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まるでゲームのような遊び心満載の“アート”が集合した企画展「ART BIT MATRIX -TOKSATSU to VIDEOGAME-」が開催決定。鮮やかな絵画・彫刻・映像からアナログ・デジタルのゲーム作品まで登場

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8月12日、まるでゲームのような遊び心満載の“アート”が集合した企画展「ART BIT MATRIX -TOKSATSU to VIDEOGAME-」が、8月29日よりシンガポールのMIZUMA GALLERYにて開催することが決定した。

本展は、毎年京都で夏に開催されている現代アート×インディーゲームの企画展「art bit」展と現代美術作家・たかくらかずき氏が手がけるグループ展「キャラクター・マトリクス」との合同キュレーションとなる。両展から12組のアーティスト陣が合流し、遊び心に溢れたアート作品を展示する。入場料は無料。

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「art bit」展は、現代アートとインディーゲームの芸術性という合わせ鏡のようなお互いの魅力とクリエイティビティのルーツに注目し、アートとゲームの新たな可能性を追求する展示だ。「キャラクター・マトリクス」展は、国内の現代美術シーンが見落としてきた特撮や、ゲーム発のキャラクターバリエーションの世界を探求する展示となっている。

「ART BIT MATRIX」展では、上記2つの展示で発掘された12組のアーティスト陣が合流することで、“美”の原理と文脈をめぐるゲームとしての現代美術史と、アジアから日本列島に流れ着いたた聖・俗・遊が習合する伝統美術およびポップカルチャーの累積を融合。

会場では、遊び心にあふれる絵画・彫刻・映像から実際にプレイ可能なアナログ・デジタルのゲームまで、あらゆる作品がひとつの空間に存在する。ゲームのような綿密なピクセルアートで描かれた大迫力の絵画や、猫が乗り込んだ船にボタンやレバー、ディスプレイが取り付けられている展示物など、興味深い作品がズラリと並ぶ。

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「ART BIT MATRIX -TOKSATSU to VIDEOGAME-」は8月29日よりシンガポールにて開催予定だ。下記リリースでは、参加クリエイターをはじめ本展の詳細な展示物を掲載している。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています


特撮×ゲームが培った“依代”としての新たなキャラクター美術を発信する複合アート展〈ART BIT MATRIX-TOKSATSU to VIDEOGAME-〉がシンガポールMIZUMA GALLERYで開催

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ホテル アンテルーム 京都で毎年夏に開催されている現代アート×インディゲームの企画展「art bit – Contemporary Art & Indie Game Culture-」(以下、art bit展)と、現代美術作家・たかくらかずきが手がけるグループ展「キャラクター・マトリクス」との合同キュレーションによる、新たな企画展〈ART BIT MATRIX -TOKSATSU to VIDEOGAME-〉が、2025年8月29日(金)よりシンガポー
ルのMIZUMA GALLERYで開催されます。 

現代アートのゲーム性とインディーゲームの芸術性という、合わせ鏡のような互いの魅力とクリエイティビティのルーツに注目し、アートとゲームの新たな可能性を追求する「art bit」展と、国内の現代美術シーンが見落としてきた特撮やゲーム発の依代としてのキャラクターバリエーションの世界を探求する「キャラクター・マトリクス」展。

両展で発掘された12組のアーティスト陣が合流することで、“美”の原理と文脈をめぐる価値転倒のゲームとしての西洋発の現代美術史と、アジアから日本列島に流れ着いた聖・俗・遊が習合する伝統美術およびポップカルチャーの蓄積をフュージョン。遊び心にあふれた絵画・彫刻・映像から、プレイアブルなアナログ・デジタルのゲーム作品まで、あらゆるメディウムが共棲する多元主義的なアート曼荼羅(マトリクス)が誕生します。

■開催概要
名称:ART BIT MATRIX -TOKSATSU to VIDEOGAME会期:2025年8月29日(金)〜10月19日(日)
火〜土 11:00〜19:00/日 11:00〜18:00(月曜休館)

☆オープニング・レセプション:2025年8月29日(金) 16:00-19:00
会場:MIZUMA GALLERY (SINGAPORE)
22 Lock Road #01-34, Gillman Barracks, Singapore 108939

