近距離と遠隔を制するものが盤面を制する。ナイトメアフレームの特性を覚えよう
機体には近接ナイトメアフレーム(N)と遠隔ナイトメアフレーム(F)の違いがあると書きましたが、それ以外にも、機体によって攻撃範囲が異なります。
例えばランスロットや無頼改、汎用機のグラスゴー(N)は、前1マスに敵が侵入すると、自動的に攻撃を開始します。
ナイトメアフレームの攻撃範囲は、機体の詳細などで確認できます。方眼紙のようなマス目の上段の部分、中央が自分のユニットで、赤いマスが攻撃範囲です。その下は、さきほど解説したナイトメアフレームのスキルの攻撃範囲です。
こうしたナイトメアフレームごとの攻撃範囲を把握しないと、変な向きに配置して役に立たなくなることも……。
序盤で筆者がよくミスしていたのは、味方の遠隔ナイトメアフレームが近接の敵にかまっているうちに、敵の飛行タイプがするっと通り抜けて、自陣に到達されてしまうパターン……く、悔しい〜!
この画像は、黄色いライン上のVTOL(ヘリコプター風の飛行タイプ)が、陣形の後方へ抜けてしまっているパターンです。遠隔ナイトメアフレームで撃ち落とせなかった時にこうなります。
このミスを防ぐためには、
・飛行タイプの敵の出現タイミングを把握する
・火力を持った遠隔ナイトメアフレームを、迎え撃てる位置に配置させておく
こうして頭を使って、アレコレと最適解を探ることになります。試行錯誤しながら、ナイトメアフレームを盤上のベストなマスへ配置させることが勝利の鍵!
このように知的な戦略を求められるゲーム性が、実際に自分がルルーシュになって、黒の騎士団を導いているような気分になれてワクワクするんです。
パイロットとナイトメアフレームの組み合わせは無限大。試行錯誤してキミだけの陣営を作り上げよう
『ロススト』のもうひとつの特徴は、ナイトメアフレームと搭乗するパイロットの組み合わせで、取れる戦略が無限に広がるということです。
パイロットを手に入れる方法は「スカウト」から行います。チュートリアルの途中、10回連続で最初のスカウトができます。
排出されるのはパイロットですが、入手したキャラクターによっては、強いナイトメアフレームも一緒に手に入ることがあります。例えばジェレミア・ゴットバルトやヴィレッタ・ヌゥをスカウトできると、サザーランドも合わせてゲットできます。
なお筆者のプレイ時には、★4の枢木スザクと一緒にランスロットも付いてきて、原作ファン的にはとてもアガる! 『コードギアス 反逆のルルーシュ』で好きなキャラクターやナイトメアフレームを自在に操りながら、戦略ゲームをクリアしていくのは非常に興奮します。
パイロットとナイトメアフレームの組み合わせは自由で、必ずしも原作通りにする必要はありません。マップとナイトメアフレームの特性を考えながら、乗り込むパイロットを変えることができます。
ただし、パイロットと一緒に獲得したナイトメアフレーム(★4枢木スザクとランスロット)を組み合わせると、スキルレベルが+1されるメリットがあります。
ランスロットにスザクに乗せたら、そりゃ強いに決まってるよね! というのはアニメを見ている方にはおわかりいただけますよね? まさにゲーム内でも縦横無尽の活躍をしてくれます!
個人的には★4ユーフェミアを汎用機のグラスゴー(F)に搭乗させることで、前方の広範囲に配置されている味方を回復で支援できて、使い勝手のいいヒーラーになりました。
こうした思いつきや工夫を実際に試してみて、盤面をひっくり返せた瞬間は本当に気持ちいい! プレイヤーの知略が問われる楽しい部分です。
超重要な概念“コスト”。序盤は軽いコストのユニットで迎撃して、中盤以降に重いコストのナイトメアフレームで一気呵成に畳みかける
でも「結局ガチャゲーで、強いロボットを揃えてゴリ押しすれば、俺ツエーできるんじゃない?」と思われるかもしれませんが、答えはNoです。
数多くのタワーディフェンス系ゲームで採用されているように、『ロススト』でも、パイロットとナイトメアフレームには“コスト”が設定されています。
戦闘中、リアルタイムにGLOBAL COSTが溜まっていきます(画面では、右下に表示されている数字。現在は9)。そのコストを消費して、ナイトメアフレームを出撃させることができます。パイロットには、
・突撃タイプ(攻撃力が高く、すぐに出撃させやすいが、1機しか足止めできない)……コスト6
・策略タイプ(配置する時にスキルを発動。また、撤退した後に再出撃しやすい)……コスト9
・特殊タイプ(パイロットによって特殊な性能を持つ)……コスト9
・守護タイプ(防御に優れていて、3機まで足止めできる。守りの要)……コスト12
・殲滅タイプ(攻撃力に特化したユニット。敵をボッコボコにできる)……コスト12
・修理タイプ(味方を回復できる。守護と突撃が密集している範囲にヒールをかけると効果的)……コスト12
があります。強力な“殲滅”タイプや貴重な“修理”タイプには、コストが重めに設定されています。
さらにナイトメアフレームにもコストが設定されています。ナイトメアフレームの種類によっては、コストの重い機体があります。パイロット+ナイトメアフレームの組み合わせ次第では、攻撃力が高くても最初から出撃させることができない……といったことが起こります。
つまり序盤から殲滅タイプを盤上へ配置して無双する、といったことはできません。前半はコストの軽い突撃タイプのパイロット(コスト6)や、低コストの汎用ナイトメアフレーム「グラスゴー」(コスト4)で防御を固める必要があります。
時間の経過とともにGLOBAL COSTが溜まっていきますので、だんだんと強いナイトメアフレームを出していき、中盤から一気に攻め立てましょう。
ちなみに味方のナイトメアフレームがダメージを受けてHPが0になると、いったん退却して一定時間、再出撃できなくなりますので要注意です。
1パーティの中で、バランスよくコストの軽いユニットと、コストの重いユニットを選んでいきましょう。