編集部ひとことレビュー
本作はアダルトゲームメーカーの大御所Leafが1996年に販売した18禁ゲーム。
同メーカーが販売した『雫』と同様、ホラー要素が多分に盛り込まれた作品で、その濃厚なストーリーが多くのファンを魅了し、傑作と呼ばれています。
舞台となるのは、主人公の柏木耕一が訪れた従姉妹の家。
従姉妹は千鶴、梓、楓、初音の四姉妹で、それぞれに独立したストーリーがあり、ホラーという共通点はあるものの、サスペンスであったり、転生ものであったりとジャンルはバラバラ。さらに、個々のシナリオをクリアしただけでは、すべての謎が明らかにならないのが本作のポイント。
すべてのシナリオをクリアし、少しずつ全体の謎が明らかになっていく過程を楽しむ作品となっています。
そしてシナリオ最大の魅力は、日常パートとそれ以外のシーンのギャップの大きさにあります。
四姉妹のどれも魅力的なキャラクターで、その可愛さを存分に味わえるのが日常パート。そこから突然始まる無残な事件や凌辱シーンに頭がついていかず、困惑や混乱をしたプレイヤーも多かったでしょう。
それらを乗り越え、すべてのシナリオをクリアすると、緻密な構成とキャラクターへの愛情で、お腹いっぱいになれる作品であることは間違いありません。
余談ではありますが、この作品、四姉妹の中で巨乳なのは梓だけという、アダルトゲームのヒロインたちとしてはめずらしい構成。
ホラーアドベンチャー好きだけでなく、そっち方面好きにもおすすめの作品です。
痕
発売年月日 | 開発元/発売元 | プラットフォーム |
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1996年7月26日 | Leaf | PC-9800/MS-DOS |
特記事項 | ||
Windows版(2002年、2009年 ※『痕 -きずあと-』)あり |
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