入場料:無料
URL:https://www.mizuma.sg/
https://www.arsobit.com/exhibitions-20250722/

■出展作家

青山夢
岡田舜
影山紗和子
九鬼知也
contact GONZO
たかくらかずき
竹内義博
谷村メイチンロマーナ
西垣肇也樹
西島大介
平山匠
ヤノベケンジ+BAN8KU+YANOKEN PROJECTS

◾️キュレーション
たかくらかずき
豊川泰行
中川大地

Organized by 一般社団法人渋谷あそびば制作委員会 / ミヅマアートギャラリー

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■特撮とゲームが往還する仮想と現実

1990年代から日本の現代アート史を牽引してきたミヅマ・ギャラリーの東南アジア拠点で開催される今回の展示が焦点に据えるのは、特撮からゲームへと受け継がれていった「呪術的な依代としてのキャラクター」です。

特撮は現実を空想世界に見立て、ゲームは仮想世界を現実にインストールする。かつて成田亨や高山良策といったシュルレアリスムやダダイスムに影響を受けた美術家が「ウルトラマン」シリーズに登場する特撮怪獣たちを造形し、さらにそこから「ポケモン」のようなゲームキャラクターが生み出されていった系譜を参照しながら、本展では現実と仮想を往還する特撮とゲームの接続点から起動しつつあるアートムーブメントを紹介します。

これは同時に、今世紀初頭に村上隆が西洋美術史へのカウンターとして戦後日本のマンガ・アニメ的キャラクターの表象に見出した2Dと3Dを超克する「スーパーフラット」の美学的・社会的ルーツを再検証しつつ、その後継であるオタクカルチャー/インターネットカルチャーからは抜け落ちていった可能性を再発掘し、さらに大きな世界美術史の脈絡へと拡張する試みでもあります。

その出発点として、スーパーフラットの勃興と並行しながら、原子力にまつわる戦後日本特撮の遺伝子を自身の彫刻作品に取り込んできた世界的アーティスト・ヤノベケンジを起用。
人々の旅を見守る「船乗り猫」をモチーフにした「SHIP’S CAT」シリーズは、大阪中之島美術館にも設置され、近年のヤノベのアイコンになっています。さらに岡本太郎が1970年の大阪万博で人類に遺した「太陽の塔」を地球生命の祖を運ぶ「宇宙船」として捉え直すヤノベの創作神話「BIG CAT BANG」に展開された「宇宙猫」を主人公に据え、ピクセルアーティストのBAN8KUがビジュアルを、京都芸術大学・大阪電気通信大学・相愛大学のゲームデザインチームが制作を担当したビデオゲームを内蔵する新作のアーケード筐体作品が初公開されます。それは現実世界における造形物でありながら、キャラクターを介して仮想的なゲーム世界に干渉することのできる仮想的な場を内包した彫刻作品として、本展の世界観を導入します(※今回展示では筐体とともに現在制作中のゲーム作品のオープニングムービーを上映予定)。

■多様なメディウムが共棲する遊び(play)と祈り(pray)のプルラリティ

そしてビデオゲームが内包するインタラクティブなメカニクスやグリッチを新たな絵画の原理として捉え直し、抽象のカオスから原キャラクター的な“図”が立ち上がるさまを西洋美術の歴史に突きつける竹内義博と岡田舜。特撮怪獣の原点である「ゴジラ」の痕跡を伝統的な日本美術の画法を援用しながら現代の都市ランドスケープへの批評的スペクタクルに変換する西垣肇也樹。彼らのペインティング作品は、特撮とゲームに通底する美術的な可能性を抽出します。

対して、平面と立体のあわいに神獣や怪人を造形する青山夢と谷村メイチンロマーナ。粘土や陶器のフィギュア群を現実環境の精霊として召喚する平山匠と九鬼知也。ポップな半人キャラたちの架空のテレビ番組をアニメイトする影山紗和子。まさに特撮とゲームをつなぐ「ポケモン」世代のアーティストたちは、日常空間を彩る玩具や文具に様々なモンスターを見出す想像力で多彩なメディウムに神霊を宿らせ、多神教的な曼荼羅時空としてのキャラクター・マトリクスを現出。

