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『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の同じシナリオを「43年」プレイし続けてギネス世界記録認定。総勢500人以上が参加してきた400年を超える叙事詩

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2025年4月、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のキャンペーン「The Game」が、「もっとも長く継続している『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のキャンペーン」としてギネス世界記録に認定された。10月6日に、その内情を紹介する特集記事がギネス世界記録から公開されている。

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で同じシナリオを43年続けた記録がギネス認定_001
(画像はギネス世界記録特集記事より)

「The Game」のゲームマスターはカナダの歴史学者ロバート・ウォードハウ氏。最初のセッションは1982年に、当時10代だった氏と友達のふたりによって始まった。その後プレイヤーは増加し、43年たった今でも場所を変えて、継続している。

40年のうちに参加したプレイヤーは500人以上。ゲーム内での時間は400年以上経過している。参加者やロバート氏の人生にも様々な変化がありつつも、キャラクターの世代交代、帝国の興亡や強敵の撃退を繰り返しながら、途絶えることなく続いてきた。

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で同じシナリオを43年続けた記録がギネス認定_002
(画像はギネス世界記録特集記事より)

キャンペーンが途切れないのは、ロバート氏の情熱に依るところが大きい。彼の自宅の地下室は巨大な『ダンジョンズ&ドラゴンズ』専用空間になっており、膨大な種類のミニチュアセットとミニチュアフィギュアが用意されいる。また、公式のルール改定に加えて、独自のルールも採用し、大勢が長期的に遊べる工夫を欠かさない。

現在は60人程度のプレイヤーが関与し、毎セッションには5~8人が参加。現在はオンラインでの参加もできるようだ。ロバート氏は世界設定を徹底的に熟知し、プレイヤーの自由なプレイを歓迎しながらストーリーを構築している。

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(画像はギネス世界記録特集記事より)

キャンペーンは今もまだ継続中だ。10年前のセッション(ゲーム内時間で100年前)に追放された悪魔が再び召喚されるかもしれないなど、超長期キャンペーン特有の盛り上がりもある様子。ロバート氏もまだまだ「The Game」を続ける意向を示している。

ライター
ゲームを学びながらゲームを遊ぶ、天ぷら学生。すべてのゲームは面白い……はず!をモットーに、めげずに色んなゲームに挑戦中。プレイ中に百合要素を見つけると、どんなゲームでもお気に入りになる、信用ならないやつ。

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