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バス旅を描くアドベンチャーゲーム『ダストボーン』が、バットで敵をぶん殴ったり、国境警備隊の前で楽器をかき鳴らしたりハチャメチャすぎる。訳アリな荷物を運ぶため「パンクロックバンド」のフリをしてアメリカ横断

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「仲間4人で車に乗って、アメリカ西海岸から東海岸まで横断しよう!」……もうこの時点で刺さる人もいるでしょう。そんな「ロードムービー」を描く新作アドベンチャーゲーム『DUSTBORN / ダストボーン(以下、ダストボーン)』

現代の私たちが知るものとは異なる歴史を歩んだ、「ネオ・ウェスタン」的アメリカを旅できるというある種ファンタジーのような世界観を持つ作品です。

メチャクチャでなんでもありの世界観でアメリカ横断を楽しもう!というコンセプトなわけですが、このゲーム本当になんでもアリなんです。超能力アリ、戦闘アリ、バンドの演奏もアリ。

筆者は同じロードムービーである『水曜どうでしょう』のことを思い出し、番組内のひとつの言葉が脳裏によぎりました。

「やっぱり旅をしていて楽しいのは人との出会い。これ楽しい。 」

オーストラリア大陸縦断3700キロ 大泉洋のホラ話より

バス旅を描くアドベンチャーゲーム『ダストボーン』は、「パンクロックバンド」のフリをしてアメリカ横断するカオスなロードムービー_001
(画像はDUSTBORN/ダストボーン | 発売日決定トレイラーより)

これだ!

やはり旅に仲間や出会いはつきものなのですよ。今回筆者が本作を体験できたのは冒頭の約20分ほどでしたが、そこにもこのゲームの「出会い」は見えました。このゲームをプレイすることも「出会い」のひとつと言えるでしょう。

文/Squ


とある「荷物」を運ぶため、バンドのフリして4000マイル!ヒヤヒヤの国境検問を乗り越えて東へ突き進む

本作の舞台となるのは、分断されたアメリカ。大陸の一部がアメリカ共和国として成立しているという特殊な世界で、国境検問などにヒヤヒヤしながら東へと進んでいきます。というのも、本作の目的は“ある荷物”を届けるためアメリカを横断すること。ですが、アメリカ共和国を支配する権威主義者・ジャスティスは、主人公たちが配達する「荷物」のことを良く思っていないようです。

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(画像は『DUSTBORN』Steamストアページより)

ということで、パックスたちは「コンサートツアーをしているバンド」というテイで旅を続けることに。でも実力が伴わないとバレてしまうかも……!

プレイヤーは、主人公・パックスとしてこの危険な旅に挑みます。ちなみに、タイトルにもなっている「ダストボーン」は、主人公たち率いるバンドの名前のようです。

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(画像はDUSTBORN/ダストボーン | ゲーム概要より)

国境検問ではリズムゲームが唐突にスタート。あたふたしていたら下手すぎて「もう少し頑張った方がいいぞ」みたいなことを言われてしまいました……。

演奏にくわえて、移動中の車内では新しい楽曲を制作することもできます。ここで生まれた新曲はライブで演奏することも出来るようで、カバーストーリーのためとはいえ真剣なバンド活動になりそう。

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旅には仲間との協力とコミュニケーションが不可欠。困った場面では発した言葉を現実にできる「言葉」の力を使って道を切り拓こう

本作で重要な要素の一つとなるのが仲間(クルー)とのコミュニケーション。今回体験したチャプターでは、バスの下から抜け出せなくなった人をクルーと協力して助けることになりました。左で心配そうな顔をしているのがサイ、右でクールに佇んでいるのがノームです。

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(画像はDUSTBORN/ダストボーン | ゲーム概要より)

実は、主人公のパックスは「言葉」の力というものを有しています。発した言葉を現実にしてしまう能力で、これでクルーの協力を仰ぐというわけです。

また、ともに旅をするクルーたちも何かしらの能力を持っているようです。たとえばノームは人を落ち着かせることができ、テオには優れたテック系技能、サイは類まれなるパワー……といった具合。どのキャラクターがどんな能力を持っているか、そういった部分からクルーについて知っていくことで、より深く仲間のことを理解できるかもしれません。

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ノーム(左下)、テオ(左上)、サイ(右下)(画像は『DUSTBORN』Steamストアページより)

主人公の「言葉」の力は、戦闘中や敵との接触時にも使えます。動きを止めたり、シャウトのような技で吹き飛ばしたりもできますし、ときには味方と連携するきっかけにも。ひと口に「言葉」といっても、さまざまな使い道があるようです。

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(画像はDUSTBORN/ダストボーン | 発売日決定トレイラーより)
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(画像はDUSTBORN/ダストボーン | 発売日決定トレイラーより)

そして注目すべきは、クルーたちとのコミュニケーション。夜の時間は、キャンプファイヤーを囲んでキャラクターひとりひとりと会話することになります。さらに、プレイヤー自身がクルーたちとどのようなコミュニケーションを取るかによって、ストーリーの行く末や道中の選択に影響が出てくるのだそうです。うおー、気になる……。

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(画像はDUSTBORN/ダストボーン | 発売日決定トレイラーより)

人との出会いは一期一会なんて言いますが、トレイラーを見ると数多くのキャラクターが登場しそうな本作『ダストボーン』。約4000マイルに及ぶ旅路の中で、どんな出会いが、どんな別れがあるのか。

「行きつく場所は意図した場所でないかもしれない、でも最終的にはあるべき場所にたどり着く」

パックスのそんな一言を聞けば、このあやしげな旅にも惹かれてしまいます。

おそらくこの記事を読んでいる方の中には、既に『Detroit: Become Human』『Heavy Rain』といったタイトルとの類似点を見つけ出している人がいるかもしれません。

それもそのはず。本作、Quantic Dreamがインディーゲームをサポートするために立ち上げたブランドである「Spotlight by Quantic Dream」よりリリースされるタイトルとなっています。

つまりどういうことかっていうと、「この手のゲームが好きなら手出してもいいんじゃないですか旦那ァ……」ってやつです。

『DUSTBORN / ダストボーン』(DL版)は、2024年8月20日(火)にPC、PS4/PS5、Xbox One、Xbox Series S|X向けに発売予定。価格は3400円(税込)となっています。

なお、アメリカ大陸の地図やアメコミといった豪華特典が付属する豪華パッケージ版『DUSTBORN deluxe edition/ ダストボーン デラックスエディション』もリリース予定。価格は4378円(税込)となっています。なお、こちらは2024年8月22日(木)発売予定となっています。

ライター
最近ゲーム業界にサメ映画ブームが来ている気が・・・え? 『スター・ウォーズ』のゲームが出すぎて手が回らない毎日。1日36時間欲しい。

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