Amazonでマンガ『ガンスリンガー・ガール』(GUNSLINGER GIRL)のKindle版が50%ポイント還元セールを実施中だ。全15巻をそろえると8953円(税込)となり、4483ポイントが返ってくる形となる。
相田裕氏によるマンガ『ガンスリンガー・ガール』は、架空のイタリアを舞台に対テロ機関「社会福祉公社」の戦いを描いた作品だ。表向きは障害者支援のための組織とされている社会福祉公社だが、その実態は瀕死となった少女たちに機械の身体を与え、彼女らに政府に敵対する勢力を排除させる諜報機関である。
「義体」へ改造された少女たちには、それぞれ担当官と呼ばれる大人のパートナーが割り当てられている。担当官は戦闘訓練、メンタルケアなど任務から日常まで彼女たちの生活に深くかかわるが、各義体をどう扱うのかは本人に委ねられており、彼らが義体との接し方に悩む姿はもちろん、容易に表には出せない思惑や感情も描写されている。
さらに義体には「条件付け」と呼ばれる薬による洗脳も行われているため、基本的に義体は担当官に忠実に従う存在となっている。一方、その前提によって彼女たちが担当官への愛情を自覚しながらも、その感情が洗脳の結果なのかと思い悩むシーンがあったりと、倫理や人間の尊厳について考えさせられる面も大きい。

主要キャラクターとしては一家殺害事件の生き残りの少女・ヘンリエッタと元軍人にしてテロリストに家族を殺されたジョゼ・クローチェのペアが挙げられるが、それ以外のキャラクターにもスポットライトが当てられる場面は少なくない。少女たちはもちろんのこと、周囲の大人たちの葛藤や苦悩が綿密に描かれている群像劇的な作品でもある。
また、実在する銃や車両が数多く作中で描かれている、ミリタリーものとしての魅力も本作の特徴としてひとつ挙げられる要素だろう。こうした作風が評価され、第16回文化庁メディア芸術祭ではマンガ部門で優秀賞を受賞。「いわゆる『戦闘美少女』ものの枠を超えた、一大群像劇」と評された。
『ガンスリンガー・ガール』Kindle版は現在、全15巻が50%ポイント還元セールを実施中。セールは予告なく終了する場合があるため、購入の際には実際の獲得ポイントを確認するようにしていただきたい。