「元ゲーム会社社長」の経歴を持つ小説家・喜多山浪漫氏は4月24日(木)、“コミカライズ、ゲーム化率100%”の実現を目指す電子小説レーベル「キマイラ文庫」の公式サイトを正式オープンした。
本レーベルでは喜多山氏が発起人を務めるほか、ライトノベル『異世界居酒屋「のぶ」』で知られる蝉川夏哉氏と、Web小説『#壊れた地球の歩き方』で知られるヤマモトユウスケ氏、ゲーム『彼女は最後にそう言った』で知られる横田純氏がスタートアップメンバーとして名を連ねる。

「キマイラ文庫」は、“小説家たちの遊園地”をコンセプトに、新進気鋭の小説家らによるオリジナル作品を定期的に公開していく電子小説レーベル。
いわゆる出版社とは異なる路線での展開を模索しており、公式サイトは各作家が週1回ペースで更新する小説サイトとしてだけでなく、商品化の題材(新規IP)を探す企業に向けたショーケースの役割も果たすという。
小説の閲覧画面は縦読み・横読みや背景色の変更機能に対応する
また、コミカライズとゲーム化においては「100%の商品化を目指す」としており、“世界中のクリエイターたちの遊園地”への拡大に向けて、段階的にイラストやイメージ楽曲など異なる創作ジャンルにも領域を広げていくようだ。
初代編集長には蝉川氏が就任するほか、キマイラ文庫へ向けた新作『まものグルメ』の執筆を通して、引き続き作家としても活動していく。
さらにヤマモト氏の新作『アオハルクエスト』や、横田氏の新作『サマータイムモンスターズ』、喜多山氏の作品『エトランジュ オーヴァーロード』と『魔法捜査官』も連載されるという。
上記のほか、本レーベルには合同会社スーパーニッチの代表である新川宗平氏も参画。コンテンツプロデューサーとして、メディアミックスや海外展開などの施策に取り組むようだ。