1月27日(木)にリリースされたiOS、Android向けRPG『ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ』(以下、ブリリアントライツ)を読者の皆さんは遊んでみてくれただろうか。
2021年7月の作品発表から情報をチェックしてきた筆者は先行プレイへ参加させていただき、スマートフォン向けとなった今作でも健在の手ごわいバトル要素やキャラクターたちに関する魅力をお伝えした。
先行プレイ記事が公開された日の夜に喜んで製品版のアプリをインストールして遊びはじめた翌日、アプリは緊急メンテナンスに突入していた。どうして!?
その後、リリースから2週間が経過した本作では重大な不具合が解消され、プレイヤー数は400万を突破。快適なプレイの環境が少しずつ整いつつある。
🎊㊗#BDBL 400万プレイヤー突破㊗🎊
— ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ公式 (@BDBL_OFFICIAL) February 7, 2022
🦋皆様のおかげで『ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ』が正式サービス開始後11日で400万プレイヤーを突破しました✨
感謝の気持ちを込めて、ゲーム内で「ミスリル」1,000個💎をプレゼントいたします🎁#ブレイブリーデフォルト pic.twitter.com/hHIx9qaNMp
また、2月8日(火)からは初のイベント「象王の叫び」もスタートしている。しかし、オートプレイ周回の機能を搭載した本作もあくまで『ブレイブリー』シリーズ。育成をきちんと進めなければ、イベント報酬の全ゲットも難しくなるのだ。
今回は、筆者のパーティにおける現状とイベントのためにパーティを強くするさまざまな方法をお伝えしようと思う。
だけど本当はこんなの書いてる場合じゃない。育成のためにプレイできる時間が欲しい。
なお、本記事でのプレイ内容は「筆者の場合」を示すものであり、ガチャ・抽選券の結果やプレイ時間を十分に確保できる場合は異なる点をご留意いただきたい。
文/ヨシムネ
“フルブレイブ”のゴリ押しだけではどうしようもなくなってきた現状
まずは筆者の現状を伝えよう。ストーリーモードは基本的な難度「ノーマル」で第3章まで進めてきた。先行プレイの記事でボス戦の様子をお見せした“序章”を終え、第1章以降における冒険の舞台は主人公らにとっての異世界、プレイヤーにとってはシリーズ過去作の世界である「エクシラント」や「ルクセンダルク」へと突入している。
前者はNintendo SwitchとPC(Steam)向けに発売中の『ブレイブリーデフォルトII』、後者は初代『ブレイブリーデフォルト』や『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』で登場する世界である。
道中では『ブレイブリーデフォルトII』の主人公「セス」ら一行がエクシラントの物語へ登場。ルクセンダルクでは原作の敵キャラクターである「ヴィクター」、「エインフェリア」、「ホーリー・ホワイト」の少年・少女時代が描かれた。
物語の空白や細かなディティールが埋められていく一方、バトルを安定してクリアするための水準は3章から引きあがり、ボス戦のミッション「〇ターン以内にクリア」を達成できない状況が増えてきている。イベントに関しても同様だ。
肝心のパーティー編成なのだが、以前の記事で「ジャン」を推しておきながら編成しておらず、ほとんど初期のメンバー。各メンバーのレベルは54となっている。
唯一入れ替えているのは『ブレイブリーデフォルトII』以外の全シリーズ作品に登場しているナイト「ハインケル」。味方の攻撃を引き受ける特殊効果“かばう”や自己回復+防御バフで守りに特化したキャラクターだ
なお、本作ではゲーム内通貨「ミスリル」のほかに「友好度」を上げて仲間へ勧誘する要素が存在する。筆者はジャンの友好度を上げていたのだが、途中でミスリルを使って勧誘すると上昇させた友好度が無駄になってしまうため、後に退けなくなってしまったのだ。
まずは基本となるレベル・装備の強化から
バトルに負けた際、最初に見直しが必要な点は「キャラクターレベルの強化」と「装備レベルの強化」である。キャラクターレベルは行動順に影響する「速度」をはじめ、ほぼすべてのステータスを増加させるほか、装備レベルも数値上での増加量は少ないものの、ターン数の短縮や生存率へ強く影響してくる。
筆者はまず、キャラクターのレベリングに必要な“経験値ポーション”を得られる「EXP獲得クエスト」を周回することにした。最初は5段階目のクエストへ挑戦したがあっさりとオート周回に失敗したため、無理のない4段階目での周回である。
クエストの実行に必要なスタミナを回復する「ポーション」もありったけ使い、前衛ふたりをレベル64、後衛ふたりをレベル63まで強化させた。
また、キャラクターレベルがそのまま上限となる装備のレベルも上げて手動で挑んだイベントクエストの“ステージ9”における結果は…?
