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この顔とこの声で、実装されないわけなくない!? 『ゼンレスゾーンゼロ』に1分くらい登場する未実装どころか名前すら不明な金髪美男子が好みすぎて記事を書いてしまいました

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「過去の男」なんだよ

【ゼンゼロ】『ゼンレスゾーンゼロ』のたった1分しか出てこない謎の未実装金髪美男子が好きすぎて記事書きました_008

話を本題に戻そう。

そもそも、「ライカン」というキャラは単体で十分成立しているキャラだと思う。

つまり、別に「誰かとの関係性」「別キャラとのセット」といった点がなくても、割かし単独で魅力的なキャラなのだ。事実、なんかひとりでananの表紙飾っちゃってるし。「狼ケモノ執事」という要素だけで、もう十分すぎるくらいキャラが立っている。

一応言っておくと、「セットになってるキャラが悪い」とかそういう話ではない。むしろ、キャラクターを作る上で「誰かとの関係まで含めてキャラとして成立させる」のは一般的な方法だと思う。性格的なところや、実際に並んだ時にツートーンになるようなデザイン面まで含めて。

でも、ライカンは結構ひとり立ちしてると思う。
極論、ライカンが「ヴィクトリア家政」というグループから外れたとしても、割とキャラ的には立ってると思う。そのくらいインパクトがあって、独自の色を持っている存在な気がする。もう、ライカンの話は前に1回したから詳細はこの記事を読んで!!

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でも、そんなライカンに「過去の男」がいたことがエージェント秘話で発覚する。
やりすぎだな。

元々ライカンってやりすぎなキャラだと思ってたんだよ。単独でも十分すぎるくらいあざといキャラだと思うんだよ。でも過去の関係性まで用意されていた。これはやりすぎだな。なんか、ここだけ空気感おかしいよね? 『ゼンレスゾーンゼロ』という作品の中で、ここだけ異様な空気なんだよ!!

もちろんそれぞれのキャラクターに「過去の話」は用意されていると思うのだけど、ライカンは特に「まだ明かされていない過去」が多い。その断片が噴出しているのがエージェント秘話。なんなら、我々は「フォン・ライカン」という存在の半分も知らないのではないか、と思わせられる。

だって、この過去回想の時点ではライカンって普通に生足なんですよ。

ヴィクトリア家政として戦っている現在は「義足」だけど、過去は生足だった。むしろ「義足」ってライカンというキャラを構成する要素の中では結構重要そうなのに、過去から考えると「どこかで義足にせざるを得なくなった」ということだ。でも、なぜ義足になったのかはわからない。ホヨバ、焦らすじゃん?

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一瞬、自分の足があった頃のライカンが映っています。

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「想像してみろよ、ライカン。」

「いつか俺たちは…賛美と誹謗、敬慕と罵倒、信奉と背信、そのすべてを浴びて立つことになる。頂きにいる者が、遍くそうであるように。」

「どうだ?こいつは、ことのほか━━そそられるだろう?」

「フン。空想にふけんのは、今回の件を片付けてからにしろ。」

そもそもこのエージェント秘話では、「ライカンが過去にヴィクトリア家政ではない別の職業についていた」ことが、ひたすら匂わされ続ける。まぁ……アレですね、いわゆる「昔はカタギじゃなかった」的な匂わせです。その匂わせが、例の1分くらいのシーンで種明かしされているような感じです。

ヴィクトリア家政に所属する前のライカンは、別に執事でもなんでもない職業だった。むしろ、アウトローに属していた。その時は相棒っぽい人がいた。ちなみに相棒っぽい人は、今も普通に存命している。ここまでが例の1分くらいのシーンでわかる情報です。

でも、具体的に何をしていたのかは全部内緒。
焦らしやがってこのヤロー! この「チラ見せ」と「焦らし」がなんとも絶妙な塩梅で共存しているのが、ライカンのエージェント秘話だと思う。むしろ焦らされなかったらこんな記事書いてなかった。

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だから、総合的には「ライカンというひとりのキャラに対してここまで過去を用意していること」と、「いつ実装されるのかもわからないキャラがフルボイスで一瞬だけ登場する気の遠くなるような作り込み」がすごいな、と感じました。

