底解剖することで、すべて説明できます。
本日発売の著書から本文を一部掲載! pic.twitter.com/EUSp7MmQCi
収録されている内容は以下のとおり。
【魔法少女まどか☆マギカ】「まどマギ」に学ぶ“なんとなくイケてる建築”の正体
【任天堂 スーパーマリオシリーズ】屋根って自由だ! クッパ城に溢れる遊び心を見る
【HUNTER×HUNTER】そもそもどうやって建てるの? 独自の歴史と美しさを持つタワー建築
【レディ・プレイヤー1】日本が生んだ驚きの手法 生き物のように形を変える建築
【ドラゴンボール】魔人ブウは天才建築家⁉ 夢が広がるシェル構造
【千と千尋の神隠し】湯婆婆の空間デザインセンス! 油屋に学ぶ「抜け」のテクニック
【呪術廻戦】建築史に残る大論争! 呪術高専のデザインは日本的…?
【ワンピース】ファン続出の可愛らしさ! ワンピースの「見栄っ張り建築」
【新世紀エヴァンゲリオン】NERVは最強の要塞だった? 歴史の裏側で誕生した要塞建築の世界
【ゲゲゲの鬼太郎】家は住むためだけじゃない! 建築が持つもうひとつの価値とは
【クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険】尖る! はみ出す! ド派手に主張する建築たち
【ハウルの動く城】街が歩いて移動する⁉ 「建てない」建築の世界
【チャーリーとチョコレート工場】秘密のチョコレート工場には建築の最先端が詰まっていた!
価格は税込1980円。「クッパ城」と「東京国立博物館」が並ぶ、本書ならではのユニークな表紙も魅力。手軽な電子版はもちろん、この表紙を手に取れる単行本での購入もおすすめだ。