「今週のゲーム&アニメの話題ランキング」では、直近1週間で注目を集めたゲームやアニメ界隈の話題を、ランキング形式でお届けします。
ネット上におけるゲーム&コンテンツ関連の話題では、いったいどんな話題がどのくらい注目されていて、そしてそれはどういうことなのか? 数値込みで整理&まとめていくことで、ゲームファンはもちろん、ゲーム業界で働く方々への情報収集の一助になれば幸いです。
※調査期間:3月27日〜4月3日。ランキングはSocial Insightによる調査データを元に作成しています。
総合ランキング(30位まで、トータルスコア順)
※Twitter、Facebook、はてなブックマークの数値を合計&重み付けをしたものです。
今週は、季節がら『ラブライブ!サンシャイン!!』の映像や『DEATH NOTE』、『ボーボボ』のコラボ漫画(4/1限定公開)、『FGO』の特製ゲームなど、エイプリルフールネタが目立つ格好となった。
【新番組】ラブライブ!サンシャイン!!新番組特報映像
https://www.youtube.com/watch?v=9brCGeppsnA
DEATH NOTE – 原作:大場つぐみ・小畑健/作画:澤井啓夫 | 少年ジャンプ+
https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331614973935
Fate/Grand Order MyCraft Lostbelt 公式サイト
https://www.fate-go.jp/fgomycraft/
ゲームの話題では、『ニーア』シリーズの最新作『NieR Re[in]carnation』が発表されたほか、過去作『ニーア レプリカント』が「バージョンアップ」版として発売決定に。また、任天堂より新規タイトル『Good Job!(グッジョブ)』が突如配信され、こちらも話題となった。
NieR Re[in]carnation | SQUARE ENIX
https://www.jp.square-enix.com/nierreincarnation/
『ニーア レプリカント』がPS4、Xbox One、Steamで発売決定。開発はトイロジック。齊藤氏「リメイク、リマスターではなくバージョンアップ」 – ファミ通.com
https://www.famitsu.com/news/202003/29195616.html
Good Job!(グッジョブ) | Nintendo Switch | 任天堂
https://www.nintendo.co.jp/switch/av99a/pc/index.html
そのほかには、Nianticが『ポケモンGO』などのリアルワールドゲームの機能整備を発表し、テレワークの急速な広がりに合わせて『あつまれ どうぶつの森』でビデオ会議をするというインサイドの記事など、新型コロナウィルスの影響に関する話題も多く見られた。
自宅からもリアルワールドゲームを楽しめる環境を整える為に – Niantic
https://nianticlabs.com/blog/stay-safe/
話題のテレワークって『あつまれ どうぶつの森』でも出来るんじゃない?編集部が実験して見えてきたメリット&デメリット | インサイド
https://www.inside-games.jp/article/2020/03/27/128087.html
しかし。日に日に深刻度が増していく新型コロナウイルス騒ぎだが、YoutubeやNetflixのトラフィックが大幅に増加!などといった話題もある一方で、エンターテインメント業界(とくにライブ・イベント事業)への影響が計り知れないものになりつつある。
外出自粛が数ヶ月にとどまるのであればまだしも、終息の気配はまだ見えず、仮に今の状態が1〜2年などといったスパンで長期化するとなると、関係会社が根こそぎ廃業に追い込まれる……などといった事態もあり得ない話ではない。
新型コロナウイルスで「ゲーセン」など多数の店舗・施設が経営危機に。客足が遠のき営業も自粛、一部は支援求める
また、すでにゲームセンターなどの店舗・施設が危機的状況にあるという情報も出てくるなど、直近の日銭をどう稼ぐかは、もはや緊急の問題としても表面化している。
そうした状況を前にして、新しい試みを行っているところもある。例えば、アメリカのプロレス団体「Game Changer Wrestling(GCW)」は、選手同士が接触しないプロレスを無観客で配信するという企画を実施した。収益はクラウドファンディングでレスラーへの支援を募るという形だ。
エア技で衝突、接触してないのに吹き飛ぶレスラー 新型コロナウイルス対策で非接触プロレス実施 – ねとらぼ
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2003/24/news117.html
他にも、機転を利かしたさまざまな取組みが行われていることは、皆さんもご存知の通りだろう。──とはいえ、である。
例えば、無観客ライブの配信などは各所で行われているものの、現状では、そこから収益を得る方法は確立されておらず、単なるプロモーションに留まっている事例が多いのが実情だ。今はまだそれで良くても、この先、ライブ・イベント会社が生き延びていくには、何らかのより強固なマネタイズ方法の発明が必要だろうし、もしそれが出来なければ業界滅亡の危機に瀕するという、どっちに転ぶにしても、エンターテインメント業界は大きな変革を迫られることになるのかもしれない。
エンターテインメントは、確かに「物理的な意味での生活必需品」ではないかもしれない。しかし一方で、我々現代人が現代人らしく生きていくための、「精神的な生活必需品」だと思っている。願わくば、何か良い解決方法が発明されることを期待するばかりだが……。予断を許さない状況であるのは間違いないだろう。
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