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『エーペックスレジェンズ』チームデスマッチや新武器「ネメシス」など新情報をまとめてお届け。シアは弱体化しレイスは強化、初心者向け新モードも紹介するメディア向け発表会レポート

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 Electronic Artsはサービス提供中のバトルロワイヤルFPS『Apex Legends』に関して、新要素を追加する本作のメジャーアップデートであるシーズン16「大狂宴(REVELRY)」と今後の方針を紹介するメディア向け発表会を開催した。

 この度、チームデスマッチや新武器をはじめとする新要素の発表と共に、チームデスマッチの試遊をする機会を得ることができた。試遊で触れられた情報は「シーズン16」の一端ではあるが、本記事では体験会の経験を交えて新情報を紹介していこう。

 シーズン16「REVELRY」は2月15日の午前2時以降に開始予定で、価格は基本無料。対応プラットフォームはPS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、PC(Origin、Steam)となる。

『エーペックスレジェンズ』16番目のシーズン「大狂宴(REVELRY)」の追加要素を紹介するメディア向け発表会レポート_001

 『Apex Legends』は、Respawn Entertainment が手掛け、2019年にリリースを開始したマルチプレイ向けのバトルロワイヤル型FPSだ。同じくRespawn Entertainmenが手掛けるFPS『Titanfall 2』の30年後の世界を舞台に、特殊能力を持った「レジェンド」たちの戦いを描く。

 立体的なマップを縦横無尽に移動するアクロバティックなアクションとダイナミックな特殊能力を採用しており、ストリーマーの配信なども相まって人気を博している。2022年第4四半期の決算においては累計収益が20億ドル(約2,682億円)を超えたことが明かされており、シーズン16では4周年を迎えるかたちとなる。

 各ステージには4周年を記念した装飾があしらわれており、めでたい雰囲気が楽しめる。開発チームは4周年を記念したステージイベントも開催したいと考えているそうだ。

 メジャーアップデート「シーズン16」の新要素は以下のとおりだ。

 レジェンド
 ・各レジェンドのクラスおよびパークのリマスター
 ・レイス、ライフライン、シアをはじめとするレジェンド6人のアップデート
 ・ログイン報酬
 ーWeek1 クリプト
 ーWeek2 アッシュ

 モード
 ・3週間限定のチームデスマッチの追加
 ・3つのモードを楽しめる新モード「Mixtapeローテーション」
 ーガンゲーム、コントロール、TDM

 初心者向けの新モード「オリエンテーションモード」

 新武器
 ・ネメシス

 射撃訓練場
 ・「ボットが左右に移動する」ように変更
 ・次期数シーズンにわたるアップデート

『エーペックスレジェンズ』16番目のシーズン「大狂宴(REVELRY)」の追加要素を紹介するメディア向け発表会レポート_002

メタが変わる?クラスのリマスターとレジェンドのアップデート

 『Apex Legends』はシーズンを更新していくと共に個性豊かなレジェンドが追加されており、シーズン15では磁性流体を魔女のように操るトランス女性のレジェンド「カタリスト」が追加されることで、総勢23名のレジェンドが収録されることとなった。

 各キャラクターには役割を示すクラスが割り当てられていたが、シーズンを追うごとにユニークなキャラクターが増えることで複雑になり、クラスの概念がうまく機能しない状態となっていた。

 そこで、本シーズンでは新たにクラスごとのパークが用意され、改めてクラスの割り当てが行われる。

 クラスは5種用意されており、戦闘に特化したアサルト、戦闘中の機動力や離脱を操作するスカーミッシャー、敵の探索を得意とするリーコン、戦闘時に空間を操作するコントローラー、物理的に見方を補助するサポートに区分される。

『エーペックスレジェンズ』16番目のシーズン「大狂宴(REVELRY)」の追加要素を紹介するメディア向け発表会レポート_003

 クラスのパークやレジェンドは以下のとおり。

 ●アサルト
 アサルト専用の武器供給サプライボックスを解放でき、他のクラスより多く武器を所持できる。
 ーレヴナント、アッシュ、バンガロール、ヒューズ、マッドマギー

 ●スカーミッシャー
 他のクラスより遠くのケアパッケージを素早く察知可能。

 ーオクタン、パスファインダー、レイス、ミラージュ、ヴァルキリー、ホライゾン

 ●リーコン
 リングデータにアクセスできなくなるが、マップ上の敵の位置を予め知れる設置物「サーベイビーコン」にアクセスできる。

 ーブラッドハウンド、シア、ヴァンテージ、クリプト

 ●コントローラー
 ステージに設置されたリングコンソールにアクセスし、次のリングの位置を先行して知ることが可能。

 ーワトソン、コースティック、ランパート、カタリスト

 ●サポート
 従来ではライフラインのみがアクセスできた青いサプライボックスにアクセスでき、生存用のアイテム を獲得できる。

 ーライフライン、ジブラルタル、ニューキャッスル、ローバ

 クラスの区分が改定されるとともに、ステージのサプライボックスや設備にも変化が成されれるため、今回の変更はチームの構成と立ち回りの双方に影響を及ぼしそうだ。

 同時に、クラス概念のリマスターだけでなく個別のキャラにもアップデートが加えられる。

 全シーズンであまりに強力であったシアはスキルが弱体化されるほか、あまり選ばれていなかったレイスとパスファインダーは「アルティメットの移動距離が飛躍的に伸びる」ことをはじめとして、機動力などが強化されるという。

