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基本プレイ無料のタルコフライク『Arena Breakout: Infinite』はジャンル初心者の参入口になってくれそうな予感。要所要所のチュートリアルが助かる【TGS2024】

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『タルコフ』ライクの脱出系FPSの新作が東京ゲームショウ2024(以下、TGS)に出展するらしいという話を聞いた。その名も『Arena Breakout: Infinite』(アリーナブレイクアウト インフィニット)。

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(画像はSteam:Arena Breakout: Infiniteより)

FPSが好きな人なら既に聞き及んでいる人も多いだろう話題作で、リアル志向でミリタリー色の強いタイトルだ。そんな本作の最大の特徴は基本プレイ無料のタイトルであること。そのため、新規のプレイヤーが参入しやすいゲームとなっており、本作で初めて同ジャンルに触れるという人も多くなるかもしれない。

そんな本作はすでにスマホ版がリリースされており、さらに没入感が向上したグラフィックとなったPC版が、現在正式リリースに向けて早期アクセスを行っている。

TGS2024では両バージョンの試遊機が用意されており、今回はブースにお邪魔してPC版をプレイさせていただいた。ブースでは作品世界の雰囲気を再現したフォトスポットなども展開されていたので、その模様なども合わせてお届けする。

取材・文/恵那
編集/実存


ブースではフォトスポットの展開や、豪華賞品のくじ引きも

『Arena Breakout: Infinite』はPvEvP脱出系のFPSであり、戦場で貴重なアイテムを探し、それを持ち帰るのが目的となる、いわゆるタルコフライクと呼ばれるジャンルのゲームだ。

一般的なオンライン対戦型シューターと異なるのが、目的はあくまで物資を持ち帰ることで、敵を倒すのはその過程のおまけにすぎないということ。デスすると獲得した戦利品はもちろん、レイドに挑むために持ち込んだ物資もすべて失ってしまうためゲームには常に緊張感があり、リスクとリターンを考えながら、戦略的な行動を取っていく必要がある。

TGS2024会場のホール8, 08-N08に構えられたブースはPCとヘッドセット、それにスマートフォン版のプレイのために携帯端末などが並んだ、硬派なゲーマー空間となっている。加えてフォトスポットもゲーム内の雰囲気を感じさせるさまざまな装備品やモデルガンが展示されており、ブースの空気を一層引き締めている。

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……かと思いきや、ミリタリーっぽさのあるファッションに身を包んだ美女レイヤーさんたちが現れ、すごくノリのいい感じに写真を取らせてもらった。あれ、なんか思ってたより軽いな……?

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ブースではゲームの試遊がメインとなっているが、それに加えていくつかのミッションを達成することで会場限定のくじをひくこともできるようになっている。

Tシャツやミリタリーワッペン、ドッグタグ風のアクセサリーなど、かっこいい商品が当たるチャンスもあるというので、興味がある人は狙ってみるといいだろう。

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試遊台では早期アクセス環境のゲームがすぐにプレイ可能

ゲームの試遊に関しては、既に始まっている早期アクセス環境でのプレイができるようになっている。メールアドレスを登録してアカウントを作成したら、そのままゲームが始められる。

短いムービーが流れたあとに、さっそくチュートリアルが開始。「どこにいって何をやれ」とか、「◯ボタンで◯◯ができる」といった説明が出てくるので、何も知らずに始めても最低限の動きや操作は教えてくれる。このジャンルではまったくチュートリアルがないゲームもあるので、その点は親切な作りになっていると言えそうだ。

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グラフィックに関してはさすがによく出来ており、影や暗さの表現などもリアリティがあって没入感を得られやすいと感じた。

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(画像はSteam:Arena Breakout: Infiniteより)
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(画像はSteam:Arena Breakout: Infiniteより)

スマホ版からは順当にグラフィック面が強化されている一方で、PC版になるにあたり、あえて削られた要素もある。そのひとつが音紋センサーで、スマホ版では音の方向がわかるセンサーがあったのに対し、PC版ではゲームへの没入感を重視したため削除したのだとか。

チュートリアル戦闘については10分ほどで終了。そのままキャラメイクを行って、通常のレイドに挑むことができる。

ただ、レイドに挑むに当たっては、装備として何を持ち込むのかを決める準備も必要で、ここでもチュートリアルとして「どんなものを持っていくべきか」などの解説を行ってくれる。医薬品や弾薬については勝手が分かりづらいため、こうした配慮は地味ながらありがたい。

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じつは筆者もタルコフライクのゲームを触るのはこれが初めて。「骨折ってなに!?」「脱出地点についたと思ったら閉鎖された!?」などなど、さまざまなトラブルにあって、最後はあえなくデスしてしまった。

……と「洗礼」を受けつつも、ゲーム内では要所要所でしっかりチュートリアルが用意されており、「何もわからず、なぶり殺しにされる」ようなことがないような配慮がなされている様子だった。

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基本プレイ無料ということもあって、参加障壁は確実に低くなっているタイトルではあるので、興味がある方は公式サイトからクライアントソフトをDLして触ってみるといいだろう。

先述した通り、同作は現在既に早期アクセスが始まっており、今年中にも正式リリースを迎える予定とのことだ。TGS2024会場ではホール8、08-N08ブースにて出展されている。

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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