ワーナー・ブラザース制作の映画版『マインクラフト』である『マインクラフト/ザ・ムービー』の上映が世界各国で開始された。このオープニングの興行収入が「3億1000万ドル」(約415億1500万円)となったことが明らかとなった。このうち、米国での興行収入は1億5700万ドルになるという。著名な業界メディア「ザ・ハリウッド・リポーター」などが報じている。
オープニング興収とは、映画が上映された最初の週末の記録を指す。今回の映画版『マインクラフト』の記録は、2023年に上映された映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の上映3日間の1億6400万ドルを上回っており、ビデオゲームを原作とした映画作品としては歴史上で最大のオープニング興収となっている(映画版『マリオは水曜日に公開され、日曜日までに2億400万ドルを稼いでいる)。
映画版『マインクラフト』は、現実の世界から『マインクラフト』の世界に転送されてしまったギャレット、ヘンリー、ナタリー、ドーンたち4人と、この世界に先にやって来ていた「スティーブ」との出会いを描く実写の冒険モノ作品。監督は『ナポレオン・ダイナマイト』、『ナチョ・リブレ』などで知られるジャレッド・ヘスが務め、主人公格のキャストとしてジェイソン・モモアが出演している。
近年、人気ビデオゲームを原作とした映画化作品がスマッシュヒットを記録する例が続いている。『名探偵ピカチュウ』(2019)は北米でオープニング興収「約5436万ドル」、『ソニック・ザ・ムービー』(2020)は「約5801万ドル」記録。冒頭で触れた『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)のオープニング興収1億6400万ドルであり、30年続く「マリオ」ブランドの強さを見せつけたが、さらにその潮流に乗って映画『マインクラフト』が脅威の結果を残した。
「ザ・ハリウッド・リポーター」は、映画『マインクラフト』の3億1000万ドルのオープニング興収が2025年が始まって以来最大の記録であり、2024年7月の『デッドプール&ウルヴァリン』(約2億1100万ドル)以来の大ヒットであると指摘。不振が続いていたワーナー・ブラザーズを救う一作となったと報じている。
映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は、日本では4月25日より上映予定となっている。