編集部ひとことレビュー
悪夢にうなされる主人公が、薄暗いダンジョンに潜む得体の知れないものたちから逃れ、アーティファクト(遺物)を見つけて脱出を図る。そこは現実なのか、覚めない夢の続きなのか。不安と恐怖を掻き立てるシリーズの原点が、この『DUNGEON NIGHTMARES』だ。
人体模型のように佇むガイコツは、視界に捉えたプレイヤーをジッと監視。こちらが目線を反らすと襲ってくる仕組みは“だるまさんが転んだ”に似た駆け引きで、恐怖の対象を見続けながらの探索となり、とてもスリリング。
また、奇声を上げて徘徊するミイラは、扉を開けて追ってくる執念深い相手。こうした怪異の手から逃れつつ、自分の歩いた道筋がマークされるマップと、周囲を照らしてくれる消耗品のロウソクを頼りに安全な場所をチェックし、木箱に隠されたアーティファクトと、脱出口であるハシゴを探していくことになる。
ルールはシンプル。ステージ制のゲームなので時間をかければ誰でもクリアできるのだけど、ステージごとのダンジョンの構成、各種アイテムと敵の配置がランダムなので、最後まで緊張感を持って楽しむことができた。
なお、シリーズ最新作は舞台やルールが一新され、ストーリー性も増し、さらなる恐怖を味わえる。猛暑が続く夏、体の芯から涼むなら本作はオススメだ。
DUNGEON NIGHTMARES
発売年月日 | 開発元/発売元 | プラットフォーム |
---|---|---|
2014年4月23日 | K Monkey | Android/iOS |
特記事項 | ||
Windows版(2014年)あり |
Joey To (C) 2014, K Monkey