さらにcontact Gonzoが身体なきパフォーマンスとして設置する全長6mのコインゲーム、『スペースインベーダー』を脱構築した西島大介による往年のスーパーファミコン筐体型の「撃たないシューティング」、たかくらかずきによる仏壇彫刻に納められた瞑想儀式の依代としてのゲーム作品たち。それらは仮想と現実を行き来するための呪術的な装置となって、ゲームセンター的な魔法円の閉じた遊び(play)を、開かれた世界への祈り(pray)に変換します。

核の脅威を含む戦争体験が特に色濃く刻まれたジャンルである特撮から、現代エンターテインメントの共通言語となったビデオゲームへ。戦後80年を迎えた日本カルチャーの歴史に、いままた戦災が拡がる世界に向けて、どんなメッセージが見出せるのか、その芸術的可能性を模索します。

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The Spaceship of SHIP’S CAT

撮影:Omote Nobutada
作品:Kenji Yanobe
ピクセルアート:BAN8KU / thePIXEL

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迦羅曼荼羅
作品:たかくらかずき

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過去展示風景””art bit” @ホテル アンテルーム 京都

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過去展示風景””art bit” @ホテル アンテルーム 京都

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過去展示風景”キャラクター・マトリクス”@BUG
撮影:Yuji Oku

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過去展示風景”キャラクター・マトリクス”@BUG
撮影:Yuji Oku

■アーティストプロフィール
ヤノベケンジ
1965年大阪府生まれ。現代美術作家。1990 年、隔離タンクの中で瞑想する体験型の作品《タンキング・マシーン》でデビュー。「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機械彫刻を制作。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群で国内外で評価される。1997 年より、放射線感知服《アトムスーツ》を身にまといチョルノービリ(チェルノブイリ)や大阪万博会場跡地を訪れる《アトムスーツ・プロジェクト》を敢行(〜2003年)。21 世紀の幕開けとともに、制作テーマを「リヴァイヴァル」へと移行。2003 年、国立国際美術館(大阪万博会場跡地)で集大成的な個展「メガロマニア」を行う。

2004 年より、実父の腹話術人形「トらやん」をキャラクターとするシリーズを開始。2004~05 年、金沢21 世紀美術館の開館に合わせて、全長7.2mの《ジャイアント・トらやん》を滞在制作。2011年、東日本大震災後、希望のモニュメント《サン・チャイルド》を制作し、国内外で巡回。3 体のうち1 体が茨木市(大阪)に恒久設置される。2017年、福を運ぶ旅の守り神《SHIP’S CAT》シリーズの制作を開始。2021 年、大阪中之島美術館に《SHIP’S CAT (Muse)》が恒久設置される。2024年、生命の旅をテーマにした巨大インスタレーション《BIG CAT BANG》をGIZA SIX中央吹き抜けで展示した。
創作の原点は幼少期に大阪万博会場が解体されていく現場「未来の廃墟」で遊んだこと。美術の起源や存在意義を問い、環境と相互作用をもたらす作品を制作している。

BAN8KU
パノラミックでポップな作品で自主作品のみならず企業やイベントとのプロジェクトも積極的に行う。主な仕事に ゆず×渋谷PARCO・MIXI GROUP Office Entrance LED Signage・東急街びらき・109・不二家・googleplay・Eテレ番組など。いつもピクセルの事を考えています。

YANOKEN PROJECT
現代美術作家・ヤノベケンジの彫刻作品となるアーケード筐体に対し、ヤノベの作品世界をモチーフにしたインディーゲーム作品の制作を行う産学連携プロジェクト。
ピクセルアーティスト・BAN8KUがイメージボードとなるアートワークを担当し、京都芸術大学・大阪電気通信大学・相愛大学がゲーム制作を手掛ける。
ホテル アンテルーム 京都の豊川泰行が発起人となり、株式会社 Skeleton Crew Studioの村上雅彦をプロデューサーに迎え、プロジェクトをスタート。ヤノベの監修の元、京都芸術大学の村上聡、大阪電気通信大学の森善龍がゲームデザインを、相愛大学の髙木了慧がサウンド・ディレクターを担当。ピクセルアーティスト・BAN8KUのアートワークを元に、各大学の生徒たちがイラストレーションやアニメーション、プログラミング、サウンドの制作などを担当。ヤノベの巨大なイマジネーションを引き継ぐ社会彫刻作品としてのインディーゲーム作品の制作を行っている。

