無性に人をブン殴りたいときってありませんか?
ありますよね。私はあります。
ライターが編集者をブン殴りたいように、上司や部下に教授や友人。人間誰しもブン殴りたい人がいるはず。ただ流石に現実じゃそんな事できないので、そんな気持ちを原動力に対戦ゲームに興じるなんてこともある……かもしれません。
とはいえコントローラやマウスのポチポチにも限界はあるわけで、やっぱり本気で殴ったほうが楽しいじゃないですか。身体バチコリ言わすくらい殴りたいよなぁ。なんて思っていると編集部から「VRで人を殴るゲームやりませんか?」とのお誘いが。
拳だけじゃなくてバットで殴ってもいいし、銃で撃とうが刀で切ろうがビルの倒壊に巻き込んでも良いんですか!?やるしかないじゃん、上の人間も誘うしかないじゃん。
というわけで今回は、「現実でやっちゃいけないこと、全部やろうぜ」をキャッチコピーとして掲げるVR対戦アクションゲーム『ブレイゼンブレイズ』で担当編集をブン殴っていきたいと思います。
※本記事中で表現される「殴りたい対象」は“一部”フィクションです。
文/Squ
担当編集は殴れなかったけど、開発の人が殴られてくれた
しかし、無念。筆者の殺気を察知してなのかは定かではありませんが、体験会当日は編集部全員不在!!!悲しみに暮れていると、本作を手掛けるMyDearestさんから「うちのスタッフを殴りにきてください(拡大解釈)」とのご連絡が。取引先の人間を……殴る!? 許されるのか、そんなことが。
わざわざ殴りに来いというからには、このゲームにおける「殴りの気持ちよさ」に相当な自信があるということ。ここで本作が持つ「殴る気持ちよさが際立つゲームシステム」を見ていきましょう。
まず、本作『ブレイゼンブレイズ』は3vs3によるチーム戦が主体のVR対戦アクションゲームです。勝利条件は至ってシンプルで、「相手チームをブッ飛ばして全滅させる」ことを目指します。
本作ではランナーと呼ばれる個性的なキャラクターたちが登場。マッチング後に好きなキャラクターを選んで対戦に挑みます。メインとなる武器やスキルはキャラクターごとに固定されているので、各々の趣向に合わせたチョイスをするといいでしょう。
今回の体験会時点ではライオットをはじめとした7名のランナーを選ぶことが可能となっており、近接攻撃が得意なランナーから遠距離主体のランナー、戦場を飛び回ることが得意なランナーまでさまざま存在します。どのランナーをチョイスしても「確殺にはパンチが必要」となるため、日ごろからシャドウボクシングをしておくと役に立つかもしれません。
以前開催されたクローズドアルファでは、チーム3名に対してランナーが3人とミラーマッチ必至という状況でした。そのため、人数差を意識した戦法が圧倒的に有利という非常に厳しいプレイ環境だったのですが、今回は倍以上のランナーが用意されていることで必然的にミラーでの対面は発生しづらくなっています。
とくにベルベットやレヴィンのような近距離攻撃が主体のキャラクターや、遠距離攻撃が得意なチルアウト、爆風を駆使してフィールドを飛び回るサンシャインといったキャラクターの存在が様々なメタを生み出しているようでした。
🚀正式リリース開始まであと5日🚀
— ブレイゼンブレイズ公式@Meta Quest & SteamVR (@BrazenBlazeVRJP) July 14, 2024
LEVINスペック紹介!⛈️
自身を強化しながら戦うバランスタイプ。
スキルで自身を強化するタイミングを見極めろ!⚡️
☞Meta Quest版https://t.co/XYXlAwHeqJ
☞SteamVR版https://t.co/UaqjNeLZ9k pic.twitter.com/pHZF7l1foi
目先のモノは全て殴っちゃえ!直感的な操作で快感だけ味わおう
本作の魅力はなんといっても直感的な操作感。複雑なコマンドを覚えなくても、拳を前に突き出すだけで簡単に他人にパンチをお見舞いすることが可能です。綺麗に決まった時の気持ちよさたるや……。
他に覚えなければならないことと言えば、肩に手を伸ばせばメイン武器、腰に伸ばせばサブ武器が持てるよ!ということくらいでしょうか。撃つ、殴る、食べるといった基本的なことは現実と同じような手触りで繰り出すことができるはずです。
ただVRということは、VR酔いという懸念点が残るはず。以前本作の記事を執筆した際も、引用リポストで「酔いそう」という声が寄せられていました。
いろんなゲームをいいとこどりした、VR専用ハイスピード対戦アクション『ブレイゼンブレイズ』は当然楽しいhttps://t.co/zCopdFWz66
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) October 25, 2023
『スマブラ』のように吹っ飛ばし、『オーバーウォッチ』のように撃ちまくり、『ボンバーマン』のように狭まるフィールドを飛び回る。欲張りセットな超新星 pic.twitter.com/hCiZq69eum
わかる~~~!
こんだけハイスピードですからね、そう思ってしまうのも無理はないでしょう。筆者も実際にプレイするまでは「これめちゃくちゃ酔うのでは……?」なんて思っていました。筆者自身酔いに耐性がまったくなく、車に乗ったら酔うわ、電車でゲームしても酔うわ、VRなら視点がスムーズに動くだけでもウッとなる有り様の人間です。
しかし本作、不思議なことに遊んでいる間はまったくと言っていいほど酔いませんでした。記事を執筆するにあたって、約2時間から3時間ほど連続でプレイしていたわけですが……なんだろう、マジで酔わない。詳しい理由こそ定かではありませんが、多くのユーザーから「酔いにくい」というポジティブなフィードバックが寄せられているようです。
もっとも、VR酔いには個人差があるため、絶対に酔わない!とは言いきれません。ご自身の体調に合わせてプレイすることは頭の片隅においておくことをオススメします。また、VR酔いには市販の酔い止めも有効なので、リリースされてからプレイしてみたい読者の方は併せてチェックしておくといいでしょう。