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小人として巨大な少女に命運を握られ、飼育されるアドベンチャーゲーム『SAEKO: Giantess Dating Sim』のウィッシュリスト登録者数が3万人を突破。日中は小人たちと生活し、夜は冴子との「死にゲー」的な会話が描かれる。Steam Nextフェスにあわせてヒリつく体験版も公開中

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パブリッシャーのHYPER REALとデベロッパー(開発元)のSAFE HAVN STUDIOは6月17日、巨大な少女に命運を握られ、小人として生活するアドベンチャーゲーム『SAEKO: Giantess Dating Sim』のウィッシュリスト登録者数が3万人を突破したことを発表した。

本作の最新の体験版は6月11日より実施されているSteamのイベント「Steam Nextフェス」にあわせて公開されている。配信期間は不明だが、イベントが終了する6月18日の午前2時までに配信が終了する可能性もあるため注意されたい。

本作の主人公は、記憶を失い、目覚めたら小人になっていた中世的な見た目の人物・リン。物語は主人公たちから見れば巨大に見える女子大生・冴子に保護され、開幕し、彼女のデスクの引き出しの中の生活が描かれていく。

引き出しの中には主人公・リン以外の住民も存在し、主人公と同じく冴子に生死をコントロールされ、彼女の意に反する行動は許されていない。ゲームプレイは冴子が出かけている日中に引き出しの住人たちと交流し、夜は帰宅した冴子との交流を行うかたちとなっている。

会話パートでは選択肢を間違えば握りつぶされ殺される。彼女のご機嫌を取らなければ簡単に殺されてしまう理不尽な緊張感が作品の根幹に存在しており、この恐怖が本作の大きな魅力のひとつとなっているだろう。

いっぽう、デスクの中の住人たちは、何やら「主人公が知らない真実」を知っているそぶりを見せる人物も存在している。作品のフックとしては「巨大な少女に飼育され、あわよくば虫のように殺される」という耽美的なシチュエーションが挙げられるが、引き出しの住人との交流などからは、上述した設定や作風に留まらない表現にも期待が高まる。

また、最新バージョンの体験版を配信するにあたり、作品のバックグラウンドや、開発チーム外で体験版に携わったスタッフなどもブログ形式で明かされている。

ブログでは本作の原作が笛地静恵氏が手掛けた「もうひとつのコワイ童話」シリーズであり、作者である笛地静恵氏の許可の元に制作されていること、英語圏で多くの巨大娘作品を発表されている小説家・Curse Crazy氏にインスパイアされていることなどが紹介されている。

このほかに、『A YEAR OF SPRINGS』『a pet shop after dark』などを手掛け、日英翻訳者でもあるnpckc氏が日英のローカライズを手掛けたことや、中国語翻訳者であるflankoi氏が日中の翻訳を担当したこと、ASMRやシチュエーションボイスなどを手掛ける同人声優・一ノ瀬エアル氏が一部のボイス効果音を手掛けたこと、本作がEbitengineで開発されていることなども明かされている。

なお、開発に携わった方や、原作、影響を受けた作品などにはR-18の作品が存在するため、観覧をする際には注意されたい。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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