竹内 義博
1987年高知県生まれ。2013年京都造形芸術大学大学院修了。伏見区でスタジオ「スタジオハイデンバン」を運営。現代社会が直面する混沌とした状況をテーマに、ビデオゲームの要素を取り入れた絵画作品を制作。代表作「連鎖シリーズ」は、パズルゲーム「ぷよぷよ」のシステムを応用し、同じ形が揃うと消える「全消し」の概念を取り入れている。これにより、物体とイメージが行き来し、新たな視点と発見を鑑賞者に提供する。

主な個展は2019年「He:」らうらうじGALLERY(京都)、2021年「mtk+ vol.1 竹内義博」.s(京都)、2023年「竹内義博 展」t.gallery(東京)。グループ展は「ARTISTS’ FAIR KYOTO」や「art bit -Contemporary Art & Indie Game Culture」など多数。2024年は「OPET collection vol.1」(東京)や「東 京都 展」(東京)に参加。

岡田舜
1992年茨城県生まれ。2016年東京造形大学美術学科絵画専攻領域卒業。17年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程修了。ファミコンの画面と「バグ」を主な題材にした絵画を制作する。

主な個展に、「2015-2022」(TENSHADAI、京都、2022)、「ut0p1a」(Calm and Punk gallery、東京、2022)、「under/stand」(commune gallery、東京、2021)、「retrojective」(Tav gallery、東京、2019)、グループ展に、「MEGA」(SH GALLERY、東京、2022)、「岡田舜 安部悠介 二人展 底のない深さ」(commune gallery、東京、2021)、「目を捧げよ」(銀座蔦屋書店アートウォールギャラリー、東京、2019)など。

西垣肇也樹
1985年兵庫県生まれ。2012年に京都造形芸術大学大学院修士課程芸術研究科芸術表現専攻修了。時代と共に本質が宙吊りになったゴジラ=敗戦国日本人の器として捉え、洛中洛外図や一円相などの技法とミックスした現代水墨画を描くなど、領域を横断しながら表現の可能性を探る。
主な個展に「A Monster of Our Own Making」(Ronin Gallery、ニューヨーク)、芸術祭のあり方を芸術からではなく、銭湯を取り巻く環境の双方で捉え直した『京都銭湯芸術祭』の企画出展など。主な受賞として、渋谷芸術(SHIBUYA AWARDS)2017/大賞、SNBA賞、京展2016/須田賞など。

contact Gonzo
2006年結成。グループ名は自分たちが実践する方法論の名称で人と人との接触、肉体の衝突に着目し独自の牧歌的崇高論を構築し、それをベースに即興的なパフォーマンスを多数制作。そこから派生したアイディアや素材をもとにゲームやインスタレーション、写真や映像作品の制作、冊子編集などを行い発表している。
主な展覧会に「コンタクト・ゴンゾ展 Physicatopia」(ワタリウム美術館、東京、2017)、contactGonzo+YCAM バイオ・リサーチ「wow, see you in the next life./ 過去と未来、不確かな情報についての考察」(山口情報芸術センター、山口、2019)など。

西島大介
1974年東京生まれ。漫画家/現代美術家。2004年『凹村戦争』で漫画家としてデビュー。『ディエンビエンフー』『世界の終わりの魔法使い』など著書多数。2024年からインディゲーム制作をスタート、《むだいさんアドベンチャー》《SAPCE INVADIANS》他を発表。同年、広島市現代美術館で「キャラクターの展開図」展を開催し、「アートのきざし」理論を提唱。2025年8月、千葉市美術館で《さいばぁぱんく:千葉市美術館》を発表。EXPO 2025 大阪・関西万博では世界中のすしネタに対応した新種のいきもの《すしネーター》を展示中。

青山夢
1997年、茨城県出身。東北芸術工科大学大学院修士課程芸術文化専攻絵画領域修了。現代生活を神話学的思考で捉え、治癒と破壊を繰り返す人間と自然の共生について研究中。災いが起きても、境界なく入り混じる獣に興味を持つ。幼少期に影響を受けたウルトラ怪獣と神話に共通項を見出し、廃棄手前のさまざまな獣の皮膚や毛を素材に作品を制作している。

