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約50作品(!)がお買い得な「セガ サマーセール」が激アツすぎる。おこづかいを1万円もらったので『龍が如く』に初挑戦したらその「全力でふざける」スタイルに惚れちゃった…。

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夏到来!! 夏といえば、「セガ サマーセール」!!!
今年もやってきました、みんな大好きセガ作品が超お買い得になる、熱い夏のお祭りが。

今回の注目タイトルと言えば、『龍が如く』シリーズの過去作の多くが1000円台、最新作の『龍が如く8』も40%オフの5808円でセール中。ほかにも『ソニックフロンティア』が50%オフの3294円など、有名作品もふくめた多くのタイトルが大幅に値引きされています。

というわけで、とりあえず前半期間のセール対象作品をドババっと全部まとめてみました。

「セガ サマーセール」おすすめタイトル:1万円で好きなゲーム買ってみた_001
PS Store
「セガ サマーセール」おすすめタイトル:1万円で好きなゲーム買ってみた_002
ニンテンドーeショップ

量が、量が多い……!!

そしてこの特大ボリュームのセールに圧倒されている間もなく、ライターの筆者のもとに「1万円あげるから好きにゲーム買っていいよ」という声とともに、天からおこづかいが舞い降りてきました。やった~~~!

さっそく食わず嫌いしていた『龍が如く』にチャレンジすべく、『龍が如く 維新! 極』を購入。「なんで本編じゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、時代劇好きでシリーズ未経験の筆者としては、スピンオフである本作が手に取りやすかったのです。

結論から言うと、みごとに惚れ込みました。

迫真の演技が光るムービーシーンと引き込まれる物語もさることながら、随所に差し込まれるおふざけ要素がどうにも面白く、つい「ふふっ」と笑っちゃう。ふざけるところで「全力でふざけている」からこそ、シリアスとおふざけの絶妙な緩急が生まれていて、これまで“なんとなく”シリーズ作品を避けてきたのが恨めしくなるほど楽しめました。

もちろん『龍が如く 維新! 極』だけでは1万円をぜんぜん使いきれていないので、その他にも何作品かをピックアップしてご紹介していきたいと思います。

文/なからい

※この記事は「セガ サマーセール」の魅力をもっと知ってもらいたいセガさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


『龍が如く』は怖くない。『龍が如く 維新! 極』でシリーズの深~い懐に飛び込んでみた

というわけで、1本目は冒頭でも名前を挙げた『龍が如く 維新! 極』(セール価格は50%オフの3844円)。あらためての紹介となりますが、長く続く『龍が如く』シリーズのスピンオフで、幕末を舞台とした物語が展開される作品です。やっぱりセガといえば『龍が如く』ですよね。

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このゲームの魅力は先ほどもふれたように「マジメとおふざけの緩急が素晴らしい!」ということ。『龍が如く』シリーズというと「大人の人間ドラマ」みたいなイメージがあったんですが、このゲームはシリアスな場面の真剣さと同じくらい、ふざけようと思ったところはマジメにふざけ倒しているんじゃないかと感じました。

メインストーリーは至ってマジメな時代劇。ですが、一方でゲームとしてのお遊び要素だったり、メタ的なおふざけについても全力で、両者をうまくひとつの作品として同居させているんです。

物語は幕末の土佐藩。お腹を痛めて道端にうずくまる女の子、そこに現れたエラそうな武士とのトラブルに「坂本龍馬」が割って入って……といったところから始まります。

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まず印象的なのはムービーシーンの迫真さ!『龍が如く』シリーズでは、動きや表情は役者の方々が演じたモーションキャプチャーデータを用いたり、キャラクターを演じる俳優さんの顔は3Dスキャンによって3Dモデルにしていたりと、キャラクターの表現にかなりこだわっているというのはなんとなく聞いていましたが、本当にその場で演技をしているかのような迫力が感じられます。