無事に☆3クリア達成!
「よし!この調子でステージ10も行くぞ!」と思っていたのだが…
そんなに甘くはなかった。うんうん、これでこそ『ブレイブリーデフォルト』。
ステージ10に登場するボス「象の王」は、前衛に登場する通常敵「精鋭血砂の巨象兵」の3倍近くに相当する7000以上のHPを持ち、最大HPの最低3%分で持続ダメージを与える「火傷」効果つきの全体攻撃2種も繰り出してくるのだ。
新たな脅威へ対抗するため、次に筆者が考えるべき対策は「サポートアビリティ」であった。
キャラクターの弱点や長所を支える「サポートアビリティ」と「覚醒アビリティ」
キャラクターには戦闘時に選ぶ技「コマンドアビリティ」のほかにも、戦闘でたまる“ジョブポイント(JP)”を使って弱点や長所を支える「サポートアビリティ」が用意されている。
本要素は過去のシリーズ作品で登場したアイテム「アスタリスク」を模したもので、キャラクターのレベル上限に応じて設定できるサポートアビリティの数が決められている。
そして、サポートアビリティのなかには「特定の種族へ与えるダメージを20%増やす」ものも存在する。今回のイベントに登場する敵は基本的に「獣」の分類なのだが、パーティーメンバーのサポートアビリティを確認すると…。
「水棲」対策の構成にしたままだった。アタッカーに関しては、基本的に「〇〇キラー」のサポートアビリティを取得しておき、相手にあわせて付け替えていく対応が好ましい。
また、キャラクターのレベル上限を3段階目まで上げた際から使える「覚醒アビリティ」でも新たな効果を得られるので、順次アタッカーから解放しておくとよいだろう。
ここまで整えば、あとは戦い方と試行回数の問題だ。2ターン目までに前衛の「精鋭血砂の巨象兵」を倒し、デフォルトはせずにハインケルのスキル「鉄の意志」で“かばう”状態を発動させながら最大6のシールド値を少しづつ削っていく……。
『ブリリアントライツ』では「クエストをリタイアした際にスタミナが消費されない」という仕様となっている。トレーニングの感覚でさまざまな戦略パターンを試せる点は魅力のひとつだ。
あわよくばスティールのクリティカル攻撃や魔法使い「ルーファス」とハインケルの通常攻撃時に30%で発動するシールド値-1の削り効果を期待して…。
勝負を決める5ターン目にターンを前借りする「ブレイブ」をフル発動!
象の王が倒れた!勝どきをあげろー!
以上が筆者の『ブリリアントライツ』における現状とイベントの攻略である。冒頭でも申し上げたが、ガチャ・抽選券の結果やプレイ時間によってはもっと楽に、あるいは苦しいものになるかもしれない点はご留意いただきたい。
余談だが、通常のイベントクエストをクリアしたあとには、イベントアイテムを大量に獲得できる1日3回だけの限定クエスト「EXクエスト」が解放される。
EXクエストはステージ10を超えた者しか挑めないはずだが、なぜか初心者向けの難度「イージー」も存在していた。どうして……?