主な展覧会:
2024年 青山夢個展「見えない怪獣」アートフロントギャラリー、東京
2024年 「ART SG 2024」マリーナベイ・サンズ エキスポ&コンベンションセンター、シンガポール
2023年 青山夢個展「-獣を縫う-」新宿 高島屋、東京
受賞歴:
2020年 アートアワードトーキョー丸の内2020 丸の内賞/行幸地下ギャラリー(東京)
2022年 第25回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)入選

谷村メイチンロマーナ
1998年、東京都出身。東北芸術工科大学修士課程芸術学部複合芸術領域修了。鉛筆やボールペン、クレヨン、Apple Pencil。それらがなくても、指さえあれば、どこにでもモンスターを描いてきた私は、自称、「ソフビやカートゥーンのカッコよさに魅了されたクレイジー・クリエーター」。私と家臣のモンスターたちが戦いを繰り広げている相手は、どこにでもあるようなちっちゃな悪。そういう悪が積み重なってきている今だからこそ、一応、世界を救うような気持ちで、モンスターを日夜、生み出しています。

〈個展〉
2024 “ROMANA TOY STOREⅡ”フジギャラリー新宿/東京
2022 “Romana Space Toy Store” Ritsuki Fujisaki Gallery/東京
“Romana Beach Toy Store” LIGHTHOUSE GALLERY/東京
“Romana Toy Store” myheirloom/アーツ千代田/東京

〈主なグループ展〉
2025 “SALTY”myheirloom/東京
2024 「谷川 渥 企画―表層の冒険 抽象のイコノクリティック」ギャラリー鴻/東京
”ONE ART TAIPEI 2024“ EQUAL, Hotel Metropolitan Premier Taipei/台湾
「キャラクターマトリクス」BUG/東京

〈受賞歴〉
2021 「2020年度卒業制作展」洋画コース最優秀賞 東北芸術工科大学/山形
2021 「アートアワードトーキョー丸の内 2021」審査員 後藤茂雄賞

平山匠
1994年東京都生まれ。東京造形大学彫刻専攻卒業。東京藝術大学大学院美術教育研究室修了。
粘土のオブジェやインスタレーションを主に制作。ものをつくること、そこに他人がかかわること、そしてその場に生じる言語領域からはみ出したコミュニケーションを大切にしている。2021年より「アトリエ・サロン-コウシンキョク(交新局)」を品川の下町で運営中。

九鬼知也
幼少期にいっしょに遊んだフィギュアやぬいぐるみ、テレビゲーム、見ていたアニメのおもちゃ、何かわからないけどグッとくるもの。
その雰囲気、やわらかさ、表情から陶器のフィギュア、絵画などを制作。

影山紗和子
アニメーター/イラストレーター
多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻中退

2016年に「第15回グラフィック1_WALL」にてグランプリを受賞。
以降イラストレーターとして活動を始め、音楽アルバムのアートワークやアニメーション制作等活動は多岐にわたる。ポップとダークが混ざったタッチが特徴的で、動物のキャラクターや食べ物のモチーフが得意。

たかくらかずき
アーティスト /1987 年生まれ。東京造形大学大学院修士課程修了。ビデオゲームとピクセルアート、VR、NFT、AI などのデジタル表現を使用し、仏教などの東洋思想による現代美 術のルール書き換え、デジタルデータの新たな価値追求、キャラクターバリエーションの美学をテーマに作品を制作している。主な展示に、GINZA SIX エントランス展示「ハ イパーマン・バン・ゴ・オー(2025)」、BUG での企画 / 展示「キャラクター・マトリクス (2024)」、山梨県立美術館での個展「メカリアル (2023)」。そのほか足利市立美術館、SusHi Tech Square、NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、台北での個展、NY やメキシコでの展示など。

ライター
気になったゲームは古今問わず遊ばずにはいられない性格。シリーズ物も大好き。 中学生の時に東方Projectに触れてからゲーム音楽へ目覚め、アトリエシリーズと出会い覚醒。普段聴く音楽が9割ゲーム関連となってしまった。 幅広いジャンルのゲームを遊びながら、まだ見ぬゲーム音楽との出会いを求めて日夜探求し続けている。

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