我が家に……。
PlayStation VR2が……。
やってきた〜〜!!
というわけで今回はソニー・インタラクティブエンタテインメントさんのお仕事です。
編集部から「PS VR2あげるからコレで遊んで楽しさをアピールしろ!!!」とのことでもらいました。PS VR2を。
そしてPS VR2で遊ぶ用に『グランツーリスモ7』と『Horizon Call of the Mountain』、そして8月下旬に発売された新作『Firewall Ultra』も用意してもらっちゃいました。役得!
『Firewall Ultra』に関しては別途公開の単体記事をご覧いただくとして、今回は他ふたつでPS VR2を遊んでみちゃうぜ!
※この記事はPlayStation VR2の魅力をもっと知ってもらいたいソニー・インタラクティブエンタテインメントさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
レースすげえ通り越して車庫入れしたくなる!『グランツーリスモ7』
まずは『グランツーリスモ7』だ!
え!? 後ろが向けるのすごくないですか!?
いやVRゲームってそういうもんだろ当たり前だろって言ったらそうなのかもしれないけど! 「あるんだ後ろ!!!」って感動してしまった。
うわーやべー。めちゃめちゃキョロキョロしてしまう。よそ見運転してしまう。でもゲームだからよそ見運転してもOK!
『グランツーリスモ7』ではPS VR2 Senseコントローラーは使用せず、あくまで通常のゲームの一部がVR視界対応って感じなんだけど、グラフィックが美しいゲームなのでそのVRモードがとにかく感動的だ。「そこにある!」感は当然として、「めちゃめちゃピカピカに洗車してくれてんじゃんね!!!」って気分すら湧いてくる。
何よりモノがクルマという、「現実世界にある」と同時に「高くて憧れ感があるモノ」というのがいい。とても買えないようなクルマを最高にピカピカの状態でじっくり眺めたり乗ったりできるんだぜ。めちゃお得かもしれない。
難点はリアル移動できないってとこくらいだな。
あとすいません、「グランツーリスモ」シリーズを遊ぶの初めてなんですが、めちゃめちゃおもしろいですね。ジャンルがレースゲーム、ではなくドライブシミュレーターというだけあって運転とかガチですごすぎる。
あとリアルクルマ業界人が出てきて自分の手持ちの車を褒めてくれるモードが実にいい。私はクルマにさほど詳しくないので、プロによる「車を褒めるときはこう褒める」という語彙がたくさん摂取できてうれしい。褒め言葉って結構、業界ごとに個性があるんだよね。音楽業界とか褒め言葉独特じゃん。それがゲームで読めるのっておもしろいわ。
山登りすると「ちゃんと疲れる」のがすごすぎ!『Horizon Call of the Mountain』
続いて『Horizon Call of the Mountain』を遊ぶぜ! 人気シリーズ「Horizon」のVR版。これまた私本編は未プレイなんだけど(そんなんばっかだな!)まあ大丈夫でしょう。
ゲームはなんか船で運ばれてるシーンから始まる。主人公は絶妙にウザがられてる捕虜らしい。
あら〜綺麗な景色〜。
お水透明〜。
そしてやっぱり横や後ろが向けて楽しい〜。
川を船で進んでいって、まるで「イッツアスモールワールド」みたいだな〜。
あっ なんか敵来た敵来た。
マジで怖いです。ふだんビーム撃たれたりすることあんまり無いから……。
本作は『グランツーリスモ7』と違ってPS VR2専用ゲーム! ということで手や指の動きを伝えるためのPS VR2 Senseコントローラーを使うんだけど、これがおもしろい! その方法とは……。
ボタンを押したまま! 両腕を振る!!
いや確かに現実でも走る時ってそうしてるけども!
