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今回もブラウザで遊べます! 「電ファミニコゲームマガジン」の新連載は“Jホラー”ゲーム!?

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電ファミニコゲーマー:

ブラウザで遊べるゲームが週刊連載!? 「電ファミニコゲームマガジン」で新作ゲームが配信開始

 さて、先日も紹介したフリーゲームの連載サイト「電ファミニコゲームマガジン」から、最新作『シキヨク-死期欲-』が配信された。

シキヨクサイトトップ

 本作もまた、ニコニコの自作ゲームの祭典・自作ゲームフェスで賞の常連だった作家が手がけたもので、RPGツクールのクリエイターとして非常に長く活躍をしている作家によるものだ。

 さて、本作はその作家による「つぐのひ」というシリーズの最新作にあたる。
 このシリーズ、ホラーのフリーゲームの中でも結構な人気作で、『死臭 つぐのひ異譚』というタイトルで映画化もされている。”怖すぎるホラー”として知られており、容赦のない恐怖体験で知られている。

「つぐのひ」シリーズ第一作『日常侵食ホラー つぐのひ』この微妙にリアリティのある絵も大きな特徴。作者によれば、「初代PlayStationの頃の解像度の頃のホラーゲームが最も怖かった」とのことで、それを意識しているという。
「つぐのひ」シリーズ第一作『日常侵食ホラー つぐのひ』この微妙にリアリティのある絵も大きな特徴。作者によれば、「初代PlayStationの頃の解像度の頃のホラーゲームが最も怖かった」とのことで、それを意識しているという。

 ちなみにこのゲーム、ゲームデザインとしては「ただ横に歩くだけ」である――というと、「へ?」と思われるかもしれない。だが、実際にプレイしてみればわかる。『つぐのひ』はこれより操作性に凝った他の多くのホラーゲームなどより遙かに怖い。

 内容としては、横スクロールで同じ道を人間が歩くのを次の日、また次の日と繰り返すのが基本になるのだが、徐々にその日常の風景が変質していき、画面に見てはいけないようなものが見えてくる。だが、それでもゲームを進めるには、我々はなおも横に歩き続けなければいけない。
 そう――まさに、ホラーゲームとは「怖さに耐えて勇気を振り絞って歩くこと」それ自体がゲームなのだという単純な事実に気づかされる不思議な作品である。こういうなんとも思い切ったゲームデザインと見た目のゲームが、RPGツクールで作られているのが面白い。

つぐのひシリーズ新作の『シキヨク』

 さて、そんな人気シリーズの最新作にあたる本作は、怪奇探偵モノとホラーを組みあわせて、シリーズキャラが登場してくる新境地の作品だ。

 初回の冒頭は、ネットの海に投稿された”とある動画”が発端となって始まる。その動画の名前は「赤い糸の歌」。奇妙な歌とともに「人魚」が映っている映像なのだが、それを聞いた者は、その「人魚」に心を奪われてしまうという。しかもその動画の出どころは、ネットの住民たちによって、山奥にある「廃旅館」であることが特定されており、現地では失踪者が後を絶たないという。

「赤い糸の歌」という動画によって人々を魅了している「人魚」
「赤い糸の歌」という動画によって人々を魅了している「人魚」

 今は亡きとある高名な占い師の息子である夢魅テルは、その失踪者たちを探し出すため、妹の夢魅ルナと共にその「廃旅館」に向かうことに。謎に満ちた怪談は、「廃旅館」の奥深くに足を踏み入れるにつれ少しずつ真相が明らかになっていく。

物語の後半で明らかになっていく失踪事件の真相とは……?
物語の後半で明らかになっていく失踪事件の真相とは……?

 今回紹介した『シキヨク-死期欲-』は、現在、第1話「人魚事件」が公開されている。ぜひ一度サイトからプレイしてみてほしい。ちなみに、妹の夢魅ルナは初回ながらヤンデレ幼女としての片鱗がすさまじい。そういう方向性のホラーに興味がある人も必見であることを保証(?)したい。



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