原稿のためにスクリーンショットを撮るのがクセづいているとはいえ、寄りのシーンなんかでは思わず「顔良すぎだろ」と撮影ボタンを押してしまうこともしばしば。

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序盤のストーリーも前述の「時代劇あるある」みたいな導入から始まり、京の都へ向かい……どんどんと龍馬が運命の渦に巻き込まれていくような、次が見たくなる展開が続きます。なにしろムービーシーンがめちゃかっこいいので、物語への引き込まれ方が凄まじい。

ムービーシーン以外の会話パートも雰囲気たっぷりで、筆者は普段ボイス付きの会話パートなどはさっさと読んで飛ばしてしまいがちなのですが、セリフひとつとっても聞き逃せない演技が光ります。

一方の「お遊び・おふざけ」要素に関してですが、たとえば情報屋との密会シーン。普通はなるべく目立たない路地裏とかを選びそうなものですが、情報屋が指定した集合場所はなんと「貸し切りの銭湯」です。

人払いには良いかもしれないけど……と話を聞いていると、事情を知らない暴漢が突然やってきて、なんだかんだで裸のまま殴り合いのケンカに。ストーリー的には偶然から生まれた出会いということになっていますが、制作側の画作りとしては、完全に「狙っただろ」という面白さがあります。

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そうしてメインシナリオを楽しんでいると出会う……というか、押し寄せてくるのがとんでもない数のサブストーリーやらプレイスポット(ミニゲーム)の数々です。

これがもう本当に「犬も歩けば棒に当たる」といった感じ。腰を痛めたおじいさんの代わりに薪を割ってあげたり、信じられないくらい話の長いご婦人の立ち話に付き合ってあげたりと、多彩なイベントがそこかしこで楽しめます。

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犬と言えば、昼夜かまわず吠えまくってるワンちゃんに骨をあげました。

幕末の民衆運動である「ええじゃないか」に遭遇するイベントでは、騒動にかこつけて狼藉を働く市民をこらしめようとするのですが、雰囲気に飲まれてしまっていっしょに「ええじゃないか」をしてしまったり。

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プレイスポットで驚いたのは物語の二章、旧知の兄弟分と久しぶりに会うために「骸街」という怪しげなスラム街と化している埋立地のような場所へ赴くシーンがあるのですが、龍馬が「その前にちょっと散策してもいいかもな」とか言い出すんです。そうやって辺りをふらついて現れたのはなんと「麻雀屋」。「骸街」の人々と本格的な麻雀を打つことができるんですが……ちょっと待ってください、まだ二章、序盤も序盤ですよ?

麻雀という、人によってはここから一生抜けだせなくなるような遊び要素の王を、こんなに早い段階でお披露目するとは……「好きに遊んでください」といった、ゲーム側の懐の深さを感じます。
ちなみに軽い気持ちで点棒を購入したら、所持金の3割ほどを持っていかれました。

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その他にも物語のメインの舞台となる「京の街」では「歌声酒場」でカラオケを楽しめたり、腰を痛めたうどん屋さんのヘルプに入ったりと、とにかく物語の本筋以外の要素が多彩。そしてひとつひとつのクオリティが高い! 単純にミニゲームとして遊んでいて楽しいものが多いと感じました。

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戦闘システムは素手での格闘や剣術、短銃を自由に切り替えて戦えるシステムで、どれを使ったっていいんですが、「その辺のごろつきには素手で十分」とか「強敵相手には刀一本で挑むぜ」みたいなロールプレイもできて楽しいです。たまに相手が面倒な時はピストル乱射しちゃうけどね。

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ちなみに短銃モードではボタンを連打するだけでいくらでも弾を打ちまくれます。坂本龍馬にリロードは不要なんじゃ

ここでも「マジメさとおふざけの折衷」は見ることができて、戦闘スキルの成長要素では、華麗な剣技や銃での追い打ち技、剣と銃を同時に使いこなす技などを習得することができるのですが、一方で「酸っぱい蜜柑を敵の口に突っ込んで押し倒す『蜜柑の極み』のような「なにそれ?」みたいなおもしろスキルも混ざっています。