おもしれー! めちゃめちゃ笑ってしまった。
この方法以外にもふつうのゲーム同様にスティックで操作する方式もちゃんとできて、ぶっちゃけそっちのほうが楽なんだけどおもしろすぎるので一度はこっちでやってみてほしい。絶対笑います。
他にも無駄に皿を掴んで割ってみたり……。
機械を掴んで回したり……。
部品を設置したり……。
装備を自分で組み立てるパートもあるし。
お絵かきで遊ぶこともできる! 意外なほど書けるな。
弓矢を撃つ時はしっかり矢を持つ手を引かないといけないんだけど、その突っ張る力も絶妙に自分の手に伝わってくる感じがあってスゲー楽しい!
なんかこう、「ごっこ遊び」感の超最強版って感じなんだよな。ジェスチャーをすると、実際に…実際にではないけどゲームの中でその動作に対するリターンが返ってくるというのがすごい。
極端な話現実世界でさ、手の中でエネルギーを貯めて腰のあたりで引き絞って、前に突き出して「波ーーーーーっ!!!!」ってやっても、現実世界では手からビームなんか出ないわけじゃん。でもVRならそれができる!!! 視界に反映される! それがすごいなと思った
そして本作のメインが「山登り」!
山に消えた兄を追うため、主人公レイアスはひたすら山を登って登って登りまくる。
山登りって言ってもほとんどがいわゆる「登山」ではない。PS VR2 Senseコントローラーをフルに活かしてひたすら「クライミング」させられるのだ!
要するに「椅子に座ったままやるボルタリング」って趣なんだけど、これが体験としてすごい。
単に「岩を掴んでる感」とか「見下ろすとすげえ高いところにいる感があるし景色もすごい」とかもすごいんだけど………。
なんというか「疲れる」んですよ。ずっと腕と肩を動かしてるから。
もちろんリアルクライミングとは比べものにならないんだけど「疲れる」。それが山登りをしている主人公と、それを操作している自分が同化していく感じがあって、すごい。
あと山に張り付いてる時って、やっぱり考え事をしてしまう。その雰囲気が、すごい。
黙々と登ってるとマジでこういうことを考えてしまう。
いや、「山登りごっこ」としての質感が凄すぎる! なんだろう、単に「ゲーム楽しい」とは違う気持ちも味わえる。なんだ、この気持ちって。孤独? もしかしたら孤独なのかもしれないこの感情。山に張り付いてるときはひとりだ。その気持ちがヘッドセットのディスプレイを通して伝わってくる。そんな感じがする。
本作の主人公は頻繁に独り言をぼやく。主人公がぼやくのはゲームとしてその方が楽しいからとか、モノローグとしての役割とか、ゲームの誘導的な役割ももちろんあるんだろう。でも声に出すことで孤独を紛らわせている面もあるんじゃあないだろうか。ずっと登っているとそんな気持ちになってくる
VRを通して見つめ直す「掴む」「見る」「感じる」のすごさ
というわけでPS VR2、ものすごく楽しんでしまった。
ただパッドを握って、ゲームにコントロールされたカメラをモニタで見て遊ぶのとは違う。
「自分で見て」「身体を動かす」ということでなんかこう本能的な面白みがプラスされている感覚がある。
あとなんだろう……逆説的に、普段何気なくやってる事ってすごいんだなと思える気がする。
目や首を動かして視界をコントロールできるのってすごいことだし、何より「ものが掴める」ってすごいことだ。すごいことですよ!? みんな、普 段の生活で「ものを掴む」ってことができなかったらどうする!? なんもできねえぞ。そんなことすら考えてしまった。
正直、今回のお仕事をもらうまでは「VRゲーム……? いやおもしろいんだろうけど、でも普通のゲームもめちゃめちゃおもしろいし遊びきれないほどたくさんあるから……」と思ってたけどやってみてビビりました。
確かにこれでないと体験できないすごい世界がある。そしてその世界を経てほかの世界の見え方も変わってくる。これはやっておくべきだわと強く思いました。
いやー すごいです。よくこんなもん作ったね。おすすめです。