SFストラテジーの名作『Stellaris』本体価格が、75%オフとなるセールがSteamで開催されている。通常5390円の本作が、12月5日までのセール期間中は1347円で購入可能だ。
本体ゲームに加えて、これまでに出た様々なDLCも加えた『Ultimate Bundle』もセール対象で、こちらも62%オフ。4万3890円→1万6558円になる大型の値引きを行っている。
『Stellaris』は強大な星間帝国を率い、全銀河の覇権を目指す壮大なSFグランドストラテジーゲームだ。開発は『Hearts of Iron』や『Cities: Skylines』など、多くのストラテジー、シミュレーションなどで知られるParadox Interactiveが手掛ける。
すでに8年も前にリリースされたタイトルながら、現在まで無数のアップデートと拡張DLCの追加を繰り返し、いまだ様々に変化しながら拡大を続けているタイトルだ。
本作は未知の宇宙を探索しながら様々な星を植民地として開拓し、生産力を高めながら宇宙艦隊を揃え、最終的には銀河の覇権を目指していくゲーム……と言いたいところだが、実際には必ずしもそういうわけではない。
本作に限らずParadox Interactiveのタイトルには明確なエンディングがあるものが少なく、どちらかと言えば壮大なロールプレイを楽しむという性質が大きい。数百年をかけて、銀河帝国を運営することそのものを楽しむというのが『Stellaris』というゲームだ。
ゲームではどのような種族、どのような主義・思想を持つ国家を率いるのかを決めるところから始まる。DLCまで含めれば、植物型宇宙人や、岩石生命体、機械知性や集合意識の国家などを作ることすら可能だ。
もちろん人間型、ヒューマノイド種族の国家も作れる。その場合でも排他的で異星種族の浄化を目指す思想を持つ国家にするのか、他文明との融和を重視する国家にするのか、資本主義の商業帝国か、権威的な宗教国家にするのか、さまざまな特徴がつけられる。
異星文明を残らず滅ぼし、異星人を隷属化して使役するような権威的・排他的な帝国を目指すこともできるし、自由と平等を謳う帝国を目指すこともできる。自由でも平等でもない権威的な帝国を、宇宙艦隊パンチで自由と平等の国に変えさせてもいい。
もちろんゲーム自体はかなり硬派なストラテジーで、艦隊を始めさまざまなリソースを管理し、異星文明の動向に気を払いつつ、支配する星々を拡大していくのがゲームの基本的な流れだ。
ただしゲーム中はさまざまなランダムイベントが次々に発生し、さながらSF小説を読んでいるような感覚でゲームをプレイすることができる。発生するイベントの中には帝国全体に効果を及ぼすようなものもあり、プレイするたびに異なる展開が起こりえる。
もちろん、プレイヤー自身が意図的に大きな流れを作っていくこともできる。これも追加DLC込みの話にはなるが、銀河理事会を乗っ取って銀河皇帝に即位したり、あるいは機械知性が自意識に目覚めて想像主に反抗する……といったイベントすら、ゲーム内では発生しうる。
未知の宇宙を探索しながらそうしたイベントを体験していくことそのものが、本作の醍醐味の一つと言えるだろう。
なお、これまでにも言及した通り本作には多数のDLCが展開されており、それによってゲーム性が大きく変わってくる。全て入れる必要はないが、『Utopia』『Apocalypse』『MegaCorp』『Nemesis』『Overlord』など主要なDLCは、より没入的にゲームを楽しむにはあったほうがいいだろう。
「いきなりそんなに選べないよ!」という方には、全ての追加コンテンツを無制限に遊べるサブスクリプション(月額課金)のサービスもあるので、まずはこちらで遊んでみることを検討してもいいかもしれない。
『Stellaris』本体、ならびにDLCの大型セールは、12月5日までとなっている。興味がある方はSteamのストアページをご確認いただきたい。