ここはもう、ストレートにすごい。

そもそもHoYoverseってものすごく長期的に計画を立ててゲームを作っているんだろうなということはひしひしと感じていたけど、リリース段階でここまで仕込まれていると、さすがにちょっとビビる。

しかも、思った以上にライカンにストーリーを背負わせてるのが嬉しい。ライカン、多分メインストーリー的にも重要なんじゃないですか? どうなのかな? これはanan行くわー、anan飾るわー。

とにかく、あの金髪美男子の実装待ってます。

乗るしかない、このビッグ・ライカンウェーブに

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微妙に尺が足りていない気がするので、ライカンの信頼イベントの話でもしよう。
なるほど、1分のシーンから記事を作ろうとすると流石に尺が余るんだな。

でも、本当は最初にライカンの記事を書いた段階で、エージェント秘話と信頼イベントのことも書きたかったんですよ。実際は締め切りという名の悪魔に殺されましたが。なので、今度こそライカンの記事を完結させる。これはもう私の自己満足だ。

というか、ananの表紙からライカンが気になっている人は、そもそもこの「信頼イベント」の概念がよくわからないかもしれない……ので、ここから説明しましょう。もう、ここを「裏anan」だと思ってくれ。裏ananって何?

いいぜ、いつだって『ゼンゼロ』を始めてもいいんだ。別にananの表紙から始めてもいいし、出番1分程度のキャラから始めてもいい。この記事、本当はそういう話をしたかった。合間の不純物が多すぎて全然伝わってないだけで。

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簡単に言うと、「連絡先を交換したキャラとゲーム内で直接DMをして、一緒に遊ぶことができる」というシステムである。

つまり、ライカンさんとも一度連絡先を交換すれば、いつでも遊びに行けるようになる。何度か遊んでいると、徐々に好感度も上がってきて……といった感じ。ゲームを進めると、そのうち連絡先が交換できたりするよ。

そして私は、この「信頼イベント」の概念そのものが好きなのだ。

なんか、「キャラとDMをする→待ち合わせをする時間帯を決める→実際に遊ぶ」というこのワンセットが良い。ゲーム的に突き詰めていくと、極論「待ち合わせをする時間を決める」というターンは必要ないはず。でも、これがあった方が「実際に遊んでいる感」がある。だから、キャラに実在感を感じられる。

自分、スタレでもログインした時にキャラと軽いチャットができるシステムが好きだったんですよね。別にゲーム的には全く必要のないシステムなのに、この「余分なやり取り」があると、一気にキャラへの愛着が増す。しかも、「チャット」という精神的なハードルの低さもちょうどいい。

なんなら、ゲームにおいてキャラクターに実在感を感じるためには、ちょっと煩雑なくらいがちょうどいいとすら思う。……という話を本格的にすると脱線しすぎるので一旦戻しましょう。

とにかく、私はこの「信頼イベント」のシステムそのものが結構好きなわけです。

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で、ライカンさんと何回もDMをして仲良くなるうちに、映画デートに行けたりするようになる。なんか巻頭歌っぽいタイトルの映画を一緒に見られるようになる。うーん、最高のシステムですね。

「いつでもDMをして、いつでもキャラと一緒に遊びに行ける」という点において、ホヨバタイトルの中では唯一無二のシステムだと思います。

だから、あの話題のananの表紙だって、もしかしたらライカンさんとのデート中かもしれないわけですよね。ふたりでフラっとルミナススクエアのカフェに入って、ホッとひと息ついているワンシーンかもしれないわけですよね。この記事どんだけananの宣伝してんの? 他紙やぞ?

既にライカンを加入させている方、ぜひ信頼イベントもやってみてください。そしてライカンをまだ持っていない方……乗るしかない、このビッグ・ライカンウェーブに。

だからアレですよね、もしあの金髪が実装されたら、ヤツともデートに行けるかもしれないわけですよね。ライカンさんとデートしながら、あの金髪ともデートできる。うわーっ! 私ってばなんて罪作りなオンナなんだろう! いや、ゲーム内の俺はリンだし。

そしてみなさん、よくこんな虚無い記事を最後まで読んでくれましたね?

「現状1分くらいしか出番のないキャラで1本書く」とか、我ながらいよいよ極まってきていると思います。お付き合いいただきありがとうございました。この金髪が本当に実装された時……続きがあるんじゃないでしょうか!?

本当か!? 本当に実装されるのか!?

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ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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