え!? これがトラクター画像なの? 『ファーミングシミュレーター 22』きっかけでトラクター画像を調べたらカッコ良すぎたので記事にしてみた

 ぶっちゃけ、ゲームメディアで仕事をしていると、「どうおもしろく書けばいいのか」と原稿の作成難度が高いものがある。読者にどうやってゲームの魅力を伝えるか? そして、書き手としていかに楽しくこなせるか。これは編集者としての重要な資質である。……すいません、いきなりぶっちゃけすぎでしょうか。

 でも実際、そうした仕事が思わぬ出会いとなって、自分の新たな扉が開く──なんてことも多く、どんなゲームでもまずは楽しむ! という姿勢は、とても大切なことなのだ。

 さて。建前としては、そんな感じなのだが、今回、編集部で『Farming Simulator 22(ファーミングシミュレーター 22)』執筆の企画が立ち上がり、正直、少し頭を抱えてしまった。

 ……農業シミュレーションゲームのおもしろさって、どう伝えればいいんだ?

 何かおもしろい切り口がないものかと、家族も寝静まった深夜に、眠い目をこすりながらネタ探しをしていたところ、とあるトラクターの画像が目にとまった。

※ゲーム画像ではありません。(画像はコーンズ・エージー製品情報ページより)

 な、なんか、カッコいい!?
 妙に演出がかったアングルといい、雲の雰囲気といい、ゲームのワンシーンみたいなセンスを感じる。最近のトラクターの宣伝写真って、こんなノリなの? 実用品かと思いきや、高級自動車みたいなロマン推しの商品なのか?

 好奇心に駆られて、ほかのトラクター画像を検索してみると……

※ゲーム画像ではありません。(画像はコーンズ・エージー製品情報ページより)
※ゲーム画像ではありません。(画像はコーンズ・エージー製品情報ページより
※ゲーム画像ではありません。(画像はコーンズ・エージー製品情報ページより)

 やっぱり、なんかかっこいい!!

 地面すれすれからのアングルで煽るように撮影された車体は、RPGの後半に登場する乗り物のような重厚感を漂わせているし、トラクターが3台並んだ写真なんかは、まるで戦隊モノのような雰囲気だ。精密なジオラマのワンシーンのようにも見える。いままさにジェットストリームアタックを仕掛けてきてもおかしくはない。いや、そう考えた瞬間、アームを上げたトラクターはミデアに襲いかかるオルテガ機にしか見えなくなる。

 深夜特有のテンションもあったのかもしれない。次々と現れる個性的なトラクター画像に心を奪われてしまった筆者は、もういっそ、この感動(?)を伝えるトラクター紹介記事を書けばいいんじゃないか、という心持ちになった次第。

 リアルな農業が体験できる『ファーミングシミュレーター 22』には、さまざまな農機具や重機が登場するわけで、ネットで見つけた「かっこいいトラクター」の記事が、ひいては本作の魅力を伝えるに違いないのだ。違いない! ……よな?

 いやでも、トラクターを調べてみて、いろいろとおもしろかったのは事実。せっかくなので、本稿では「かっこいいトラクター」たちを紹介していきたいと思います。

文/豊田恵吾

畑でもスーパーカーの地位は揺るがず、ランボルギーニ「MACH VRT」

※ゲーム画像ではありません。(画像はLamborghini Trattoriより)
※ゲーム画像ではありません。(画像はLamborghini Trattoriより)

 ボディはホワイト、ホイールはガンメタリックカラー。まったく土の匂いを感じさせない「え? これがトラクター?」と二度見してしまうこちらの画像は、ランボルギーニのトラクター。トラックの販売業からスタートしていたランボルギーニは自社製トラクターの製造を手掛けており、現在はブランドを他社に売却済みでスーパーカーとは無関係ながら、最新型トラクターを販売しています。最強機種のMACH VRTはターボディーゼルを搭載しており、お値段は3000万円以上

※ゲーム画像ではありません。(画像はLamborghini Trattoriより)

 コックピットはまるでラグジュアリールームのようですが、行うのは農作業です。IT企業のオフィスのようですが、行うのは農作業なのです。このトラクターで農作業を行なっている人が実際にいるのだから世の中は広いですね。

農業のイメージを覆すデザイン、ヤンマー「YT5113」

※ゲーム画像ではありません。(画像はヤンマー公式サイトより)

