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板垣伴信氏が逝去、58歳。『NINJA GAIDEN』『デッド オア アライブ』生み出したレジェンド。SNSに代理人が投稿したとみられるメッセージが公開され「この文章が投稿されたということは、遂にその時が来たということだ。私はもうこの世にはいない」と記した

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『NINJA GAIDEN』シリーズや『デッド オア アライブ』シリーズのクリエイターとして知られる板垣伴信氏は10月16日、同氏が逝去したことを自身のFacebookアカウントの投稿にて明らかにした。享年58歳。

投稿されたメッセージでは、「この文章が投稿されたということは、遂にその時が来たということだ。私はもうこの世にはいない。」と伝えられており、代理人による投稿であるとみられる。

自身を応援してくれていたファンに向けては、「新作を届けることができなくて申し訳ない気持ちでいっぱいだ。ごめん。」と記されていた。SNSでは、追悼の意を表す投稿が多く寄せられている。

板垣氏は、テクモ株式会社にて内部スタジオTeam NINJAを率いていたことでも知られている著名なゲームクリエイター。同氏の代表作である『Dead or Alive』シリーズや『NINJA GAIDEN』シリーズは、今なお続く世界的に人気を誇る作品だ。

2008年にテクモを退社した後、Team NINJAの元メンバーらとヴァルハラゲームスタジオを立ち上げ、TPS『デビルズサード』を2015年にリリース。『デビルズサード』以降は後進の育成に尽力していた。なおヴァルハラゲームスタジオは、2021年12月にソレイユ株式会社に吸収合併されている。

その後、2021年には板垣氏が代表を務める「板垣ゲームズ合同会社」を設立し、ゲーム開発に戻ることを発表。2024年には同社が解散しており、それに先立って同氏が代表を務める「株式会社板垣プロダクション」が「株式会社板垣ゲームズ」へと商号変更。これまで事業を続けていたとみられる。

今回の発表を受けて、SNSでは板垣氏のファンや業界からの追悼の意を表す投稿が多く寄せられている。Team NINJA公式Xアカウントでは、「板垣さんのクリエイティブの意志を引き継ぎこれからも多くのゲーマーの皆様にタイトルをお届けします。心よりご冥福をお祈りいたします。」とチームを立ち上げた板垣氏を悼んだ。

『鉄拳』シリーズのプロデューサーとして知られる原田勝弘氏も、自身のXアカウントにて「信じられないけど、板垣さん…大学の先輩であり、クリエイターとしてのライバルが亡くなってしまった。結局、君に何も相談する機会すらなかった。正直…本当に落ち込んでる。」と板垣氏との過去を偲んだメッセージを投稿していた。

※見出しの画像は板垣伴信氏のFacebookアカウントから引用しています。

ライター
気になったゲームは古今問わず遊ばずにはいられない性格。シリーズ物も大好き。 中学生の時に東方Projectに触れてからゲーム音楽へ目覚め、アトリエシリーズと出会い覚醒。普段聴く音楽が9割ゲーム関連となってしまった。 幅広いジャンルのゲームを遊びながら、まだ見ぬゲーム音楽との出会いを求めて日夜探求し続けている。

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