 ライフラインはクラスのリマスターが実施されることでスキルや性能の調整が実施される。このほかの情報は公式の発表を参照されたい。

 なお、これらの大幅な調整に際して新レジェンドは本シーズンでは追加されない。年内の新たなシーズンにて追加予定だ。

R301やフラットラインに対抗する新武器「ネメシス」。武器の調整について

 くわえて、新武器として「ネメシス」が追加される。

 ネメシスは4点バーストのアサルトライフルとなっており、エネルギーアモを使用する。滑らかな使用感が特徴であり、討つたびに「ゲージ」が蓄積し、ゲージが貯まることで連射性能と安定性が向上。ゲージがマックスに成れば殆どフルオートのように使用できる。

 発表会ではR301やフラットラインに対抗する武器とされており、実際に使用した印象としては少ない反動で連射できる仕様によりかなり使いやすいと感じた。ゲージによって性能が向上する点はユニーク且つ強力な武器として活躍してくれるだろう。

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 武器に関しては「ネメシス」のほか、新たなアタッチメントとして金のショットガンボルトが追加される。

 また、本シーズンはクレートにヘムロックやランページが搭載され、ヘムロックに関してはダメージが上昇しリロード速度や格納弾数も上昇。クラフトで製作可能な武器はボルトSMGとなる。

 このほかの武器の調整としては、マスティフショットガンのハンドリングとリロード速度が改善する。アサルトライフルは全体的に強化されるものの、スピットファイアはナーフされ、R301のダメージは14から13に調整される。

 ちなみに、武器のリリースに関して開発チームは戦略的に行ってきており、開発したがリリースしていない銃も多いという。新武器「ネメシス」については多くのプレイヤーが使用するフラットラインとR301をベンチマークとし、3つめの強い武器を導入すべく導入したそうだ。

ファンからのニーズに応える新モード「チームデスマッチ」&気軽に遊べる「Mixtapeローテーション」

 「シーズン16」には、ユーザーからの要望が多かった「チームデスマッチ」が実装される。開催期間は発表では3週間限定となるが、もう一方の新モードである「Mixtapeローテーション」にもチームデスマッチが収録。アリーナモードは本シーズンでは削除されるという。

 この度実装される「チームデスマッチ」は6人ずつのチームが2ラウンド先取する形式を取っており、予め用意されたメインウエポンとサブウエポンの組み合わせを使用して戦闘する。

 死亡するたびに武器やレジェンドを自由に変更できるほか、アルティメットは通常通り使用可能。また、ダウン状態は存在せず、比較的素早くリスポーンが可能だ。ステージはパーティークラッシャー、ハビタット、スカルタウンの3種が用意される。

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 チームデスマッチと共に、過去に登場した期間限定モードを順に楽しめる「Mixtapeローテーション」が追加される。本シーズンでは9対9で拠点を取り合う「コントロール」、4舞台で戦い最速で25キルの獲得を目指す「ガンラン」、そして「チームデスマッチ」の3ルールがラインナップする。

 この度の体験会では「チームデスマッチ」を『Apex Legends』の手練れの方達と共にプレイする形となったため、不得手な筆者はかなり胃が痛かった。

 しかし、実際にプレイしてみるといつものバトルロワイヤルモードよりもカジュアルに、遊びやすく感じられた。ゲームのスピード感が早く、1マッチ当たりのプレイ時間もかなり短いこともその要因だろう。結果として、バトルロワイヤルで足を引っ張った時の申し訳なさや責任の重さが軽減されているように思えた。

 また、シンプルに『Apex Legends』の戦闘をお腹いっぱい楽しみたい!という方にも最適だ。

射撃練習場のアップデート。初心者向け新モード「オリエンテーションマッチ」も登場予定

 シーズン16を迎える本作は、経験豊かなプレイヤーが多い一方、これから本作をプレイするハードルも高まっている。

 そこで本シーズンからは実践へ向けたチュートリアルを拡張すべくトレーニングモードと射撃訓練場に新たなチャレンジを加えたという。射撃訓練場のボットも左右に動く仕様となり、より技術の向上に役立ちそうだ。射撃場のアップデートは今後のシーズンでも実施される。

 さらに、初心者向けの新モードとして「オリエンテーションマッチ」を用意していると発表した。

 本モードは16のボットと最大4組のスクアッドで対戦するモードとなっており、多数がボットであることから玄人に秒殺される恐怖に怯えることなく、ゲームの基本的な流れを学び、練習することができそうだ。

 本作の4周年を迎えるシーズン16「REVELRY」は2月15日の午前2時以降に開始予定だ。新たな調整やクラスのリマスター、新モードにより一味違う戦闘が楽しめるため、気骨と才能、そして幸運を見方に勝利をつかみ取ろう。

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編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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