「テスト文字列にうんこ入れるな」として知られる研修資料の最新2025年版が、5月13日に公開された。同資料はソフトウェア開発会社インフィニットループの会長・松井健太郎氏が手がけた、新卒社員向けの研修用資料だ。
もともとは2021年に制作されたもので、題名の通り「テスト文字列に“うんこ”と入れない」ことの重要性を説いた資料。一見ばかばかしいタイトルながら、企業の危機管理意識の重要性を端的に説明しているとして、SNSを中心に大きな話題を呼んだ。
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— 株式会社インフィニットループ (@iloop_sapporo) May 13, 2025
今年も出たぞ!「テスト文字列にうんこ入れるな」研修資料2025年版!【祝・30万View突破】https://t.co/kKYAWVamOx
資料はインフィニットループ社の技術ブログにて無料公開されているため、詳細についてはそちらをご一読されることを推奨するが、資料内容を一言でまとめれば「テスト文字列には無難な文字列を使うこと」に尽きる。
主に語られるのは、システム開発などでテスト文字列に不適切・不謹慎なワードを使用することの危険性だ。開発者が内輪のノリで不要なユーモアを発揮し、「うんこ」のようなワードをテスト文字列に使うと、それはどこかで「必ず」漏れてしまう。
資料では過去にSNSなどで話題になった事例などを参照しつつ、不幸な事故というのは絶対になくならないことを、丁寧かつ簡明に解説。開発系の職種に就く人に限らず、企業で働く人は一度は読んで損のない資料となっている。