 フェラーリを引き連れて先頭を走る真っ赤なトラクター。中央を堂々と走るその姿は、狼の群れを先導するリーダーのようです。写真は、F1カーやスポーツカーが集まるイベントにて、ヤンマーの最先端トラクターYT5113がフェラーリ100台の先導役を務めた際のもの。実際、フェラーリより目立っているのだから、トラクターのポテンシャルの高さには脱帽です。農業のイメージを一新しているこのYT5113は、フェラーリのデザインを手掛けたこともある工業デザイナー、奥山清行氏が企画・デザインを担当しています。真っ赤な車体も納得のエピソードですね。価格は約1200〜1500万円

写真がいちいちかっこいい、ドイツファール「WARRIOR 9340TTV」

※ゲーム画像ではありません。(画像はコーンズ・エージー製品情報ページより)

 この記事の方向性を決めた、ドイツファール製トラクターの画像。公式サイトを見てもらえればわかるとおり、このメーカーのトラクター写真はとにかくすべてがかっこいい。「満月を背負ったトラクター写真を君は見たことがあるか? いや、きっとないはずだ」と思わず反語を使わざるを得ない、ツッコミどころ満載の画像をぜひ目に焼き付けてください。こちらの車体のお値段は約4400万円。そりゃ写真もかっこよく撮りますよね。

安心の牧歌的雰囲気、クボタ「Slugger」

※ゲーム画像ではありません。(画像はクボタ公式サイトより)

 ほっとする1枚。実家のような安心感。ここまで紹介したトラクター画像が飛び抜けていたので、非常に親近感のわく1枚となっています。青空、富士山、雲海、森、芝生。5層の美しいグラデーションは牧歌的な雰囲気を醸し出していますね。アルバムのジャケットのようにバシッと決まった写真と言えるのではないでしょうか。お値段も380〜730万円と、これまでのトラクターと比べると良心的価格。あ〜、ほっとする。

鷲の姿のGSシリーズ、三菱農業機械「GS252」

※ゲーム画像ではありません。(画像は三菱農業機械公式サイトより)

 トラクターに寄り添う1羽の鷲。モノクロの鷲が赤いボディをクールに引き立てています。飛び立つ一瞬を切り取った鷲が入ることにより、躍動感がプラスされています。召喚獣のように映る鷲に疑問を抱くかもしれませんが、鷲が描かれているのにはちゃんとした理由が。このGSシリーズは「鷲の持つ“強さ”と“誇り高さ”」をイメージしてデザインされているからなのです。この車体に乗っているときは「GS、イーグルッ!」と某戦隊モノの赤い人のように叫びたくなるかもしれませんね。お値段は約230〜330万円とのこと。

もうこれはトラクターの範疇からはみ出しているのでは? クボタ「コンセプトトラクタ」

※ゲーム画像ではありません。(画像はクボタ公式サイトより)
※ゲーム画像ではありません。(画像はクボタ公式サイトより)

 まるで月面車のようなフォルムのこちらの画像。「トラクターとはなんなのだろうか?」と哲学的な考えに陥りそうな近未来デザイン。近未来を感じさせるのはデザインだけではなく、クボタはAIによる完全無人作業の実現を目指しているとのこと。しかも、ゲーマーにはおなじみのNVIDIAと戦略的パートナーシップを結んでおり、NVIDIAの「エンドツーエンドAIプラットフォーム」の特性を活かし、クボタの考える「農機の自動化・無人化」実現を目指すという。

 ……あれ? 僕、トラクターの記事を書いていましたよね? 自動化・無人化とか、まるでSF映画のような展開にちょっとついていけませんでした。

 さて、ここまで検索して見つけたかっこいいトラクター画像を紹介しましたが、現実世界でトラクターに触れる機会はなかなかないでしょう。

 そこでオススメなのが『ファーミングシミュレーター 22』。

 本作には実在トラクターが多数登場するほか、重機ファン垂涎のマシンがこれでもかと登場します。この記事でトラクターに興味を持った方は、ぜひ『ファーミングシミュレーター 22』で触れて、乗って、楽しんでみてください。ちなみに、井関農機のトラクター「TJV985」が作中に収録されていることが先日発表となりました。日本国内メーカーによる農業機械が『ファーミングシミュレーター』シリーズへ収録されるのは今回が初だということ。より親近感のわく話題ですね。

 それでは最後に『ファーミングシミュレーター 22』に登場するトラクター画像をたっぷりと掲載して本稿を締めたいと思います。

【あわせて読みたい】

『ファーミングシミュレーター 22』は古参ファンだけでなく新規のプレイヤーも楽しめる圧巻の内容だった。広大な世界にさらなる奥行きをもたらす、刷新された要素の数々を解説

四季の変化や新たな作物などが加わり、最先端の技術を駆使した大規模な農作業が楽しめる今作。明らかとなった新要素の数々を紐解き、その魅力をお伝えする。

副編集長
電ファミニコゲーマー副編集長。
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