その上ストーリーが進むと味方隊士の力を借りて電撃を放つことができるようになるなど、やりたい放題です。

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蜜柑を口に押し込みそのまま押し倒して踏みつける「蜜柑の極み」。この技が気になりすぎて最速でスキル上げをしました。

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ここまで紹介したような、物語の中に飛び込んでくるおもしろ要素を「シュールな笑い」と片づけてしまうのは簡単です。

が、シリアスなシーンの作り込み具合がとことん高く、主人公・坂本龍馬としてのロールプレイに入り込めるからこそ、ミニゲームやサイドストーリーなどのお楽しみ要素・ちょっとメタっぽいおふざけなんかも、ひとりのプレイヤーとして肩の力を抜いて満喫できる。この絶妙なバランス感覚が、『龍が如く』が人気シリーズたる理由のひとつなのかなと感じます。

冒頭で「セガと言えば!」なんて訳知り顔で入りましたが、実は筆者、今回の企画で『維新! 極』を遊ぶまで『龍が如く』シリーズはまったくの未経験でした。なぜかというと、怖かったから。極道ものが持つ独特の現実味に恐れをなしていたというか、身もフタもない言い方をすれば「怖い人たちがたくさん出てくるから怖かった」んです。

ただ今回はいただいたお金でゲームを遊べる貴重な機会。「大人気シリーズくらい経験しておかねば!」と思い、『龍が如く』シリーズに初挑戦してみることにしました。結果的に『維新! 極』を遊んでいく中で、魅力的なシナリオと、自由で懐の深いゲーム体験に惚れこんでいる自分に気づきました。

気づけば最初に抱いていた「なんか怖そう」という先入観も消え去り、がぜん本編のナンバリングシリーズにも興味が湧いていまして……名前しか知らないんだけど、『8』には「スジモンバトル」とかあるんでしょ……?

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こと『維新! 極』に関して、筆者は「時代劇が好きだから」「スピンオフ作品なら、ナンバリングタイトルから独立しているからとっつきやすそう」という理由でチョイスしたのですが、これも大成功でした。

本編シリーズが現代を舞台にしているのに対して、幕末が舞台となっているのが本作の特徴ですが、時代ものに普段触れていない人向けの配慮も丁寧です。用語解説機能に「江戸」についての説明が用意されているくらい親切で、こういった点でつまずくことは少ないでしょう。

実際に筆者も、時代劇が好きなだけで、幕末に関しては特段詳しくないのですが、十分にゲームの世界に入り込めています。

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また、『龍が如く』シリーズの要素に関しては、例えば主人公の「坂本龍馬」が本編シリーズの主人公である「桐生一馬」と同じ顔立ちや声をしているなど、いわゆる「スターシステム」的な形のスピンオフ作品となっています。

が、筆者がプレイした限りではストーリー上の繋がりはなく、シリーズ未経験の人もとっつきやすい作品となっています。そのうえで、キャラクターの配役ではシリーズユーザーならではの楽しみ方ができる作品になっているようです。

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今回は1万円を使い切らなければいけない都合上、まだ最後までプレイはできていませんが、筆者のようになんとなく『龍が如く』シリーズに触れてこなかった方には『維新! 極』はぜひともおすすめしたい作品になっています。

なんなら今回のセールでは『龍が如く』シリーズが軒並みお買い得。『0』『7』のナンバリングタイトルは一本当たり963円~1931円、最新作の『龍が如く8』も40%オフの5808円で販売中です。一本遊んでみて気に入ったら、シリーズを大人買いしちゃうのもアリかもしれません……。

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ライター
スパイスからカレー作っちゃう系の元バンドマン。占いも覚えたが占いたいことがないのですぐ忘れた。思い出のゲームは『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』

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