マウスコンピューターは12月16日、「受注増加に伴う一部製品の販売停止・出荷遅延と価格改定につきまして」とのお知らせを公式サイトで公開。想定を大きく上回る受注の増加により、工場のひっ迫やパーツ不足が発生し、一部製品に販売停止や出荷納期遅延が発生する見込みであると明らかにした。
また、価格改定を2026年1月以降、順次実施する予定であることも公表している。
【お知らせ】
— マウスコンピューター (@mouse_computer) December 16, 2025
想定を大きく上回る受注が増えたことにより
工場のひっ迫・パーツ不足が発生し、一部製品に販売停止・出荷納期遅延が発生する見込みです。
価格変更は1月以降に順次行う予定です。
お客様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。
何卒ご了承のほどよろしくお願いいたします。
昨今のPC業界では、メモリとストレージの高騰が話題となっている。生成AIの普及にともなう、半導体の需要増や生産調整の影響があらわれ、取引価格の高騰が続いている形だ。
大きな動きとしては、世界的な大手メーカーであるマイクロン・テクノロジーが消費者向けメモリおよびストレージ製品ブランドである「Crucial」の事業から撤退する方針を明らかにしたことなどが挙げられる。レノボやデルといったPC市場の大手もこうした流れを受け、値上げを準備していると複数の海外メディアが報道している。
マウスコンピューターが報告している「想定を大きく上回る受注の増加」についても、今後の値上げに先立ち、早めのPC購入を希望するユーザーが殺到しているものとみられる。価格改定の対象となる製品や新価格の詳細については、記事執筆時点では触れられていない。
