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『バトルフィールド』の「新作」に関連する「破壊表現」の“デザイン哲学”を公式が紹介。破壊によって生じた瓦礫は戦場に残り、新たな遮蔽物となり防御として作用、崩壊する前の壁が視覚的に劣化するほかオーディオも変化する

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Battlefield公式は、FPS『バトルフィールド』の「新作」に関して、「破壊表現」に関するデザイン哲学を紹介した。

あわせて公式Xアカウントにて、破壊機能を紹介するプレアルファ版のサンプル動画が公開されている。

新作『バトルフィールド』は、Criterion、DICE、Ripple Effect、MOTIVEという2大陸にまたがる4つのスタジオの経験を集約した「Battlefield Studios」によって開発されているシリーズ最新作。

「新作」のタイトルや展開時期などは発表されていないが、プレイヤーが秘密保持契約の下、「新作」をテストプレイして、そのフィードバックを最終製品に反映するプログラム「Battlefield Labs」を通じて開発が進められているのが特徴だ。

今回は、「破壊表現」に関するデザイン哲学が公開された形となる。新しいメカニクスによって、破壊に関連したより多くのチャンスを作り出すことができるという。

たとえば、破壊によって生じた瓦礫は戦場に残り、新たな遮蔽物となり、防御として作用するという。これらは異なる武器やビークルを使用して周囲に影響を与えることができるとのこと。

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(画像はXより)

爆発によって壁が十分なダメージを受けている状態だと、銃弾などの小さな衝撃も破壊に寄与するようになり、壁を撃ち抜いて突破することが可能になる。

持続的なダメージによって崩壊する前の壁が視覚的に劣化していることがわかるほか、これに関連してオーディオは、攻撃が成功したかどうかを聴覚的にも確認できるものとなっている。

壁を破壊して建物を素早く通り抜けて反対側に到達する戦術も可能だが、当然この方法は敵のプレイヤーが使うこともありえるとのこと。

どの環境要素が破壊可能かつ破壊不可能であるのか、どれぐらい火力が必要なのか、「Battlefield Labs」のテストを通じて、バランス調整をしている段階だという。

新作『バトルフィールド』は開発中。なお「Battlefield Labs」は、欧州および北米のプレイヤー向けにテスト中だ。日本での展開など今後の続報に期待したい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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