電ファミで取り上げた記事のうち、直近1週間でもっとも話題となったゲームニュースを、ランキング形式でお届けしよう。TwitterとFacebookでそれぞれ人気だった記事のベスト20をリストアップし、気になる話題については、電ファミニコゲーマー編集長のTAITAIが解説していく。
各記事は電ファミ上にピックアップされてから24時間後の数値を集計調査。記事の“勢い”に着目している。
今週のランキング!(Twitter編)
今週のランキング!(Facebook編)
今週の注目記事!
Twitter5位(2570件)
『けものフレンズ』大ヒットの理由とは? ガチケモナーな東大研究者が語るケモナーの歴史とその深淵
画像は『けものフレンズ』プロジェクト公式サイトより
今週Twitter上で頻繁に見かけたのは、2017年冬アニメ『けものフレンズ』関連の話題だ(Twitter5位・11位・14位)。ここ数週、ときおり「すごーい!」、「たのしー!」、そして「君は◯◯のフレンズなんだね!」というような言葉を見かけていたが、今週に入ってその傾向が爆発。気づけば大ヒット中だ。
何がヒットするかわからないというのが、コンテンツ業界の面白いところではあるが、この勢いはさすがに予想できなかったのか、アニメの放送開始前にスマートフォンアプリのサービスが終わってしまった(Twitter14位)など、いろいろな意味でめずらしいヒットのしかたをしている。
このせっかくの人気にあやかろうと、電ファミでも記事を早速1本公開。どうせならと、真面目にケモナーの話をしてみた。ライトなファン層を向いているようで、じつは専門家を唸らせるような濃い部分も併せ持つスタイルというのは、『ガールズ&パンツァー』などの事例をふり返ってみても、人気コンテンツとなるためのひとつの黄金律なのかもしれない。アニメもおそらく折り返し地点。不穏な展開もありそうだが、今後このタイトルがどのような広がりを見せるのか、非常に興味深い。
Twitter2位(14691件)
Facebook7位(403件)
肉塊に覆われた世界 グロテスクで有名な『沙耶の唄』の狂気がVRで再現
画像は『沙耶の唄』ニトロプラス公式サイトより
そして今週、ネット界隈でスマッシュな話題となっていたのが、2003年にニトロプラスより発売されたアダルトゲーム『沙耶の唄』の演出をファンがVRで再現したという記事だ。
近年にAndroidへの移植などもされているとはいえ、古い18禁タイトル。プレイしたユーザーは決して多くないであろうと思われるが、発売から14年近く経った現在でも、ここまでツイートされるほどの熱量を保っているということには驚くばかり。以前、4Gamer.netでも同作を手がけた虚淵玄氏と中央東口氏へ取材したことがあったのだが、担当ライターだったマフィア梶田がやたらとノリノリだったことを覚えている。
Twitter17位(1150件)
Facebook2位(800件)
【完全3D再現】なぜそれをRPGにしたし。話題の『団地アート・オンライン』制作者が語る「多摩川住宅」愛
こちらも手前味噌で恐縮だが、電ファミにて公開した『団地アート・オンライン』の製作者、ミナセ宗谷氏へのインタビュー記事も大きな反響を得た。東京都下に実在する多摩川住宅を、たったひとりでVR上に完全再現してしまうという、凄まじい情熱には感歎。その一方で、「たったひとりでここまでのものが作れてしまう時代なのか」といった驚きも同時に感じた。もっともミナセ氏はゲーム業界でキャリアを積んだ、いわばプロではあるが。
これまで、街並などの記録や記憶は、おもに写真や映像という形で残されてきた。だがこうしてミナセ氏のように、「空間を体験できる3Dデータとして場を残す」という新たな記録の形を提示されると、そこにとてつもない価値を感じる。同様のプロジェクトを、今後はいっそ国が主導でやったりすれば面白いのになあ。
Facebook18位(195件)
まるでVR版「電車でGO」──津波から乗客救うVRをKDDIが開発、JR西日本が4月導入へ
今週Facebook上で注目された記事に目を向けると、6位、7位、8位、10位、13位、18位とVR関連の記事が多数ランクインしているのが目立つ。比較的ライトな話題が流行りやすいTwitterに比べると、VRやARのような技術的な記事がFacebook上では話題となりやすい傾向にある。
前述の記事の中でもとくに興味深かったのは、VRを活用した鉄道向け災害対策シミュレーターだ。VRは、もともとゲーム以外の分野でもずっと研究が進められてきているが、この記事での活用事例は、まさにゲーム以外でのVRの使いかたとして本領発揮と言ったところ。こうしたさまざまな分野でのVRの活用について、電ファミでも今後もう少し深く追いかけてみたい。
Twitter1位(15002件)
岸田メル:NHK教育番組の“おにいさん”に 4月からレギュラー化
※画像は2016年8月に放送されたパイロット版です。NHK for schoolより
最後に取り上げるのは、『アトリエ』シリーズなどで知られる人気イラストレーターの岸田メル氏が、NHKの教育番組『コノマチ☆リサーチ』の“おにいさん”としてレギュラー出演するという話題だ。
この仕事を受けたメル氏もメル氏だが、何より、氏にオファーを行ったNHKのキャスティング担当スタッフこそ喝采を浴びるべき(?)だろう。番組は小学校3年生向けの社会科ということで、メル氏の起用がどんな意図でどの層に向けられたものなのか、僕には正直よくわからないが、とりあえず一度は観てみたい(笑)。
というわけで、今週気になったゲームの話題はここまで。また来週!
過去の記事リンク:
【今週バズったゲームの話題ランキング】スマホ版『ファイアーエムブレム』や、どエラいゲーム収納術が話題となったこの一週間!【2017/1/27〜2017/2/3】
【今週バズったゲームの話題ランキング】「光のお父さん」ドラマ化や「ポケモン×吉田沙保里」CMが話題となったこの一週間!【2017/1/21~2017/1/27】